全国地震動予測地図2020年版

地震雲?を観測したのは少し前に記したが、改めて地震のリスクなどを確認してみる。
公式文書としては、政府の地震調査研究推進本部が今年の3月に公表した、「全国地震動予測地図2020年版」が一番詳しい。

ページ構成は、ポイント、概要、本編・地図という感じになっている。
手引きや解説については、地震予測の条件・手法などが事細かに記載されている、が、私を含め、大多数の人にとってはこれはどうでもよい(<理解できないともいう)。
知りたいのは、自分が住んでいるところが大地震に襲われるかどうかだ。

ホームページ中盤以降に「地方別地震動予測地図及び都道府県別地震動予測地図」として、確率論的地震動予測地図があるので、これを見るのが一番わかりやすいか。
これによると、北海道東部、関東から中部・四国の太平洋側は、今後30年以内にどこかで震度6弱以上の揺れに見舞われる確率はほぼ100%!!
ハザードカルテとして、県庁所在地の予測も掲載されている。
これによると、我がイバラキの県庁所在地水戸市では、今後30年以内に震度5弱以上は100%で確定、5強以上が99.5%でこれも確定、震度6弱以上が80.6%で全国1位となっている。
揺れの原因は断層地震ではなく、太平洋プレートがずれ動くもの。よって、水戸市が大きく揺れれば、他の地域も少なからず被害が出るということだ。

ちなみにお隣の栃木県は、真ん中できれいに分かれている。東側、イバラキに隣接する側は高確率で大きな揺れに見舞われる。宇都宮市で震度6弱以上の確率は12.7%。
一方、西側、群馬県側は断層が原因の地震発生確率が高いが、今後30年以内では3%程度だ。

全国をザっと見たが、やはり水戸市の80.6%が突出して高確率だ。
南海トラフ地震のリスクが高いと言われている徳島市は、震度6弱以上の確率が74.5%、同じく高知市で74.8%。こちらの方が高確率かと思っていたが。

改めて資料を見ると、やはりいつ大地震が来ても不思議ではない状況だ。
生き延びるための備えは重要、さっそくチェックだ

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