空を見上げて

事務所猫チャコと家猫ごん太 2ニャンと楽しい日々

ツレがうつになりまして。

2006-12-12 14:42:10 | 読書
幻冬舎 1、155円

義母がうつのこともあり、漫画で読みやすいのと手頃なお値段ということで購入。
今まで4~5冊うつについての本を買ったが、当事者の本は初めて。

今まで購入したほとんどは、医者からの助言的な内容のものばかり。
読んでいくと、うつ患者に向けての内容っぽいものもある。
しかし、うつ患者は絶対と言っていいほど、本は読まない。
ましてやあんな小さな文字、読む気になるわけがない。

うつは誰にでもなる病気ではあるが、その予防策として健康な時に
うつのメカニズムをあらかじめ知識として取り入れていたとしても、
うつになった時の自分は、今までの自分ではないのだから、
知識が役にたつのかどうかは、疑問なところである。
わかっているのに行動出来ない自分に、もどかしさを感じるだけではないだろうか。

この本は夫がうつになった時のことを、妻が出版した本。
そう、そう、と納得することばかり。

テレビ番組はNHKしか見ないっていうのも、そうだった。
私は、しかめっ面をしながら小難しい番組を見ている義母に、
バラエティー番組を見て笑ってもらおうと思って見せていたが、
それはイヤなことだったんだと知った。
義母は、私がトイレに立つと、すぐにチャンネルを替えていた。

医者からの立場での本は、家族の協力が必要と、必ず書いてある。
もちろん私もそう思うのだが、それは結構大変なことだった。
毎日聞かされる自虐的なこと。
それをいちいち「そんなことないよー」と慰める。
一言一言に敏感になっている為、イヤなことを言われても、言葉を返せない。

そんな家族の愚痴を、この本は書いてくれている。
みんな、そーなんだ~と、ちょっぴり気が楽になった。
大らかに、肩肘張らずやっていこうという気にさせてくれた。

ちなみに・・・
この著者の名前、なんていうんだろう?
細川・・・何?
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