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ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● イノコズチ 2種 ・ ヒユ科

2019-09-12 | 〈野草〉
〈 イノコズチ 〉
花期 8~9月  分布 本州、四国、九州

日陰に生えるイノコズチ(ヒカゲイノコズチ)、高さ0.5~1メートルの多年草。

☆ 花穂は花序の軸に下向きに付く。



☆ 葉の縁は波打たない。 


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〈 ヒナタイノコズチ 〉
花期8~9月  分布 本州、四国、九州

日向に生える多年草。
茎と葉の両面に伏した毛がある。


☆ 全体に毛が多く、葉は厚く、短くとがる。






☆ 花穂は密集して付く。


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☆ イノコズチという名の由来は茎にある太い節を猪の膝頭に見立てた。

 
※ 根には昆虫変態活性物質やイノコステロンなどを含むということですがチョッと難しそうです。
※ 花の画像はありません。 
※ 花後、宿存顎は閉じて三角状のトゲ状の苞で衣服にくっつき、種が運ばれる。


● ツルニンジンは苦労して咲いていた! キキョウ科

2019-09-11 | 〈野草〉
〈 ツルニンジン 〉  
花期 8~10月  分布 北海道、本州、四国、九州

蔓性の多年草で根が朝鮮人参に似ていることからニンジンの名が付いた。

良く似ている野草にバアソブがあり、長野県木曽地方の方言でそばかすの事。
花冠の内側に斑点があり、そばかすに見立てた。
そして、バアソブに対してツルニンジンはジイソブの別名がある。

今年は異常な暑さのため、苦労して咲いているようでした。
私も暑さで家籠りで、ようやく出かけた時には美しさのピークは過ぎていたのですが
そこに、追い打ちの台風で、今日は無残な姿になっていました。

☆ 今月5日の画像






☆ 2017年の画像









● フジバカマ ・ キク科

2019-08-31 | 〈野草〉
〈 フジバカマ 〉  漢名 欄草

中国原産の帰化植物。
奈良時代、すでに秋の七草の一つとして歌に詠まれている。

本州のほぼ関東地方より以西、四国、九州の日当たりの良い場所に
自生する多年生草本。

漢名は欄草と言い「神農本草経」に、上品に見え、利尿作用があると記されていて
軽度の浮腫に服用していたという。

葉を乾かすとクマリン臭がしてとても良い匂い。
古の時代より臭い袋に用いていた。
葉は、乾燥しても色が変わらない。















● ミズタマソウ ・ アカバナ科

2019-08-24 | 〈野草〉
 ミズタマソウ 〉  

高さ20~60センチの多年草。
花期は8~9月、分布 北海道、本州、四国、九州。
カギ状に曲がった毛が付いている実は犬や人間にくっ付いて運ばれる。
そして、露に濡れると水玉のように見える。









☆ 花弁は2個で2列する。


☆ 雨でぬれた状態








● ナス科 3種

2019-08-23 | 〈野草〉
〈 アメリカイヌホオズキ 〉 

北アメリカ原産の一年草。
茎は細く、枝を多く広げて横に広がる。
花は直径2~5ミリで淡紫色または白色で、実は小さく光沢のある黒い色に熟す。





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〈 イヌホオズキ 〉

ホオズキやナスに似ているが役に立たないことから、別名はバカナス。
高さ30~60センチの一年草。
花は、直径6~7ミリで白色で、実は0.7~1.0センチで光沢はない。





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〈 ワルナスビ 〉

北アメリカ原産の多年草。昭和初期に関東地方南部で見つかり、その後暖かい地方に広がった。
高さは一メートルになり棘が鋭い。
花は、淡紫色または白色。
実は、1.5センチ程で黄色く熟す。








● ヘクソカズラは可愛い、可哀想な花! アカネ科

2019-08-17 | 〈野草〉
〈 ヘクソカズラ 〉










こんなに可愛いのに、◯+◯ の酷い名です。
でも、しっかりカバーしているのは別名のサオトメバナとヤイトバナ
ヤイトとは花の形が灸(ヤイト)に似ているという意味とのこと。

葉を揉むと放つ、臭いは、細胞内に蓄えられたペデロシドという物質!
この、臭いヘクソカズラの汁を吸い成分を自らの体に取り込み、
テントウムシの捕食から逃れているのはヘクソカズラヒゲナガアブラムシだそうです。

☆ ホシホウジャク  スズメガ科




● ムラサキニガナ ・ キク科

2019-06-25 | 〈野草〉
〈 ムラサキニガナ 〉  紫苦菜

花期 6~8月  高さ60~120センチ
図鑑では本州から九州の山地に生える多年草とあるがここは平地?

6月14日、まだ蕾だったので一週間したら行って見ようと思っていたのに10日が過ぎていた。
残念ながら、美しい時期は過ぎていた!

来年こそ美しい時を狙おうと思っている。









● イヌガラシ と スカシタゴボウ ・ アブラナ科

2019-06-22 | 〈野草〉
〈 イヌガラシ 〉

野原など、どこででも見られる・・・が、近年その数は減った!

花期は4~9月で高さは10~50センチの多年草。
日本全土で見られる。

花は、十字に咲く。
似ている花にスカシタゴボウがあるが果実の形状が異なり、
イヌガラシは円柱状、スカシタゴボウはこん棒状となる。

☆ イヌガラシ











☆ スカシタゴボウ






● 夜咲く花のオオバナコマツヨイグサ ・ アカバナ科

2019-06-12 | 〈野草〉
〈 オオバナコマツヨイグサ 〉 大花小松宵草

北アメリカ原産の2年草。

マツヨイグサの仲間は種類が多く、どこにでも咲いています。
背の高いのがあると思えば低いのがある!

その中で、オオバナコマツヨイグサは判断が付きやすい。
花がしぼむと赤くなるのです。

花の直径約4センチ、高さ20~50センチ。
花は夕方から咲きだすので蛾が花粉を媒介してくれるのだそうです。












※ アカバナユウゲショウも、同科です。




● トキワツユクサが華やぐ ・ ツユクサ科

2019-06-03 | 〈野草〉
〈 トキワツユクサ 〉 別名 ノハカタカラクサ

南アメリカ原産の常緑多年草。
花は白く、約1.5センチ、花期は6~8月。

トキワ・・・一年を通して緑の意味。

☆ トキワツユクサ















☆ 園芸種の「ブライダルベール」も、ツユクサ科

● ヤエムグラ ・ アカネ科

2019-05-27 | 〈野草〉
〈 ヤエムグラ 〉 漢名・拉拉藤

花期は5~6月で、日本全土に自生している。

葉先は棘状に尖り、フチと裏面の主脈には逆向きの棘がある。
茎にも逆刺がある。
本来の葉は2個で他は托葉の変化したもの・・・葉は8枚ずつ輪生するのが基本で
このうち2片が正規の葉で他は葉状托葉の偽輪生


☆ 黄緑色の花







☆ 果実は2分果で表面にはカギ状の毛があり、衣服などにくっつき運ばれる。












● アザミではないキツネアザミ ・ キク科

2019-05-17 | 〈野草〉
〈 キツネアザミ 〉

花がアザミに似ていることから・・・アザミではない、騙されるな!という意味からの名。

花期は5~6月で高さ60~90センチの2年草。
頭花の直径は約2.5ミリ。

撮り方によって楽しむことが出来るこの花は私のお気に入りです。
今年も楽しみました。

















● 黄色いカーペットのコメツブツメクサ ・ マメ科

2019-05-14 | 〈野草〉
〈 コメツブツメクサ 〉

ヨーロッパ原産の一年草で日本には明治の後期に渡来したと言われている。
花期は5~7月、高さは20~40センチ。

コメツブ(米粒)というほどに小さな花、葉は3小葉からなる。
辺り一面に咲き、その様は、イエローカーペットと呼びたくなる。
















● ムシクサは白い花 ・ オオバコ科

2019-05-09 | 〈野草〉
〈 ムシクサ 〉  
花期 4~5月  分布 本州、四国、九州

花は白く、約4ミリ、高さ15~20センチ。

湿地に生えるということですが、乾いた地面にも生えています。
田んぼの淵に多い。

子房に虫が入ることが多いことから、ムシクサの名が付いた。
虫えいではゾウムシがで育つらしい。











※ 似ている花、タチイヌノフグリ