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ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● ヤブニンジン ・ セリ科

2019-04-24 | 〈野草〉
〈 ヤブニンジン 〉  藪人参  (別名 ナガジラミ)

葉っぱが人参の葉に似ていて藪に生えることからこの名。

別名のナガジラミはヤブジラミ(野草)に似ているが果実が細く、棘があることによる。
確かに似ています!
花期は4~5月、花は小さくて白く、実は細長い(ヤブニンジンの特徴)。












● 清楚なツメクサ ・ ナデシコ科

2019-04-20 | 〈野草〉
〈 ツメクサ 〉  爪草

今日は、ツメクサを思い出し、この花を撮ろうと出かけました。
ところがいつも咲いているところにないのです!
しっかりと草を分けながら探しましたがようやく見つけたのは一本だけなのです。
そんなことはないとまた暫く探しましたがやっぱり、存在したのはこの一本のみ。

ないとなると、どうしても探したくなりました。
また、明日も・・・。

名の由来は、葉っぱが鳥の爪に似ていることから。
花の直径は約4ミリと小さい。

☆ 本日見つけたのはこの一本



☆ 以下は昨年の画像です






● フラサバソウが自生していた! ・ ゴマノハグサ科

2019-04-16 | 〈野草〉
〈 フラサバソウ 〉  別名 ツタノハイヌノフグリ

ず~~っと前から、この花を撮りたかった!
昨年の事、知人に他の公園に連れて行ってもらい初見、初撮りをした。

そして今年、何にでも熱心な A・M さんから、
ここのフイールドの外周にフラサバソウがあったと嬉しい知らせがあったのです。
早速出かけて調べてみたら教えていただいた場所にかなりのフラサバソウが自生。

外周にあるということは公園内にもあるのではないかと探したら・・・自生していました!

ユーラシア原産の2年草。
花は、オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリに良く似ている。
花の色は淡い青紫色で全体に毛が見られる。

花期は4~5月。花は4~5ミリ。

フランスの植物学者、フランシェさんとサヴァチエさんから命名された。













● ムラサキケマンが華やいでいる ・ ケシ科

2019-03-29 | 〈野草〉
〈 ムラサキケマン 〉  紫華鬘
花期 4-6月  分布 日本全土

まだ花が少ない今時期の中で、一番華やかな花だと思います。

華鬘(ケマン)は仏殿の欄間などを飾る仏具の事。
確かに似たような飾りがあったかと!

やや湿ったところに生える、高さ20~50センチになる2年草。

ジロボウエンゴサクヤマエンゴサクも仲間、
ここにもかつてはヤマエンゴサクが自生していたが心無い人たちにより
数年にわたり盗掘されて絶滅してしまった。














● 春の証の三種 ・ 野草

2019-03-04 | 〈野草〉
春の花が咲き始めたと思ったら、ここのところ寒い日が続いています。
野草が震えているのではないかと可哀想に思います。


〈 オオイヌノフグリ 〉 オオバコ科

当地では一年を通して見られる小さな花で、春一番にどの花よりも咲き誇っています。
花は青紫。1890 年代に帰化したとのことです。





〈 ホトケノザ 〉  シソ科

春の七草のホトケノザは、コオニタビラコのこと。
色も形も可愛い花です。







〈 ヒメオドリコソウ〉 シソ科

花の形が傘をかぶった踊り子に似ていることから踊り子の名が付いている。
花はホトケノザによく似ています。



● クサノオウ ・ ケシ科

2018-12-05 | 〈野草〉
〈 クサノオウ 〉  漢名 白屈菜

日当たりのよい道端などに生える二年生草本。
つぼみは淡緑色の二枚のガクを持つが開花と同時に落ちるので開花した花にはガクがない。

このようなガクを散ガクと言い、ケシ科の特徴とのこと。
折ると橙黄色の汁を出す。

名の由来は、くさ(皮膚病)に良く効くことから「くさの王」と呼んだとする説と
切り口より黄色い汁を出すことから付いた名「草の黄」の説があるそうです。

昔から、様々な薬効があったようですが省きます。

  5月撮影







● ナガエコミカンソウ ・ トウダイグサ科

2018-11-28 | 〈野草〉
〈 ナガエコミカンソウ 〉 長柄小蜜柑草

別名 ブラジルコミカンソウ 帰化植物
東京、大田区にて1990年代に確認されたとのこと。

分布は関東以南らしい。
草丈10~80センチとなる一年草とのことですが
この辺りのものはせいぜい20センチ位、背丈が低いので花や実を撮るのに苦労します。

撮り始めの頃はこれをコミカンソウだと思っていましたがナガエコミカンソウでした。
コミカンソウの実は橙色でとても可愛らしいのですが私は未見です。

花は雄花と雌花が同時に咲いていて実は2ミリ程。
花期は7~8月くらいですが草としては今まだ見られます。











● イシミカワ ・ タデ科

2018-11-18 | 〈野草〉
〈 イシミカワ 〉

河原や道端などに生えるつる性の一年草。

花期7~10月、分布 日本全土。
茎には下向きの鋭い棘がある。
托葉は皿状で花被の色は緑白色から紅紫色、そして青藍色へと変化する。
そう果は黒く、花の後の花被は多肉質になってそう果を包み直径約3ミリの球形になる。

私は、変化していく花被の色が好きなのですが、
棘が鋭いために除草されてしまうのが残念でならないのです。








● オオオナモミ ・ キク科

2018-11-15 | 〈野草〉
〈 オオオナモミ 〉

1929年に岡山で初めて確認された、北米原産の帰化植物。
今では、日本全国で見られ、在来種のオナモミは絶滅危惧種となっている。

大きな実は人間の衣服や動物にくっつき運ばれる!
実には、二個の種がありその内一個だけが生育するそうです。

イギリスで開発されたマジックテープはこの実からヒントを得た製品とのこと。

☆ 実のトゲの先は引っ付くためのカギが付いている。






☆ 二本の角があり、地肌に艶がある。


☆ 色づいてきました。


● コアカザ ・ スベリヒユ科

2018-11-12 | 〈野草〉
〈 コアカザ 〉

花期 9~10月。
ヨーロッパ、アジア大陸原産の帰化植物。
道端などに生える一年草で高さ30~60センチ。

コアカザの花は白い粉が吹いている。
アカザ族の花は、雌しべが成熟した後に雄しべが伸びて来る。

可愛くてとても好きな花なのにマイフイールドには殆どなくなっている。
悲しいことです!











● ハダカホオズキ ・ ナス科

2018-11-10 | 〈野草〉
〈 ハダカホオズキ 〉

裸のホオズキ・・・つまり、見慣れているホオズキには実を包む袋があります。
その袋が無いことからハダカホオヅキという名がある。

花期は8~10月で山野に自生する。茎は60~100センチ。














● ハキダメギクは可哀想 ・ キク科

2018-11-09 | 〈野草〉
〈 ハキダメギク 〉

大正時代に東京・世田谷のはきだめで初めて見つかり、牧野富太郎先生が命名された!
北アメリカ原産の一年草。帰化植物。

花期は6~11月。
花は、舌花状が5個でその内側には黄色い筒状花が多数、総苞片と花柄には線毛がある。

皆さんは、ヘクソカズラをご存じでしょうか?
ハキダメギクとヘクソカズラ・・・いつも、どっちが可哀想?って考えてしまいます。










 ヘクソカズラはこの花! 花は可愛いけれどこの名の方が可哀想かも!


● ママコノシリヌグイ ・ タデ科

2018-11-06 | 〈野草〉
〈 ママコノシリヌグイ 〉  別名 トゲソバ 

この茎で継子いじめを・・・ということから付いた名。
・・・恐ろしい発想ですが花は非常に美しいです!

花期は5~10月、日本全土に自生する一年草。
道端、林縁、水辺などに生え、高さ1メートルにもなる。

ミゾソバ、アキノウナギツカミなど花は良く似ているけれど
茎や葉の形で見分けがつく。
ママコノシリヌグイの葉っぱは三角形。








☆ 
花の上部は赤く、下部は白く、花が終わると花被は口を閉じてそう果を包む。
茎や葉には下向きの棘があり、触れると非常に痛い!









● ノブキ ・ キク科

2018-11-02 | 〈野草〉
〈 ノブキ 〉

花期は7~8月、分布は北海道、本州、四国、九州。
やや湿った林の下などに生える多年草で葉がフキに似ていることから付いた名。

この花に魅かれ、毎年、しっかり撮りたいと思うのですが
いつも一番美しい時を撮り逃がしてしまいます。
来年こそ!

 
頭花は筒状花からなり、縁の花だけ実る。
中心部に両性花があり、周りに雌花。両性花は結実しない。







そう果は冠毛がなく、先の方に腺体がある。ひっつき虫!