ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● ハルジオンを待っていた虫達

2021-05-08 | 〈虫〉その他
☆ ハルシオン


この時期、ハルシオンは美しく、虫達と同じく私もついつい花を覗きに行きます。
ヤブキリとカツオブシムシは特にこの花を待っていたのだと思います。


☆ ヤブキリ幼虫 
  地域によっては黒化型もいるようですがその場合の幼虫の体色がどうなのかは分かりません!
  ハルシオンが咲き始めると待っていた虫第一号なのか一番先に現れます。







☆ カツオブシムシ
  うっかりしているとロッカーの大切な洋服がこの虫の幼虫に食べられていることがあると思います。
  私も一度経験があります。




● シロスジヒゲナガハナバチ、爆音と共に現る

2021-05-05 |     ハチ、ネジレバネ
〈シロスジヒゲナガハナバチ〉

花のない所に立って被写体を探していたら、爆音がして何かが飛んできました。
アブかと思いながら、仰け反ってしまいました。

幸いなことに、すぐ前の葉っぱに止まったので急いでカメラを合わせて覗いたら・・・
体中シルバーの体毛をうねらせて、この方が♂だと分かりました。

巣は地中、幼虫は巣の中で花の蜜や花粉を食べるのだそうですが、
ツチハンミョウの幼虫などが寄生して花粉団子を食べるのだそうです。
不勉強で、
ツチハンミョウがシロスジヒゲナガハナバチの幼虫の体に寄生するのか
単に巣に寄生するのかが分かりません。











● ムツボシタマムシは玉虫色が際立つ

2021-05-03 |     タマムシ
〈ムツボシタマムシ〉


数日前の強風が吹く日、必死に草にしがみついている何かを発見!
肉眼では判断できないほど揺れていた。
シャッターを切って画像を覗いて見て、嬉しくなりました。

数度会っているタマムシだったのですが、より美しく撮りたかったのです。
落ちまいと細い草の上を動き回る・・・暗い場所ともあり苦労しました。

体長:約10ミリ  出現期:5~8月


☆ 何度も翅を開いたのにその秘めたる美しい色は、少し捉えただけでした。





☆(おいで)をしたら手に乗ってくれたのできれいな顔を撮ることが出来た。









● 顔が面白いマダラメバエ

2021-04-29 |     ハエ
〈マダラメバエ〉

アブラナ科の花でミツを吸う。
体長7~11ミリ。
幼虫はハナバチ、スズメバチに寄生する。

昨日、用があって出かけた帰り道、虫発見!
風が強くあまり良く見えないけれど横顔を見てハエだと分かった。
いつも図鑑で見て、このハエに会ってみたいと願っていたのです。
何かを訴えているような顔です!

ところが、この風の中で、持っていたのは小さなカメラで
ブレブレの画像しか撮れなくてガッカリです!













● 今宵の月はピンクムーン

2021-04-27 | その他
  〈ピンクムーン〉

朝、今宵の月はピンクムーンとネットで知り、
忘れないで見ようと思っていたのにすっかり忘れていた。
そして、夜になりふと外を見たら・・・まん丸のお月さまが。

急いでカメラを持ちベランダへ。
ピンクムーンの名の由来は春に咲くピンク色の植物から来ていると言います。
月の色がピンク色に見えたらいいのに・・・。
でも、見えたのは大変嬉しい!


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〈クロウリハムシ〉

チョッと可愛い情景が取れたと思うのですがいかがでしょうか・・・。
太陽というより、月のイメージなのですが!



2009年9月の画像より
                 

● 初見のマルムネチョッキリさん

2021-04-24 |     オトシブミ、チョッキリ
〈マルムネチョッキリ〉

アジサイの花に動く虫、
見たことがあるような無いような
ハムシ?・・・ん・・・ん?

図鑑のお世話になり判明した名前は、チョッキリさんでした。

体長3.5~4.0ミリ
活動期は晩春となっていますが、今はまだその時期には早いですね。
カエデ科、ブナ科、カバノキ科などの樹木を好むようですが、
ここにはコナラが多くあります。

体は全体的に黒く、上翅は青みをおび光沢がある。
頭部と胸部は網目状に点刻されザラザラして見える。

オスは前胸が横に張りだし、メスの前胸はあまり横に張りださない。
上記により、本個体はメスということになります。













● ナナフシの子供は酔っ払ってる

2021-04-23 |     ナナフシ
〈ナナフシ親子〉



(幼虫の顔)



今、公園の手すりにはナナフシの子供が歩いています。
まるで酔っぱらっているかのようにフラフラと・・・。

別名:ナナフシモドキ
体色は緑色~褐色
成虫の体長:7~10ミリ
触覚が短いのが特長
サクラ、カシ、コナラなどの葉を食べる


☆ 幼虫
  長くて細い脚で手摺の上をフラフラ・・・フラと歩いています
  この時の体長は15~20ミリ位? 体はとても細い





  超マジックで宙に浮いている・・・画像では見えないと思いますが
  宙に浮いている、いえ、クモの糸にぶら下がっています
  生まれたばかりで可愛そうなのでクモに謝り、糸から外してあげました



  近付くと突然コロンとひっくり返り死んだ振り!





☆ 成虫


  
  こんな風に、折れた草や木のようになって休んでいます




  
  二匹の成虫 白い線で囲んでいるのは食痕です
  どちらも♀・・・と言うのは、♂に会うのは宝くじに当たるようなものと、
  図鑑に書いてあり、繁殖は単為生殖です


  
  卵


● ニッポンヒゲナガハナバチ♂

2021-04-19 |     ハチ、ネジレバネ
〈ニッポンヒゲナガハナバチ〉

ハチの同定は非常に難しく、私には苦手です。
間違いがあればお知らせくださいますようにお願い申し上げます。

巣は土中に。
巣の中にはもう子供たちがいるのでしょうか?


☆ 花の蜜を吸っている姿は絵になり、可愛いと思いますが
  本人たちにとってはとても大切な仕事です。
  マメ科の植物を好む。







☆ ニッポンヒゲナガハナバチはここが3室。
  良く似ているシロスジヒゲナガハナバチは2室。


☆ 立っている私の足元に飛んで来て葉っぱに止まった。
  そしてクルリと廻って見せた・・・私を人と、思わなかったのでしょうか?








● お澄まし顔のツマグロオオヨコバイ

2021-04-14 |     ヨコバイ





虫さんが居ないかと、
辺りを見回していたら・・・頭上の葉っぱの陰から何かが顔を出しました。

どの虫よりも最高のすまし顔のツマグロオオヨコバイです。
自分から顔を出すのは珍しいこと。

いつもはどこに居ても、少しでも近づこうならサッと横に這う、
そして隠れてしまうのです。

☆ 大人の姿






☆ 幼児の姿?


☆ 赤ちゃんの姿?






● キアシマメヒラタアブ、ナミホシヒラタアブ、ビロウドツリアブ

2021-04-10 |     アブ
☆ キアシマメヒラタアブ
  体長約5ミリと小さいのですが、とても存在感があります。
  止まる時には大きく開いた翅、その翅は虹色に光り、美しいのです。
  このアブちゃんに会えると嬉しくなってしまう私です。







☆ ナミホシヒラタアブ
  体長8~12ミリ、腹部に3対の紋がある。
  この左右の紋がつながる個体も多い。



☆ ビロウドツリアブ
  こういうシーンは♂♀の対比が分かるのでいいですね!
  多分、大きい方が♀。





● ヒシモンナガタマムシとトビイロツノゼミ

2021-04-07 |     タマムシ
🌼 自宅前の市の花壇。
  もう、18年ボランティアで草取りや水やりの管理をしていますが
  今年が一番素晴らしいと思います。
  
  ここに引越しをして来たのは2001年、ここには背の高い草が生い茂っていました。
  近くに郵便ポストがなく、ここにポストがあればとの想い・・・チャンスが来て
  ある方にお願いをしてそのポストが設置されました。
  そして間もなく、ある日突然、草原に花が植えられました。
  ところが植えられた花が見えなくなるように草がはびこり、
  ここが市役所の土地と分かり、市役所に出向きお話しの結果、私が管理を依頼されました。
  暑い日寒い日、大変ですが咲き誇る花たちを見ると苦労も何処へやら。
  一人での管理も多かったのですが、お手伝いをして下さる方々もいらっしゃいました・・・が
  都合でまた一人になったり。
  でも、今は一生懸命管理してくださってる仲間が一人います。
  それに体調が悪い私に変わって我が主も参入・・・と言う訳でこんなに素晴らしい花壇になっています。










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☆ ヒシモンナガタマムシ
  体長5~10ミリ、出現期は4~6月、ダンサーの後ろ姿とまではいかないけれど
  人間の後ろ姿のような可愛らしさがあります。
  
  虫を探していたら、囲いの竹に行ったり来たりの小さな虫がいました。
  良く見ると、正体はすぐ分かりましたがカメラのピントなど合わせられません!
  あっちこっちと追いかけるのが精いっぱいで撮れたのはこの画像です。











☆ トビイロツノゼミ
  地面から20センチ程の草に何かが付いている・・・強い風に揺すられながらしがみついている。
  小さなはずです体長5~6ミリなのですから。
  出現期は4~11月。良く似た種にオビマルツノゼミ(2018年9月3日投稿)がいます。 












● ベランダにて=イソヒヨ、キマダラカメムシ、ヒメスギカミキリを撮る

2021-04-04 | 〈虫〉カマキリ目
もう何年になるのか・・・15年前に、我が家のベランダに止まった鳥、
まだ撮影を始めて間もない頃、その見たこともない鳥に驚き
サッシ越しにシャッターを切りプリントを持って仲間の先輩に見てもらったら、
イソヒヨの若様だよ!と言われ、海の鳥がベランダに来たことにビックリでした。

それが今では毎年来て、きれいな声で鳴き、ベランダや廊下の手すりに・・・
今日は3羽でにぎやかでした。 


☆ ベランダに居たら、ツバメの声がして眼の前の電線を隈なく探しましたが姿は見えず
  その声を頼りにしつこく探しましたら、
  6メートル程先の電柱に止まっていたのはイソヒヨでした。
  「モノマネ」上手です。
  そお~~っと、カメラを持って来て撮りましたがしっかり合わせる前に飛ばれました。
  夕刻の暗さで、ボケ画像です。










☆ いつもベランダのどこかにいるキマダラカメムシ





☆ ヒメスギカミキリ  
  ベランダの床をハイスピードで走り抜けた!
  そのすぐあと、玄関のドア横に居ました。同個体でしょうか?




● ニッポンヒゲナガハナバチの吸蜜

2021-04-02 |     ハチ、ネジレバネ
〈ニッポンヒゲナガハナバチ〉

春(4~6月)に現れる。
長~~い触角は♂、♀の触角は短い。
体長、約1.5cmと小さく、触角と同じくらいの長さに見えます。

巣は、土の中ということです。

☆ 訪花は、ヒメオドリコソウ
  すっぽりと花の奥まで入り、たっぷり花粉をいただいてきますが
  この花の戦略にはまっています。受粉のお手伝いです。













※ ふいに現れたので画像はボケボケで私と一緒です。

● トラさんに会えた

2021-03-30 | 〈野鳥〉
〈トラツグミとシロハラのバトル〉

数日前の事、今冬は殆んど来られなかったのでトラさんに会えなかった・・・と、
諦めていたら、この日会えたのです。

大勢来ていたカメラマンたちはもう撮りつくしているから、三人で静かに撮ることが出来ました。
よくよく見たら、トラさんとシロちゃんのバトルでした。
こんなに広いところで睨み合ってみたり・・・なんの理由なのでしょう?

☆ トラさんがこんなに睨んでいる顔は見たことがなかったかも。


☆ こっちだよ~!


☆ からかわれてる!


☆ もう、ケンカや~~めた!


☆ でもやっぱ、気になる!


☆ ケンカはもうやめた!




☆ あれ? もう行っちゃうの?


☆ ん? もうやめたのにまたか・・・?
  羽は逆立っています




● ヒサカキの花

2021-03-28 | 〈花木、樹木〉
〈ヒサカキ〉

今、スズランのような可愛い花が咲いています。
低く剪定されている木だと、上から見ると葉っぱだけに見えますが、
花は葉っぱの下側に付いています。

この木が傍にあると特有なにおいがしています。
そのにおいはガス臭いとも言われています。
今はきれいな花も、間もなくアブラムシなどが棲みつき美しさは何処へ・・・となります。


☆ 花期は3~4月 花の茎は短い







☆ 花後 果実は10~12月 黒くなる