ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

立って半畳、寝て一畳、天下取っても二合半

2011年04月14日 11時37分50秒 | Weblog
石油製品の仕入れ価格が、いくら上がるか、下がるか、

PB系企業ほど外資系元売りなどの系列価格変動を毎日、横目で睨みながら商売をするSSビジネス。
昔は、私も市況や相場変動の情報取得に頭を使っていた時期もありました。

一時は、必要に迫られて地元特産のコンニャク相場まで張った事があります。
相場に動かされる商売は疲れますね。
コンニャクは、『一夜大尽、一夜乞食』と云われて相場商品の中でも一番激しい動きをする商品です。

しかし、
1店舗クラスのSS経営者がそんなに大騒ぎするほど過激な相場情報なのかという点が問題です。
少しでも、安く仕入れて、高く売る株式とは違い、
「安く売るために、安く仕入れる」よう努力しているようにも感じます。
というか、そこまでやらなければ生き残れないという厳しい現実があるとしたら、
そして、そればかりで頭を悩まして仕事をしていたら、本来の事業家としての頭が空白になりそうです。

別に、石油に限らずビジネスをする事の意義を考え込んでしまいそうです。
やはり、普通は「安く仕入れて、普通に売る」ことを考えるべきだと思いますが

事業家としての視点で考えると、石油流通ビジネスはビジネスの中の一つのジャンルでしかない訳です。
目先の利益ばかり追いかけていると、いつまで経ってもビジネスが空回りして前に進む事が出来なくなるわけです。

たとえば、「株投資」なんてものは、
経済動向や自然環境も勘案しながら、「どんな商売のどんな会社が儲かる」という推理性もあるわけです。
それでも、身の回りに株で儲けた人は少なくて、

それなら、いっそのこと
儲かる商売に自分の意思で資金を投資して、自ら汗を流して努力して本来のビジネスで利益を上げる事が、
一番現実的で、資金効率もいいとも思うわけですが、理屈は判っていてもなかなか思うようになりません。

お金を儲けようとすると、福沢諭吉君が余計に逃げていく・・・
『諭吉君』と仲良く付き合うのは本当に難しい・・ですね。

その理由は、人は
『欲』が深すぎるからだと思います。
自分だけ儲けようとするから、人より儲けようとするから難しい。

人間、いくら土地を持っていても、自分の立ち位置だけあれば立っていられますし、寝る場所だって一畳もあれば事足ります。
いくらうまいモノを食べたって、せいぜい二合半もあれば充分で、
私などは、血糖値が上がるのでもっと少なくするように医者から指示されています。

まず、「人がよく、我もよく、我は人よりチョットよく」
と石油業界人全員が考えたらビジネスも気が楽になるはずです。

諭吉君が友達を一杯連れて帰って来るように、焦らずに仲良くすることが大切ですね。

人間は、『立って半畳、寝て一畳、天下取っても二合半』

と云うわけで、ボチボチいきましょう。

親から、継承した資産が大きくて、仕事ができない人間ほど、仕事の動きも悪くなる傾向がありますね。
そんな、ボンクラの二世、三世ではこれから仕事をしていくのは難しいですよ。

ところで、今日は
『人は、人の上に乗って、人を作る・』なんて、バカなことを考えています。
今日は、暖かくて、眠いです。

サービスの中身

2011年04月14日 05時07分50秒 | Weblog
昨日は、一日で福岡を往復のハードスケジュール。
それでも、飛行機ですから意外とゆったりとした移動でした。

全国各地を回っていると、自分なりに気に入った安くて、美味い店があります。

私は、博多へいくと福岡空港近くの「ひらお」のてんぷらを食べに行きます。
抜群の味の良さで価格も安いのに、いかの塩辛、漬物、食べるラー油などが無料で提供されているのも楽しいですね。
博多の市内にも数店舗展開しているようです。

会津若松の「三角屋」の「ラーメン」と「ソースかつ丼」もいいですね、
昔の食堂の雰囲気で粋なお婆ちゃんがウェイトレスです。
先日、ラーメンとカツ丼を一緒に注文したら、「そんなに、食べられますか?」と注意されてしまいました。
あの、和風のつゆとうどんのような太い麺がたまりません。

忙しい、仕事の間に急いで食べる昼食ですが、
最近では、店の前を通るだけで、うまい店の雰囲気と匂いが感じ取れるようになったような気がします。

どんな商売でも、優良店は店の前を通るだけで判ると言われます。

SSの繁盛店とは
商品格差のないガソリンなので「安値看板」と云うのは寂しい限りです。

そこで、全国を巡回しているときは「いじわるモニター」宜しく、
地域有力企業のフルSSで給油をしながら店頭販売オペレーションを観察しています。

私はマニュアル通りのサービスよりも
ベテランSSマンの手慣れた自然なサービスのほうがが好きですね、
チョットした自然な会話があって、気持ちが通じると必ずそのお店に再び伺います。
お店に自然な余裕が感じられます。

昨日、JALを利用して感じましたが、
「笑顔」にも色々あるものですね。
新人のアテンダントのあの過剰な「作り笑い」は気持ちが悪いです。
やはり、ベテランの自然な対応が好きですね。

なんて、感ずるのは「スケベ親父」の私だけなのでしょうか・・