座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

渋沢栄一イベント

2016-09-04 | おしゃべり
深谷市にお住いの読者の方々のお手元には、
「広報深谷」が届いている事と思います。

17ページをご覧ください。

今年も渋沢栄一関連イベントがめじろ押し!

http://www.city.fukaya.saitama.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/4/2016-09-14-23-2.pdf


1、論語の里まちあるきツアー

2、渋沢栄一講演会

に続き、

3、栄一塾

というのがあります。


10月10日に
「渋沢栄一の人づくり  教育を通じてのメッセージ」

10月30日に
「中瀬河岸と渋沢栄一」

という2回の講座が 渋沢栄一記念館で行われます。





続いて、11月3日に見学会が催され、

「中瀬河岸」の関連史跡として 
河岸問屋や 両替商と一緒に
中瀬の吉祥寺が 見学コースに含まれています。

というか、集合は吉祥寺です(笑)。

講師は 持田先生ですので、
吉祥寺の住職が話すよりも
わかりやすく 聞きやすく 
より広範な知識を得られるものと思います。



参加料は資料代を含め1000円という事です。

申し込みは、
9月12日(月) ~ 10月7日(金) までに
参加料を添えて 渋沢栄一記念館(587-1100)まで どうぞ。

定員は30人です。



江戸の文化が 深谷地区に流れ込んだ昔日が 
よみがえるかもしれませんよ!






また、11月25日には 
「渋沢栄一がかかわった大学めぐり~バスツアー」
が予定されています。

こちらは、別途5000円の参加料が必要です。



『ファミリーヒストリー』

2016-09-03 | おしゃべり
義父は、20歳の頃に 戦争末期を迎えました。

毎月 部隊を転属しながらも、
外地へは行かずに済み、生きて終戦を迎えました。

その頃の事は、
抑留」の伯父ちゃんと同じく、
まったく話に聞いた事がありません。

思い出したくない事が多かったのでしょうか。






NHKの「ファミリーヒストリー」という番組が好きです。

気が付いた時は なるべく見るようにしています。

(その割には あまり見てない。。。)

そうして気がついたのは、
現代に生きる私たちの両親や祖父母は、
必ず、あの<戦争>の影響を受けて生きてきた、
というものです。

その先に生きているのが、私たちなのです。

私たちは、あの<戦争>の影響を受けて 生きているのです。

当然と言えば、当然かもしれませんが。





戦争に行った父、祖父。

残された母、祖母。

疎開。

空襲。

残された家族。

叶えられなかった再会。

叶えられなかった夢。

実行できなかった約束。

失意。

燃え残る夢。

消えない後悔。

平和の代償。

思いがけない再開。

迎えられた出会い。

繋がる縁の糸。



それらを引きずって 子に託す夢。

見守るしかない親。

よみがえる思い。

平和への誓い。

償いの意識。





人は誰でも 挫折を経験する事なしには 大人になれません。

しかも、日本人は 誰しも、
戦争という大きな転換点を超えて 現代まで生きて来て
子どもたちに 後を託していきます。

決して良い事ばかりではなかった、
いえ、悪夢のような事が多かった時代。

そんな日々を過ぎて
貧しい戦後は がむしゃらに働いて
あるいは 生きる意欲をなくしたままで
現代につなげて来てくれた人たち。

そんな人たちのおかげで、
私たちは 今 生かされています。





私が最近思うのは、
戦争に行った、ほとんどの人たちは
家族のために行った、という事。

祖国のために戦った、という事。

母のために、父のために、妻のために、わが子のために、
戦った
という事です。






なるほど、戦争は戦争です。

戦争になったら、きれい事ばかりでは済まないのでしょう。

悪いことも、したかもしれません。

でも、
兵士のほとんどは、家族のために戦った、
という事だけは 忘れたくありません。



侵略したいと思って戦った人たちよりも
母を、わが子を守りたいと死んでいった人たちの方が、
はるかに多いはずです。



戦争を礼賛するつもりは全くありませんが、
ご先祖に 戦争体験者の方がいらっしゃったら、
外地・内地・銃後の別なく、
みなさん 必ず 苦労なさったわけですから、
感謝の心を捧げたいと思うのです。

それでも生きて 子孫を残し、育ててくれた事を 
有り難いと感謝しなくてはならないと思うのです。

そして プロパガンダに惑わせれてはならないゾ、
と強く思うのです。

父親と息子

2016-09-03 | おしゃべり
9月になりました。

日の暮れるのが 早くなりましたね~。



先月の事です。

ある方が、
「父親と息子っていうのは、
 永遠にライバルだから、
 仲良くするって、できないらしいね。」
とおっしゃいました。

私も訊いた事があります。

「そうらしいですねぇ~。」



その話に、里帰りしていた娘が、
「うちのおじいちゃんは、偉かったね。」
と言いました。






義父は、成人して社会人になったふたりの息子に、

「そうかい。

 たいしたもんだね~。」

としか、言いませんでした。



ふたりの息子を、<認めて>いたのです。

言われた息子たちは いい気になって、
ますます生意気になったのに違いないのですが(苦笑)、
生意気を言われても、

「そうかい。

 たいしたもんだね~。」

でした。



息子たちは反発する事もなく、
自分が選択した道を生き生きと生きて、
父親と仲良し親子でいたように思います。

孫娘の目にも、そのように映っていたのでしょう。





世間では、心理学的にも、父と息子は永遠のライバル。

「仲良し親子」なんて、男にはできないのだ、と言われています。

それはそれで、息子の成長に 大きく寄与しているのでしょう。

残念なような気もしますが。