静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

≪ 午後の笑い話 ≫

2024-03-21 15:29:02 | 時評
☆★【CNN.Japan】母親が10日間の休暇、置き去りにされた1歳児死亡 「究極の裏切り行為」に終身刑 米オハイオ州‥全文掲載
* (CNN) 米オハイオ州クリーブランドで生後1年4カ月の乳児が自宅に置き去りにされて死亡する事件があり、同州カヤホガ郡の裁判所が母親に仮釈放なしの終身刑を言い渡した。
 検察によると、クリステル・キャンデラリオ被告は昨年6月、10日間の休暇を取り、娘のジェイリンちゃんをベビーサークルに入れ、数本のミルクだけを置いて自宅を出た。隣人の防犯カメラはジェイリンちゃんが
 泣き叫ぶ声をとらえていたが、キャンデラリオ被告はその頃、友人の男性と一緒にプエルトリコにいた。ビーチで数日間過ごし、デトロイトに立ち寄った後、16日に帰宅したキャンデラリオ被告は、
 ジェイリンちゃんが死亡しているのを発見した。
  検察や警察によると、ジェイリンちゃんは糞尿(ふんにょう)まみれのマットレスの上に横たわっていた。やせ細って目は落ちくぼみ、唇は渇き、口や爪に便が付着していた。体重は2カ月前に比べて3キロ以上
 減っていた。

* キャンデラリオ被告は殺人罪や子どもを危険にさらした罪を認めた上で、許しを求めて毎日祈っていると主張。神とジェイリンちゃんは許してくれると信じると語り、
 「自分の行為を正当化するつもりはない。けれど私がどれほど苦しんで、どんな思いをしてきたかは誰にも分からない」と訴えていた。
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<1> 日本でも類似の事件があったが「仮釈放なしの終身刑」には多分なりそうにない。何故だ!殺人に等しい罪だぞ。日本は司法における量刑センスがおかしいのでは?
<2> 『神とジェイリンちゃんは許してくれると信じる』???我が子を死なしめた女性のセリフに唖然!! 何教か知らぬが、ここに「神」が出てくるとは? 
   この理屈って何???  信者にとっての「神」とは何? 実に便利な存在だな、ええっ(笑)
コメント
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世界で広がる「自由選挙に基づく議会政治」を正面から否定する勢力に負けるな  自由を否定する勢力は孤立させよう

2024-03-21 09:00:27 | 時評
<1>【AFP時事】「植民地支配者の考え方」 中国、香港安全条例批判の英国に反発
 1997年に中国に返還されるまで英国の植民地だった香港は19日、重大犯罪とされる国家への反逆・反乱、国家機密の窃取やスパイ活動などを罰する新法を可決した。これを受け、英国のデービッド・キャメロン
 外相は、「拙速」なプロセスによって「香港で享受されている権利と自由がさらに損なわれる」法律が作られたと批判した。これに対し、中国外務省の駐香港特別行政区特派員公署は20日の声明で、英国は
 「偽善的で二重基準だ」と非難。「英国は香港の状況について扇動的で無責任な発言をしている。それはすべて根深い植民地支配者、説教者としての考え方に基づくものだ」と反発した。
 「二重基準」は、英国自体の国家安全保障法に言及したとみられる。
<2>【テレ朝】香港「国家安全条例」23日施行 台湾からも懸念の声
 (台湾:華人民主書院 曾建元氏)
 「この法律の成立後、彼ら(香港人)は故郷に帰れなくなる可能性があり、特に海外にいる場合は海外の敵対勢力と共謀したと非難されるかもしれない」
 香港の民主化を台湾で支援する団体には、当局からの摘発を逃れるために香港から引っ越してきたメンバーも参加しています。異例のスピードで成立した香港の国家安全条例は23日に施行されますが、
 同じ日に台北市内でデモ活動を予定しているということです。
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 <1>で中国外交部が『偽善的で二重基準だ』と英国に反駁した言辞の詳細を観たいところだが、其の論旨は「自分だってスパイ取締法を使い取り締まっているではないか」
 であろう。だが、言うまでも無く、この反駁は嘗て香港市民が享受していた各種の自由を奪ったことへの非難に正面から答えていない。

 これに留まらず、中国は2021年12月に発表した「中国的民主」白書に基づく≪中国式民主≫を振りかざし、国際会議「民主主義フォーラム」を開催した(昨日3/20)。
 中国共産党のいう「民主」とは毛沢東このかた≪人民民主独裁≫&≪民主集中制≫であり、政党政治に置き換わる機能として党中央が監視する「政治協商会議体制」を言い募る。

 「政治協商会議体制」では日本の村に当たる「鎮」の段階から「人民代表」を選挙で選ぶ建前だが、誰もが共産党の監視下にあり、意見の違いを許されたまま制限なく立候補することはできない。ここに西欧そして日本他が採用する「自由選挙」との決定的な差異がある。 ここを中国首脳部は一度も言及していない。
  ← 今回の香港「国家安全条例」は、意見の違いを表明する者を逮捕拘束するのが狙いだから、自由選挙の完全否定だ
「自由選挙」では、我々が毎回ウンザリしてきたように、適格とは思えぬ愚かしい泡沫候補であれ国家が立候補と選挙運動を抹殺することはない。これは政策決定に時間がかかる欠点とともに政党政治を基本とする議会政治の大きな無駄(時間と費用)であるが、だからといって我々が此の「自由選挙」を捨てることはない。
  <2>の台湾人・曾建元氏の決意は我々と同じ軌道にある。ゆえに国際的承認の多寡に関わらず、中華民国は存立を守られねばならない。

★ それにつけても、次の報道に私は腰を抜かした。トランプ氏がなんと16日オハイオ州で開いた集会で「議会襲撃でひどく不当に扱われた人質のためにご起立ください」
 とナレーションが流れ、「米国を再び偉大に」というスローガンの頭文字「MAGA」と書かれた赤い帽子をかぶったトランプ氏は右手で敬礼した、という。【共同通信】
  トランプ氏は自分が敗北すれば不正があったと言い募り、選挙結果を認めない。しかも議会政治の中核である議事堂襲撃を肯定・称揚し続ける人物が未だに大統領選挙活動
 を許される。これは理解しがたい制度上の皮肉であり、中国共産党とは違う次元での西欧式デモクラシーを揺るがす存在となっている。
 だが、トランプ氏がどんな愚行に及び妄言を吐こうが、バイデン大統領と真っ向から異なる主張をするからといって妨害・拘束されることはない。これが自由な民主主義だ。

☆ 毛沢東の『反面教員(=教師)』を思い出そう。意見の違う人を放置し孤立させるのが毛沢東の趣旨だった。我々は、自由選挙を否定する勢力こそ孤立させねばならない。
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