ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

暫定税率に関する緊急情報

2009年10月30日 06時34分11秒 | Weblog
<自動車4税>暫定税率全廃先送り検討 財政難で方針転換

政府は29日、10年度からの実施を公約していたガソリン税など自動車関係4税の暫定税率撤廃を、11年度以降に先送りする方向で検討に入った。全廃で2.5兆円の減税となる予定だったが、年末の10年度税制改正では、4税のうち自動車取得税と自動車重量税の減税にとどめる案を軸に検討する。政府税制調査会の議論次第では、民主党中心の連立政権が4年間で取り組む段階的な全廃スケジュールだけを示し、減税を完全に先送りする可能性もある。

 全廃を見直すのは、来年度予算の概算要求が過去最大の95兆円に膨れあがるなど財政事情が厳しい上、政権獲得前に見込んでいたムダ削減による財源確保が困難になったため。また、ガソリン税と軽油引取税は、来年度以降に導入を模索する環境税への衣替えを視野に、当面は温存する。政府は将来の暫定税率撤廃の方向性を堅持することで、国民の理解を得たい考えだ。

 しかし、暫定税率の10年度全廃は、民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)に盛り込んだ目玉政策の一つ。ガソリン税で1リットル当たり25円、軽油引取税は1リットル当たり17円の上乗せ分の撤廃で、景気を刺激すると表明してきただけに、先送りが決まれば公約違反ともとられかねない。

 税制担当の峰崎直樹副財務相は同日の政府税調後の会見で、「竹を割ったようにすぱっといかないこともある。今年は暫定税率廃止の方向性は必ず確認するが、時期や金額など、廃止の中身は今後議論する」と述べ、全廃先送りの方向を示唆した。

今年も、灯油が収益の生命線となりそうです

2009年10月30日 03時47分37秒 | Weblog
過去10年くらいの間、毎年、ほとんどの経済評論家や日銀短観などが
「今年が景気の底だ」と繰り返しながらやってきたわけですが、
景気は少しも上向きませんね。
それどころか、最近さらに不透明感を増しているようです。

ガソリンスタンド業界だけでなく、色々な業界が淘汰の危機にさらされているようです。

一部では、「ガソリンスタンド業界」は「淘汰期」だけれども、
石油流通ビジネスはチャンス到来という見解もあります。

確かに、製造業や建設業などから見たら比較的落ち込みは少なくて、
石油の消費は底堅いといった部分もあるわけです。
業界の「勝ち組・負け組」が明確化してきた分だけ売り上げを伸ばしている中間流通業者もいるようです。
金融情勢が厳しくなるほどに、金融業のような中間石油流通も可能となっているわけです。

首都圏では、
閉鎖するガソリンスタンド用地の再活用や転用を得意とする不動産ビジネス。
中古設備機器などを取り扱うビジネス、などなど
時代背景を見ながら、色々なハイエナビジネスも盛んになっています。

ところで、今年の灯油ビジネスは面白そうです。

「灯油の曳き売り・?」、そんな焼き芋屋のようなビジネスではありませんよ。

灯油配送を基軸にきちんと顧客を囲い込んで、いよいよ「次の段階」へ
SSの灯油「宅配」を起点とする、新たなビジネスモデルがスタートします。

ボルボも中国ですか・

2009年10月29日 15時02分28秒 | Weblog
スウェーデンの名車ボルボが少し前フォードに企業買収されて、今度は中国の企業が買収するようです。

中国製のボルボですか・、イメージが湧いてきませんが、中国の経済成長は凄いですね。

GDPは来年あたりでしょうか、
中国経済は予想よりも早く日本を追い越しそうです。

「MADE IN JAPAN」の日本製品だって、昔は現在の中国製のようなイメージだったわけです。
これから、中国製品の品質はどんどん向上してくるはずです。

とにかく、デフレです。
原価の安い安売り商品ばかりが売れる時代なのです。
「安かろう、悪かろう」の時代が終わって、中国製の品質も急激に向上しているようです。

ジーパンの価格が、千円を切って売り出されています。

安く売れるものと、売れないものがあるわけです。
その商品区分が明確化してきました。

冷静に考えると、ビジネスとして、
石油製品のように従来から利の薄い商品をさらに販売競争で売る理由は全く無いわけです。
原油価格と精製コストが大部分の石油製品ですからコストダウによる値下げなんてあり得ない訳です。

一方、ジーパンなどのようにコットン(綿花)製品で、人件費の安い地域で加工されるものなどは、人件費コストの比重が高いですから日本製品などとはコストが違います。

これから少子高齢化で若年労働者が減る日本。
一方では、日本の10倍以上の人口で、バリバリの若手が本気で稼ぐ中国。

これでは、中国の現地労働者と日本国内の労働者賃金が同レベルならない限り、満足のいく仕事などあるはずもない。
昔のように、大学は出たけれど・・・・、の時代に逆戻り。


ちょっと前までは「流通革命」なんて言って、仕入先を変えたり、製造元が直売したりで安値販売をしていた企業は、すでに時代遅れなんです。

ファーストリテーリングのユニクロのように、抜本的な改革でドラスチックな価格体系が可能となるわけですが、
それほ石油業界に応用しようとしても不可能であることは申し上げるまでもありません。

その点、「ブランド」というものは、これまで価格の付加価値をつける手法としては効果があったような気がします。

最近、中国人がブランド好きになって、日本人はユニクロ好き、

少し前まで、アメリカ人がアウトレットで、エディバウアー、GAPなどを好んでいたころ、
日本人は、高いブランド品にこだわっていたわけです。

時代は、先進国と中進国、後進国でスライドしますね。

そのうち、中国勢のポルシェ、フェラーリなんてでてくるかもしれません。

その頃、日本人は韓国製のフュンダイに乗っていて、

トヨタ、ニッサン、ホンダはどうなっているのでしょう。

灯油はお化け商品

2009年10月29日 09時42分36秒 | Weblog
今年も灯油ビジネスがスタートしました。
すでに申し上げている通り、スタートから需給状況に注目です。
灯油は昔から「お化け商品」なのです。

私としては、SSビジネスよりも灯油に注目すべきだと思うのですが・・・
賢明な業者の方は理解しているでしようが、今年のパターンが見えてきました。

やはり、チャンス到来です。
「雪ん子」ユーザー様であれば、お分かりですね、
ここで頑張れば、全社的な収益力を採算に乗せられるまでありそうです。
全力投球で頑張りましよう。

実は、最近の石油業界のトレンドは、元売り販社、大手フリート系などを中心に、
「灯油ビジネス」に注目なのです。

未だに、ガソリンスタンドのフィールド内に閉じこもって、
来店客に対する「待ちのビジネス」で「油外収益」を向上なんて、
何年続けていますか、甘すぎます。

灯油配送を起点とする「宅配ビジネス」で、
ドアツードアの新たなビジネスモデルが生まれています。

少し前、素人衆のスタンド屋さんが、集まる掲示板などで
オール電化やソーラーの普及で灯油ビジネスに将来はないような馬鹿なことをいっていましたが、
どうでしよう。

灯油のホームタンクを持っている戸建の消費者こそが「ソーラービジネス」の見込も客なんですよ。

石油業界の悩める子鼠達が「ハーメルンの笛吹き男」に誘われて、
淘汰が、早まりそうですね。

石油直売システム

2009年10月26日 09時47分33秒 | Weblog
原稿書きながら、石油業界としての来年の課題を考えています。
やはり、暫定税率の問題からスタートですね、

次に、「新仕切り体系」への移行により発生している現場での課題と対応。
特に「直売部門」のシステムです。
SS店頭で使用されているPOSを中心とする単純な請求書作成のための勘定系システムだけではとても無理打という事。

与信限度額管理、油種別数量枠管理(仕入れ・売り)、をはじめとして
細かく変動する価格体系に対して機動的な対応ができる単価マスタリスト管理、
「遡り単価修正」、さらには、多彩な商品アイテムをスピーディーに処理できる「潤滑油販売」対応などなど、必要とされる仕様が山積です。

これからの石油流通ビジネスは、より専門化したプロフェッショナルな世界へ突入します。

そんなわけで、本日も「次の時代」に向けたビジネスフォームの提案に出かけます。

真夜中の、ビジネス「夢紀行」

2009年10月24日 05時04分26秒 | Weblog
週末のこの時間に起きて何をしているのやら・・・
実は、夜中に新たなビジネスフアイデアのフローチャートを書いているわけです。

かねてより、多くのユーザーの皆様から要望が寄せられている、
「SSを起点とする新たなビジネスモデル」の構築。
ガソリンスタンドという業態の「次の時代」のビジネスモデル

完成したら、SS業界に少しは貢献できるかもしれません。

別にすぐにお金になりそうでもありませんが、
夜中にJALの「ジェットストリーム」を聞きながら
ビジネスイメージを膨らませるのが、昔からの習性となっています。

こんなことをしながら、
その昔に、日本で最初の灯油配送システム「雪ん子」も生まれました。
軽油税納税管理システム「D-TAX」も同様です。

石油流通にWEB受発注システムなんてどうでしょう・・
「ペトロマスタードットネット」をご覧ください。

子供とビジネスの歴史は「夜中に作られる」というわけですね

時間の制約がなくて、電話に思考が中断されることもなく
アイデアが空想として夢と時間と空間を飛び回ります。

ところが、どんな素晴らしいアイデアでも開発作業はきつくて、
ビジネスとして成立させるには、さらなるリスクと行動力が必要となるわけです。
もうこんな苦労はしたくないと思いながら、それでも「のど元過ぎれば熱さを忘れて」しまいます。

今度から、ビジネスアイデアを構築して完成したら販売しましょうか。
なんて、考えてしまいます。

ノルウェーのグリーグという作曲家は、森の中の湖のほとりに小さな赤い「作曲小屋」を作ってそこで作曲活動をしていたということです。

一人で、コーヒーを落として、音楽を聴きながら・
ビジネスの夢は夜空を駆け巡る
若干の自惚れがなければ、こんなつらい仕事はやってられません。

やはり、ビジネスはロマンです。
我々のコンテンツにはこの独創性と「夢とロマン」とスピリットが沁み込んでいるわけです。

真夜中の「ビジネス夢紀行」

一生、勉強ですね。

2009年10月23日 15時08分52秒 | Weblog
最近、夜中に目が覚めると、頭が冴えて色々なビジネスアイデアが浮かんできます。
マンションの窓から夜景を見ながらフローチャートを書いたりしています。

振り返れば十年前、軽井沢の山の中で満月の夜に、
真っ蒼な月夜の明かりの中で「ある決心」をしたわけですが、
あれからちょうど十年が経ちました。

今ではこうしてソリューションビジネスの真っただ中に生きているわけですが、
結果としては、現在のビジネスのほうが達成感もあり充実しているというわけです。
まさに、「人間万事塞翁が馬」。人生なんて全く皮肉なものです。

人間、一敗地に堕ちてから判ることもたくさんありますね、
「失敗は成功の母」。「谷深ければ山高し」。「朝の来ない夜はない」。

このブログの読者の皆さんは、
俗に言う、ガソリンスタンドやその周辺ビジネスに携わっていらっしゃる方が多いはずです。
多くの方が、夜も眠れないで思案中かもしれません。
攻めるか、引くか、経営判断に悩んでいらっしゃる方も多いはずです。

今年の、「灯油ビジネス」はそんな方たちにとって、未来を予測できるはずです。

元売り、某社はすでに次期エネルギービジネスのプロジェクトに着手しています。
しかし、その「見込み客」となるのは、ホームタンクなどを持つ灯油ユーザーなのです。
ですから、現在、灯油顧客を囲い込んで「ソーラー機器」などの販売普及時には、
灯油顧客データが大きな経営資源となるはずです。

この理屈、お分かりですか・?

実際の話、元売りによる灯油販売戦略は凄いことになっています。

今年の、灯油玉の流通と値動きと、収益性について、その推移を見守る必要があります。
WTI相場は危うくば、100㌦までいくかもしれません。

嘘か、真か、

今シーズンの「灯油ビジネス」は・・

2009年10月21日 05時55分35秒 | Weblog
ボチボチ「今年も灯油は儲かりますかね?」という質問が増えてきました。
どうなんでしょう・・・

石油業界に関連する色々な人達から、かなり専門的な情報も聞こえてきます。

原油価格の動向、在庫推移、元売りや商社、薪炭系大手などの情報を総合的に分析すると、
年末から年明けに向けてかなりの値上がりが予想されています。

当社の「雪ん子」ユーザー様でも先物を手当てする方が徐々に増えているようです。

ですから、灯油に関する相場予測なども求められるわけです。
しかし、相場予測ということになると、無責任な予測はできません。
いつの間にか、今の時期になると「相場予想」を強いられる自分がいるわけで、
ある意味怖いですね。

現実の問題として、灯油がTOCOMに「商品」として上場されて相場が存在している以上、
その場の成り行きで仕入れる価格と「先物相場」による仕入れ調達の相場勝負のビジネスが両立できるわけです。

そうなると、配送灯油のコスト転嫁と、仕入れ調達手法により、
さらに収益が加算されますから、灯油ビジネスの「妙味」が当然のことながら倍増します。

こうなると、燃料屋としてはプロの世界です。
実は、「新仕切り体系」どころの話ではなくなるわけです。
ガソリンスタンド経営者とは、取扱商品は同一でも商売としては別物と考えるべきです。

私としては、今まで石油の相場に関するビジネスには、あえて触れないできたわけですが、
昔の私を知る方は、そちらの話題になりやすい。

あくまでも、個人的、無責任な予測なのですが、
年末から、年明けにかけて国内灯油価格が急騰する予感です。


経営のかじ取りが難しい、時代に入りました。

2009年10月20日 11時37分36秒 | Weblog
民主党政権になってから、実体経済の動きが見えてこないような気がしているのは私だけなのでしょうか・

補正予算の削減額に関する話題ばかりに注目ですが、
実際には相当厳しいことになっているという意見もあります。

一方、日銀などの景気判断では景気は上向いているとの報道です。

株が上がっても、評論家などは景気の二番底を唱える方もいるわけで
国民にとっては全くわけのわからない状況となっています。

経営者にとってはまさに「暗中模索」、
暗闇で何が何だか解からない。困った時代です。

原油は上がっていますが、国内業転市況は若干弱いですね、
若干のタイムラグは致し方ないとしても、
今後は、実態の業転市況と「新仕切り体系」の関連なんて論じて見ても意味が無いような気がします。

石油ビジネスの流通と仕入に関する価格メカニズムについても、根底から検証してみる必要がありそうです。
やはり、根底は相場商品だという事です。

業転で仕入れ調達しているPB系などの零細業者は、
WTIなどのグローバルな話題の市況に振り回されることなく、
自分の目の前の実際に仕入れ可能な価格をきちんと認識、把握すべきです。

実際の仕入れスタンスは、業者によって其々の立場で全て異なるわけですから。

そんな状況の中で、必要な情報というのは、小難しい評論家のような屁理屈ではなくて、
業転マーケットなどでの実際の「仕入れ価格」の自社ポジションという事なのでしょう。
ですから「暗中模索」という事になるわけです。

情報の少ない、販売店(サブ店)などでは、業転マーケットにおける仕入れ調達可能な価格の情報だけが「命の綱」なんてことになりかねません。

仕切り価格ばかりに目がいくと、今度は逆に自社の石油ビジネスのスタンスを見失いやすくなります。
時代の流れや、業界の大きな流れに置き去りにされてしまうという危険もあります。

これからの石油業界には「着眼大局、着手小局」、そしてその逆もありですね。

ディスクワークが続きます。

2009年10月20日 06時27分25秒 | Weblog
最近は静かな日が続きます。
スタッフは全国各地へ出張ですが、私は会社でディスクワーク。
しかし、私にとってはこれが一番疲れます。

朝はコーヒー飲みながらゆっくり新聞読んで、久しぶりに社長さんの気分です。

灯油ビジネスが始まる今頃は、システムの確認とチェックが多いようで、
サポートスタッフは忙しい。

最近は「雪ん子」のリースアップでハンディPOSの入れ替え作業が増えています。

「雪ん子」を永年にわたりご活用いただき本当にうれしいことです。
今年もがんばります。