静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

★ 2015.12.28   ≪ 中国人社長の引責自殺 ≫   ≪ 大衆/時流/空気 迎合の浅はかさ ≫が国を亡ぼす

2015-12-28 20:17:02 | トーク・ネットTalk Net
 ★ 中国鉱山事故:坑内の水に飛び込み社長自殺 http://mainichi.jp/articles/20151228/k00/00e/030/111000c
・  中国山東省平邑(へいゆう)県の石こう鉱山で起きた崩落事故で、鉱山を経営する企業の会長が27日未明、坑内にたまった水の中に飛び込み、自殺した。
    【性善説的解釈】 ⇒ 犠牲になっている可愛い社員に申し訳ない! と発作的に飛び込んだ。  潔い男である!!
    【性悪説的解釈】 ⇒ この国で事情聴取前のいきなり逮捕は時間の問題。 あとは審理プロセスなど誰もわからないまま闇に葬られる。 
                 なら、恥辱を味わう前に死んだほうがましだ。 生命保険も家族に遺せる。
    ⇒ 若しこれが日本で起きた事件だとしよう。  ははは、日本のマスメディアは上のどちらで流すと思いますか?

 ★ 風知草 なぜ、しゃべるのか=山田孝男 http://mainichi.jp/articles/20151228/ddm/002/070/057000c 
・ 戦後70年の今年、私は政府の歴史認識問題に関する懇談会に参加させてもらった。
  顧みて私が最も重要だと思うのは、「右寄り」が定評の安倍晋三首相が招集した懇談会でさえ、中国・韓国を露骨に批判したり、日本の無謬(むびゅう)性に固執
  したりするような主張は皆無だったということだ。← 北岡座長の聡明さであろう。 敬服する。
・ 評論家、福田恒存(つねあり)(1912〜94年)の「近代日本知識人の典型清水幾(いく)太郎(たろう)を論ず」(「中央公論」80年10月号。福田恒存全集第7巻収録)は、
  事の本質をえぐって今も輝く。
 * 清水幾太郎(1907〜88年)は、戦後平和運動の花形論客でありながら、のちに平和運動批判へ転じた社会学者である。
   福田は、もとより保守派だ。旧知の清水の転向を歓迎するかと思いきや、こてんぱんに批判した。
   福田は言う。清水の関心は日本の防衛ではなく、自分の防衛、保身、遊泳にある。他方、資源などの制約から、日本の軍事大国化など絶対不可能だ。   
    ⇒ この福田氏の発言に接し、私は若い頃からの福田恒存観を 少し改めた。
 
<中国や韓国を強く批判すればネット情報のアクセス件数が増え、本や雑誌が売れる現実がある。問うべきは、なぜ、過激な発信に走るのかだ。  ウケ狙いは論外である>。 
 筆者は新聞媒体に身を置く立場だから「過激な発信」に走るのを戒める。だが、この問いかけは、実は、職業を問わず成り立つ。  小泉劇場が「過激な発信」の下地を作ったことは今や誰もが気づいている。 テレビタレントから漫才まで、売れれば勝ち、それは許そう。   だが、政治言論は「ウケ狙い」「お笑いの世界」ではない。 
   浅はかなパフォーマンスが国の政治にまではびこる。  これを恥ずかしいことと思わないほどに日本人の民度/質は落ちたのか?
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