空を見上げて

事務所猫チャコと家猫ごん太 2ニャンと楽しい日々

蓬平温泉

2007-02-13 17:23:15 | つぶやき
何年か前に2泊3日の旅行に出かけたことがあった。
1泊目はたしか白馬温泉で2泊目は新潟に戻って、この蓬平温泉だった。
夜7時頃には到着する予定だった蓬平温泉。
ところが、実際には9時になってしまったのだ。

途中で電話を入れたが、料理する人はもう帰ってしまっているだろうから、
冷たい料理だろうね・・・なんて車の中で話をしながらそこを目指した。
もちろんそうであっても遅くなったのはこちらの落ち度。
文句を言う気持ちなんて、さらさら無かった。

しかし、である。
遅く到着した私達を出迎えてくれたのは、女将の挨拶と暖かい料理だった。
料理だって一度に全部出してくれても良かったのだが、
次々と順序だてて出てきた。
だから暖かいものは暖かいまま出てきたのである。

もちろん私達は感激した。
涙こそ流さなかったが、そのやさしさは心に沁みた。
以来私達はそこのリピーターである。
蓬平温泉、和泉屋。
忘れられない出来事だった。

その時に、途中で山古志から蓬平温泉へ行く近道を教えてもらった。
あの時は藁をも掴む思い。
しかしこれがまた、忘れられないものになった。

「国道を走れば遠回りになるので、ここを行けば直線だよ。」
そう地元の人が言うのだから、間違いはないだろう。
私達はその言葉通りに進んだ。
道が狭いのはしかたない、近道なんだから。
あれ?トンネル。
小さいトンネルだね。
でも車に乗ってる私達に近道を教えるんだから、車も通れるんだよね。

私達はトンネルに入った。

え゛ーーーーー!!!
なんかだんだん狭くなってない?
車のミラーがぶつかりそう。
もうバックも出来ないよ。
車をぶつけても進むしかないな。

・・・・・・あの時の恐怖は今でも忘れない。

今では笑い話ではあるが、思い出深い旅行になったことは確かである。
コメント
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