まだ陽が高い時刻だが、事務員さん達はもう仕事を退けて事務室を出る所だった。
今日は職員さん達全体の親睦会があるようだ。
雪は品川さんと木口さんの背中に声を掛けると、プリントを取り出した。
「友達にプレゼントをあげようと思うんですけど」と、雪は彼女らに相談した。
明日の夕方、聡美と会う約束をしている。
雪は自分の前に引いている線を飛び越えるために、聡美にプレゼントをしようと考えたのだ。
「この中で何がいいですかね?」
プリントには、プレゼント候補の物品リストがズラズラと並んでいた。
三人でそれを見ながら、徐々に候補を絞っていく。
結局無難にアクセサリーはどうかという話になり、品川さんが学校の前のお店がオススメだと雪に教えてくれた。
遠藤はその間、腕組みをしながら思いに耽っていた。
目の前にはあの男の姿がある。
青田淳‥。
遠藤の脳裏に、先日発覚した事実が浮かび上がった。
‥青田のレポートが無くなったせいで、奨学金を貰ったのが、お前だと?
遠藤の質問に、彼女は小さく肯定した。
レポート紛失、奨学金、噂の二人、そして夏休みのアルバイト‥。
パズルのピースが合わさっていくように青田淳の思惑は浮かび上がり、
今彼がここに座っている現実へと繋がっていく。
不意に視線を感じたのか、遠藤と淳は目が合った。
戸惑いながら視線を外した遠藤に、淳は不思議そうな顔をした。
そのまま品川さんたちに合流する遠藤とすれ違った雪は、その苦虫を噛み潰したような表情に疑問符を浮かべたが、
特に気にすること無く自分の席に戻った。
「あ、先輩今日は早めに上がっていいみたいですよ」
「そう?雪ちゃん正門の方行くんだよね?」
「はい。でも今日は友達のプレゼント買う用があってお先に‥」
そう言った雪の方を見て、先輩はニッコリと微笑んだ。
「そうなの?俺もプレゼント買う用があるんだ。一緒に行こ!」 「え?」
戸惑う雪を気にすること無く、先輩は彼女にカバンを渡すと、自分もリュックを背負って立ち上がった。
二人が一緒に居る風景は、事務室でもいつの間にか見慣れたそれになっており、品川さんたちがそれを微笑ましそうに見つめていた。
大学の前には様々な店が軒を連ねており、特にここの雑貨店は女学生達に人気のお店だった。
雪は口元に手を置きながら、聡美へのプレゼントについて思いを巡らせていた。
何がいいかなぁ‥聡美の好み‥可愛いながらも子供っぽく無く、ありふれてもないもの‥。
雪の目は獲物を狙う鷹のように鋭い。今彼女を見た者は背景に切り立った岩山が見えることだろう。
しばらく考えに耽っていた雪だが、ふと顔を上げると先輩の姿が目に入った。
キョロキョロと辺りを見回しながら、珍しそうに女の子の物を見て回っている。
女性客ばかりのこの店では、彼がここにいる風景はどう見ても珍妙な感じがした。
しかもそのスタイルと容貌が、女子達の目を留めて皆頬を染めて振り返って行く。
雪は苦笑いを浮かべながら、先輩の方へ駆け寄った。
「すみません、退屈ですよね?女の子のプレゼント探しなんて‥」
そう彼を気遣った雪に、先輩はキョトンとした顔で否定した。
色々見物出来るから、と言って口笛まで吹き始めた。
「俺も買おっと。女の子のプレゼント」
雪はその言葉を聞いて、先輩も聡美にプレゼントを贈るのかと考えてみたが、すぐにそれは違うと思い直した。
では誰にあげるんだろう?
知り合いとかかな?親戚とか?彼女は居ないって言ってたし
雪の脳裏に、度々女性と電話していた先輩の姿が思い浮かんだ。
あの時の電話先の女の人にあげるのだろうか‥?
そう考えた雪だったが、すぐに自分の気持ちを切り替えた。
あーもう誰でもいいじゃん!何気にしてんの‥!
雪は敢えてもう考えないようにして、再び聡美のプレゼント選びに専念した。
また鷹の目で色々見て回っていた雪のところに、不意に先輩がやって来て言った。
「雪ちゃん、これなんかどうかな?」 「え?聡美にですか?」 「うん」
先輩が持って来たそのボンボンは、どう見ても聡美の好みでは無さそうだった。
雪は正直にそう言うと、先輩は「じゃあこれは?」とうさぎの形をした鏡を差し出した。
「ちょっと留め具が不安定ですね。すぐに壊れそうです」 「ええ?」
さすが鷹の目の雪である。
それに比べておそらく初めてこういったお店に来た先輩は、いまいちピントがズレていた。
ありがちなちゃちな製品をマジマジと見ながら、「ここは製品管理がなってないのか?」と至極真面目に考えていて、
少し笑えた。
色々見て回った結果、鷹の目の雪は、遂にプレゼントをピアスにすることに決めた。
そして数多くのピアスの中で、シンプルな物を探そうとその目を光らせた時だった。
先輩が嬉しそうに駆け寄ってくる。
「雪ちゃん雪ちゃん、これ見て」
先輩が手に持っていたのは、奇妙な動物のストラップだった。
目を丸くする雪に向かって、先輩はニッコリ微笑んで言った。
「これ、雪ちゃんに似てるよね」
髪型が、と言って先輩は笑った。雪はそのモジャモジャな毛を持つストラップを前に、何も言えず固まった‥。
(先輩はそれを見て「可愛いよね」と言ったが、雪はどうにも同意することが出来なかった‥)
再びお店を見て回っていると、一つの髪留めが目に入り、思わず「わっ」と雪は声を上げた。
すごく好みのヘアクリップだった。
雪は聡美へのプレゼントは暫し忘れ、鏡を前にそれを髪につけてみようとした。
店員さんが雪に、「それ人気商品で最後の一個なんですよ」と言いながらそれを雪の髪に付ける。
「わぁ!スッキリしてとてもお似合いです~」
鏡を見た雪は、自然と口元がほころんだ。
先輩がそんな雪を見て「よく似合ってるよ」と言って微笑んだ。
照れた雪は浮足立った気持ちでそれを眺めたが、次の瞬間聡美の顔が思い浮かんだ。
おいおいあたしのプレゼントを買いに来たんじゃないわけ~?
あたしショートだから留める髪なんてないし~そういうのもあまりしないほうだし~
雪は脳内聡美に諭されて我に返ったが、ヘアクリップを握りしめて一人考えた。
でもこれ気に入ったしなぁ‥聡美の買う時に一緒に‥
そう思って、商品を裏返すとそこには「4000円」と書いてあった。
た、高すぎる‥。
ピアス‥ピアスにしよう‥
雪はヘアクリップは見ないことにして、聡美のピアス選びに没頭することにした。
突然ヘアクリップを手放した雪に、店員さんと先輩は不思議そうな顔をして彼女の背中を見つめていた。
結局このピアスを、聡美へのプレゼントにすることに決めた。
値段は4000円弱。貧乏学生の雪にとっては正直痛い出費である。晩ご飯抜きも確定した。
あのヘアクリップ、欲しいなぁ‥。でもあれまで買ったらほぼ一文無しだし‥
そう思って視線を送った先で、露出の多い女性が大きな声で店員と話しているのが聞こえてくる。
「え~?あのヘアクリップもう売り切れちゃったの?!可愛かったのに~~」
なんとなくその後姿に見覚えがあるような気がしたが、
雪はヘアクリップが売り切れたことの方がショックで、しゅんと俯いた。
ふと先輩の方を窺うと、彼は会計を済ませているところだった。
またどうぞ、と店員に言われ微笑む先輩の手には、紙袋が下がっていた。
雪は本当に女の子のプレセントを買った先輩を前にして、なんとも微妙な気持ちになる。
その正体が何なのか、まだ分からないまま。
雪と先輩は、その後共に店を出た。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<小さなデート>でした。
ヘアクリップに4000円は高いですね‥。韓国のアクセサリーってそんな高いんでしょうか。
先輩が持って来たのがうさぎの鏡なのは、作者さんの描く自画像がうさぎのキャラクターだからでしょうね。
前ゲームセンターでシューティングゲームをした時も、うさぎのゲームでした。
ところどころ見てみるとうさぎのモチーフが結構出てくるので、それを探すのも楽しいですよ。
次回は<憎らしく愛らしい>です。
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今日は職員さん達全体の親睦会があるようだ。
雪は品川さんと木口さんの背中に声を掛けると、プリントを取り出した。
「友達にプレゼントをあげようと思うんですけど」と、雪は彼女らに相談した。
明日の夕方、聡美と会う約束をしている。
雪は自分の前に引いている線を飛び越えるために、聡美にプレゼントをしようと考えたのだ。
「この中で何がいいですかね?」
プリントには、プレゼント候補の物品リストがズラズラと並んでいた。
三人でそれを見ながら、徐々に候補を絞っていく。
結局無難にアクセサリーはどうかという話になり、品川さんが学校の前のお店がオススメだと雪に教えてくれた。
遠藤はその間、腕組みをしながら思いに耽っていた。
目の前にはあの男の姿がある。
青田淳‥。
遠藤の脳裏に、先日発覚した事実が浮かび上がった。
‥青田のレポートが無くなったせいで、奨学金を貰ったのが、お前だと?
遠藤の質問に、彼女は小さく肯定した。
レポート紛失、奨学金、噂の二人、そして夏休みのアルバイト‥。
パズルのピースが合わさっていくように青田淳の思惑は浮かび上がり、
今彼がここに座っている現実へと繋がっていく。
不意に視線を感じたのか、遠藤と淳は目が合った。
戸惑いながら視線を外した遠藤に、淳は不思議そうな顔をした。
そのまま品川さんたちに合流する遠藤とすれ違った雪は、その苦虫を噛み潰したような表情に疑問符を浮かべたが、
特に気にすること無く自分の席に戻った。
「あ、先輩今日は早めに上がっていいみたいですよ」
「そう?雪ちゃん正門の方行くんだよね?」
「はい。でも今日は友達のプレゼント買う用があってお先に‥」
そう言った雪の方を見て、先輩はニッコリと微笑んだ。
「そうなの?俺もプレゼント買う用があるんだ。一緒に行こ!」 「え?」
戸惑う雪を気にすること無く、先輩は彼女にカバンを渡すと、自分もリュックを背負って立ち上がった。
二人が一緒に居る風景は、事務室でもいつの間にか見慣れたそれになっており、品川さんたちがそれを微笑ましそうに見つめていた。
大学の前には様々な店が軒を連ねており、特にここの雑貨店は女学生達に人気のお店だった。
雪は口元に手を置きながら、聡美へのプレゼントについて思いを巡らせていた。
何がいいかなぁ‥聡美の好み‥可愛いながらも子供っぽく無く、ありふれてもないもの‥。
雪の目は獲物を狙う鷹のように鋭い。今彼女を見た者は背景に切り立った岩山が見えることだろう。
しばらく考えに耽っていた雪だが、ふと顔を上げると先輩の姿が目に入った。
キョロキョロと辺りを見回しながら、珍しそうに女の子の物を見て回っている。
女性客ばかりのこの店では、彼がここにいる風景はどう見ても珍妙な感じがした。
しかもそのスタイルと容貌が、女子達の目を留めて皆頬を染めて振り返って行く。
雪は苦笑いを浮かべながら、先輩の方へ駆け寄った。
「すみません、退屈ですよね?女の子のプレゼント探しなんて‥」
そう彼を気遣った雪に、先輩はキョトンとした顔で否定した。
色々見物出来るから、と言って口笛まで吹き始めた。
「俺も買おっと。女の子のプレゼント」
雪はその言葉を聞いて、先輩も聡美にプレゼントを贈るのかと考えてみたが、すぐにそれは違うと思い直した。
では誰にあげるんだろう?
知り合いとかかな?親戚とか?彼女は居ないって言ってたし
雪の脳裏に、度々女性と電話していた先輩の姿が思い浮かんだ。
あの時の電話先の女の人にあげるのだろうか‥?
そう考えた雪だったが、すぐに自分の気持ちを切り替えた。
あーもう誰でもいいじゃん!何気にしてんの‥!
雪は敢えてもう考えないようにして、再び聡美のプレゼント選びに専念した。
また鷹の目で色々見て回っていた雪のところに、不意に先輩がやって来て言った。
「雪ちゃん、これなんかどうかな?」 「え?聡美にですか?」 「うん」
先輩が持って来たそのボンボンは、どう見ても聡美の好みでは無さそうだった。
雪は正直にそう言うと、先輩は「じゃあこれは?」とうさぎの形をした鏡を差し出した。
「ちょっと留め具が不安定ですね。すぐに壊れそうです」 「ええ?」
さすが鷹の目の雪である。
それに比べておそらく初めてこういったお店に来た先輩は、いまいちピントがズレていた。
ありがちなちゃちな製品をマジマジと見ながら、「ここは製品管理がなってないのか?」と至極真面目に考えていて、
少し笑えた。
色々見て回った結果、鷹の目の雪は、遂にプレゼントをピアスにすることに決めた。
そして数多くのピアスの中で、シンプルな物を探そうとその目を光らせた時だった。
先輩が嬉しそうに駆け寄ってくる。
「雪ちゃん雪ちゃん、これ見て」
先輩が手に持っていたのは、奇妙な動物のストラップだった。
目を丸くする雪に向かって、先輩はニッコリ微笑んで言った。
「これ、雪ちゃんに似てるよね」
髪型が、と言って先輩は笑った。雪はそのモジャモジャな毛を持つストラップを前に、何も言えず固まった‥。
(先輩はそれを見て「可愛いよね」と言ったが、雪はどうにも同意することが出来なかった‥)
再びお店を見て回っていると、一つの髪留めが目に入り、思わず「わっ」と雪は声を上げた。
すごく好みのヘアクリップだった。
雪は聡美へのプレゼントは暫し忘れ、鏡を前にそれを髪につけてみようとした。
店員さんが雪に、「それ人気商品で最後の一個なんですよ」と言いながらそれを雪の髪に付ける。
「わぁ!スッキリしてとてもお似合いです~」
鏡を見た雪は、自然と口元がほころんだ。
先輩がそんな雪を見て「よく似合ってるよ」と言って微笑んだ。
照れた雪は浮足立った気持ちでそれを眺めたが、次の瞬間聡美の顔が思い浮かんだ。
おいおいあたしのプレゼントを買いに来たんじゃないわけ~?
あたしショートだから留める髪なんてないし~そういうのもあまりしないほうだし~
雪は脳内聡美に諭されて我に返ったが、ヘアクリップを握りしめて一人考えた。
でもこれ気に入ったしなぁ‥聡美の買う時に一緒に‥
そう思って、商品を裏返すとそこには「4000円」と書いてあった。
た、高すぎる‥。
ピアス‥ピアスにしよう‥
雪はヘアクリップは見ないことにして、聡美のピアス選びに没頭することにした。
突然ヘアクリップを手放した雪に、店員さんと先輩は不思議そうな顔をして彼女の背中を見つめていた。
結局このピアスを、聡美へのプレゼントにすることに決めた。
値段は4000円弱。貧乏学生の雪にとっては正直痛い出費である。晩ご飯抜きも確定した。
あのヘアクリップ、欲しいなぁ‥。でもあれまで買ったらほぼ一文無しだし‥
そう思って視線を送った先で、露出の多い女性が大きな声で店員と話しているのが聞こえてくる。
「え~?あのヘアクリップもう売り切れちゃったの?!可愛かったのに~~」
なんとなくその後姿に見覚えがあるような気がしたが、
雪はヘアクリップが売り切れたことの方がショックで、しゅんと俯いた。
ふと先輩の方を窺うと、彼は会計を済ませているところだった。
またどうぞ、と店員に言われ微笑む先輩の手には、紙袋が下がっていた。
雪は本当に女の子のプレセントを買った先輩を前にして、なんとも微妙な気持ちになる。
その正体が何なのか、まだ分からないまま。
雪と先輩は、その後共に店を出た。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<小さなデート>でした。
ヘアクリップに4000円は高いですね‥。韓国のアクセサリーってそんな高いんでしょうか。
先輩が持って来たのがうさぎの鏡なのは、作者さんの描く自画像がうさぎのキャラクターだからでしょうね。
前ゲームセンターでシューティングゲームをした時も、うさぎのゲームでした。
ところどころ見てみるとうさぎのモチーフが結構出てくるので、それを探すのも楽しいですよ。
次回は<憎らしく愛らしい>です。
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「俺も女の子にプレゼント買おっと♪」と言うイヂワルなのか天然なのかな先輩も萌えです。口笛までふいて…お行儀悪い子ね、淳ちゃんたら。ふふ。
この回読んでて思ったのが、雪ちゃんが鷹の目になるたびに、先輩がチョッカイ(?)かけてくるなーって。しかもヘンなモンばっか見つけてくるし。
でも、一緒に買い物付き合ってくれるっていーですね。ピントずれすぎるとイラっときますが、これならセーフです。笑
女物の買い物慣れしてる男もなんか、ねぇ…?
そうそう、あの後ろ姿!あの露出度!
のちに明かされる真相。笑
この回、私も好きです~!軽い感じで良いですよね^^
鷹の目のお雪、いいネーミングですね!使えばよかった(笑)
鷹の目の時に話しかけるのは、空気が読めないだけか敢えて自分の方を向かせたいのか‥どっちでしょうね~^^
個人的に髪留めが売り切れて「しゅん」としてる雪のコマが可愛くて好きです。
花咲か淳さんと並べてみたい(笑)
そしてスンキさんの自画像、私は最初、こいずみまり先生かと思いました…。
単純なウサギの省略形‥日本語で言うと「たんうさ」みたいなもの‥?(無理ありすぎ‥)
こいずみまり先生‥すいません存じ上げなくて‥。
調べてみたら猫の漫画書いてらっしゃいます?
ちょっと似てるような‥。ふふふ
雪3年から付き合うまでがなんだかんだ好きです私。こことか、次とか何度もリピしてました。
最近は萌えシーンのビッグウェーブは何度か来たけれど、その分同じだけハラハラで…。
そしてりんごさんコメント祭り!ありがとうございます!
ティラミスの時のカップうさぎ、発見しました!
すごい小さいのによく見つけましたねーー(@@)
さすが細かい委員会委員長、りんご様!