ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● 困ったさんのイチビ ・ アオイ科

2019-12-09 | 〈野草〉
 イチビ 〉
インド原産の一年草  花期:7~9月  

初めてイチビを見たのは、10年も前の事、郊外のひまわり畑、
そのヒマワリの下のそこら中に広がっていました。

花は黄色できれいだとは思いましたが生態を調べてビックリというかガックリ!
種の皮は固い為、20年以上の発芽能力があるということで、
土壌に一度でも種子が撒かれると大変なことになるのだそうです。

日本には、中国を経由して渡来。
1905年に初めて確認されたとの記述がありましたが、
昔は繊維植物として栽培もされたのが今や、外来種として嫌われています。

この、困ったさんを今年、マイフイールドで見かけたような気がします。
昨年までは見られなかったので、もしかしたら故意に種を蒔かれたのかも知れません。
来年は、しっかりと確認をして対応したいと思います。

☆ 2012年8月の画像です














  

● コミカンソウは初見 ・ トウダイグサ科

2019-12-05 | 〈野草〉
〈 コミカンソウ 〉 別名 キツネノチャブクロ

コミカンソウが撮れたと喜んだのは数年前でしたが、
何と!違うと分かったのは3年前のこと、それはナガエコミカンソウだったのです。

それからはひたすらにコミカンソウに出会える日を待ち望んでいました。
実現したのは一か月くらい前の事、知人が要らない鉢があるけど要らない?と。

早速、頂きに行ったら買った時の花は消えていてコミカンソウが育っていました。
沢山の鉢の中、5鉢もコミカンソウ。

嬉しくて、歓喜!!
それも、自転車で2分くらいの距離の場所でした。

高さ5~10センチの一年草、花期7~10月、分布 本州、四国、九州、沖縄

☆ 今年は良い画像が撮れなかったので来年はしっかり撮りましょう!
  枝の先端に雄花、茎に近い部分には雌花でまるでミカンのような果実がなっています。



















● ママコノシリヌグイ ・ タデ科

2019-11-18 | 〈野草〉
〈 ママコノシリヌグイ 〉
花期:5~10月  分布:日本全土

とても可愛い花ですがよく見ると茎には鋭い棘があります。

アキノウナギツカミミゾソバなど花は似ていますが
茎の状態、葉の違いなどで判断が付きます。

葉っぱは三角形で葉裏の脈状にも棘があり、小さな花が茎の先に集まって咲いている。

この茎で(継子いじめ!…)・・・強烈なネーミングです。
私には魅了される花ですが、今年も終わりになりました。










● ハシカグサは地を這う ・ アカネ科

2019-11-11 | 〈野草〉
〈 ハシカグサ 〉
花期:8~9月  分布:本州、四国、九州、沖縄 

山野や道端の木陰に生える一年草。
花は約5ミリと小さく、丈も低く目立たず、見付けにくい。
花は殆んどが4弁あるが5弁もあるとのこと。

顎片には長い毛があるが、日本海側には、萼片に毛がないオオハシカグサが分布するという。


「ハシカグサ」の名の由来は、葉が乾くと赤褐色に変わる様子が
ハシカの発疹が乾くにつれて赤から褐色に変わる症状に似ているためではないかという説があるようです。
乾いた時の葉の色は観察したことがないので今後も、観察を続けようと思います。










● アメリカヤマゴボウ ・ ヤマゴボウ科

2019-11-06 | 〈野草〉
〈 アメリカヤマゴボウ 〉

北アメリカ原産の多年生草本。別名は、ヨウシュヤマゴボウ。

明示初期に渡来したと言われ、日当たりの良い路傍や原野に自生している。
高さは1~2メートルにもなる。
花の直径、5~6ミリ。
果実をつぶすと紅紫色の汁が出るので、アメリカでは「インクベリー」ーと呼んでいる。

根はゴボウ上に深く伸びている、名の由来はここから。
夏から秋にかけて軸の先に薄紅色を帯びた白色花を総状花序に付け、
花穂は軸ごと頭を垂れるのでヤマゴボウと区別できるとのこと。

アメリカでは、若葉をサラダとして食用にするとか。













● キツネノマゴ ・ キツネノマゴ科

2019-10-25 | 〈野草〉
〈 キツネノマゴ 〉しゃくそう 漢名・釈壮(しゃくそう)

花期は8~10月、北海道、本州、四国、九州に分布します。
高さ10~40センチになる一年草。
虫達にはこの花が余程お気に入りのようです。
入れ替わり立ち替わり?ハチやガなどがやって来ますが、
何と言ってもハチの一番のお気に入りのようです。

花の長さは8ミリ程で、下から咲いて、果実穂が長く伸びる、この果実穂をキツネの尾に見立てた。
沖縄には、葉が小さい〈 キツネノヒマゴ 〉と呼ぶ種があるということです。

昔からの民間療法は、煎じてうつ病に、そして筋肉痛や肋間神経痛には生薬の知るを塗るか湿布。

☆ キツネノマゴ











☆ 訪れる虫達











● クコは不老長寿に効果あり ・ ナス科

2019-10-10 | 〈野草〉
〈 クコ 〉  漢名 枸杞

本州、四国、九州の日当たりの良い山野、林の縁などに自生する落葉性灌木。
花は赤紫色、生け花用として栽培されているとのこと。

葉、果実、根皮は薬用にされ、枸杞葉、枸杞子、地骨皮と称される。














※ 赤い果実は枸杞子と呼ばれ、枸杞酒にされ数々の効用がある。



● ミズヒキ ・ タデ科

2019-10-05 | 〈野草〉
〈 ミズヒキ 〉  水引

花序を上から見ると赤く、下から見ると白く見えることから水引の名がある。

花期は8~10月で日本全土に自生する。
果実の先には2個の長い花柱が残っていて、
その先はかぎ形に曲がり衣服や動物などにくっ付いて、他の地に運ばれる。

☆ 花被片の上側は赤く、下側は白い。











☆ ギンミズヒキは花被片の4枚すべてが白い。


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☆ キンミズヒキはバラ科。

● アレチヌスビトハギ ・ マメ科

2019-10-04 | 〈野草〉
〈 アレチヌスビトハギ 〉

北アメリカ原産、花期は7~9月。
名とは、不釣り合いのような美しい花ですが・・・
果実は衣服にくっ付いてきて花後が大変です。











☆ 果実はヌスビトハギハギより多い小節果となる。





● ボントクタデに魅せられる ・ タデ科

2019-10-01 | 〈野草〉
〈 ボントクタデ 〉

和名のボントクタデは(愚鈍者)の意味なのだそうです。
ホンタデは葉に辛味があるがボントクタデの葉には辛味がないので
この名が付いたとのこと。

茎の高さは50~100センチにもなり、花穂の長さは5~12センチになる。
花期 9~10月  分布 本州、四国、九州、沖縄

タデ科の花の可愛いらしさ・・・その中でも私が最も魅せられるのが
ボントクタデなのです。



















● ヒガンバナはお彼岸の頃に咲く ・ ヒガンバナ科

2019-09-28 | 〈野草〉
〈 ヒガンバナ 〉  彼岸花  石蒜

花は、秋の彼岸の頃まだ葉もない鱗茎の先から伸びた茎の先に数個、輪状に咲く。
葉は、花の後に伸びて来て3月頃に枯れる。種子は出来ない。

法華経に曼殊沙華はヒガンバナなりと記されていて、
薬能として「諸瘡に塗りてよし、あるいは泥土に混ぜて漆器に書けば絵は消えず」と
記されているという。

鱗茎にはアルカロイドが含まれ、有毒植物の一つであるが、
水でさらしたデンプンは友禅のノリづけに使われる。

彼岸花・・・見直しました。

☆ 谷戸山公園に咲く。















☆ 園外に咲く。






● マメ朝顔とマルバルコウ 

2019-09-21 | 〈野草〉




※ マメアサガオ、マルバルコウ共に、花は夕方にはしぼむ。


〈 マメアサガオ 〉  ヒルガオ科

花期は 7~10月、北アメリカ原産の一年草。
花冠は 小さく可愛い。
昔から白い花しか見たことがないけれど淡いピンク色もあるらしい。




〈 マルバルコウ 〉  ヒルガオ科

花期は 8~10月、なったいアメリカ原産の一年草。
花冠は 1.5~2.0 センチ。


 






● オオバクサフジ ・ マメ科

2019-09-17 | 〈野草〉
〈 オオバクサフジ 〉

今年も鮮やかな藤色の花が咲きました。
虫には人気がないのか、寂しげに咲いているという感じです。

クサフジにも種類がいくつかありますが、多分これに当たるかと・・・。











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