ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

軽井沢の灯油ビジネス

2016年01月29日 09時36分08秒 | Weblog

またまた雪です。
明日のゴルフはキャンセル。せっかく購入したドライバーの試し打ちもできません。
最近、年齢のせいなのかドライバーの飛距離が落ちまして、200ヤードチョットになっちゃいました。

そこで、いろいろと探して「リョーマ」というメーカーのドライバーを購入してみました。
北野武が宣伝している道具ですが、彼が打っても290ヤード飛んだとか、飛ばないとか・・

モノは試しと年金のお金を使って買ってテストしてみようというわけですが、あいにくの天候です。

仕方がないから、週末から日曜日は原稿書きでもしてようと思います。

ところで、
週末から寒波と大雪のようで、軽井沢でも灯油ローリーが忙しそうに走り回っています。
軽井沢は騒音条例が厳しいのでさすがに灯油の「巡回引き売り」なんてありません。
おかげさまで「雪ん子」のユーザー様企業はどこも非常に順調な販売動向です。

消費者の立場になれば、安い方が良いとは思いますが、
軽井沢にもホームセンターがありまして、店頭価格と配送灯油では13円/㍑以上の価格差があります。
当社では当然、ユーザー様の配送灯油を購入していますが、
配送スタッフの方が、「須賀社長のところは、いくらにしたらいいのか聞いてからといわれまして・」
なんて気を使っていただきますが、やはりこの寒い中の配送ですから一般単価で購入しています。

かつて、ホームセンターまで18㍑のポリ缶を車に積んで買いに行ったことがありますが、
ひどい目にあいました。
そのホームセンターも最近では地元業者に配送業務を委託しており、現在では店頭価格も安くしておりません。


灯油「巡回販売」の不正防止対策を考える

2016年01月28日 02時56分49秒 | Weblog

今週から軽井沢は急に冷え込んで水道の凍結防止で大変です。
当社は森の中で雪掻きもありますから越冬隊のような生活を送っています。

それでも、冬の季節は静かで社内は暖かいので仕事は進みます。
灯油ビジネスのサポートと開発作業も順調に推移しております。

最近は販売サポートの要請も増えており、
テレビ会議システムによるコンサルティングにも対応中。
こんな山の中で、全国各地のお客様と顔を合わせたり、
実際のシステムを動かしてご覧いただきながら打ち合わせや運用指導が可能な時代が来るとは・・・
数年前まで予想もできなかったことが実現しています。

我々、ソリューションベンダーの業態も大きく変化しています。
午前は北海道、午後は九州から沖縄まで、
スタッフは軽井沢にいながらバージョンアップや運用指導まで行っているわけです。

今朝は、灯油販売に関するとりまとめと現況分析、今後の動向分析などに追われています。
やはり、灯油の『巡回販売』という業態は急速に衰退傾向にあるようです。
不正防止対策も必要ですが、顧客管理もせずに販売してきたこれまでの業態そのものに問題があると思います。

夜の夜中まで、仕事をしていると疲れます。
もう朝が来ます。


「共存共栄」の灯油ビジネス

2016年01月26日 16時31分22秒 | Weblog

各地のユーザー様から灯油が急に忙しくなったとの声が聞こえています。
灯油ビジネスはまさに「季節ビジネス」ですが、天候や気温に左右されるため変動への対応が大変です。

売れるには「売れる要因」、売れないには「売れない要因」があるわけで、
一概に「前年比」などの対比をするのは意味のない話です。
業界紙などの販売動向に振り回されていると、最高のビジネスチャンスを逸することにもなりかねません。
まして、市況などに振り回されて自社の方針を見失うととんでもないことになりますから、
価格戦略は自陣を持った値付けで、適正な販売を心がけることが必要です。

低価格で販売しても、売れるわけではありません。
やはり、配送サービスの充実が適正値取りのポイントなのです。

ホームセンター各社の担当者などもこれまでの価格戦略を見直しています。
まさに「共存共栄」の灯油ビジネス。

今シーズンは、これからスタートの気持ちで頑張りましょう。


灯油シーズ中に考える。ビジネスの要諦。今後の対策。

2016年01月24日 07時22分16秒 | Weblog

灯油ビジネスは本当に難しいと思います。
今シーズンに入って以来、「暖冬」による販売不振の話題で持ちきりでしたが、
ここにきて、西日本まで寒波来襲。

諦め気分が蔓延していた今年の灯油ビジネスが一転活況を呈しているわけです。
当然仕切り価格も堅調ですから、早まって安売りに転じようとしていた小売業界も大わらわといった感じですね。

「灯油」は流通価格も小売市況も変動が激しいわけですから要注意。
安定供給を前提にした、平常心の対応が求められます。
「油断大敵」の灯油ビジネス。

販売業者も安定した販売体制を維持している勝ち組企業と場当たり的な対応の業者では収益が全く異なりますね。
今シーズンは、これから3月くらいまで安定したビジネスが見込めるようです。
灯油ビジネスのスタートが遅かったと考えて今後も冷静な対応が求められます。

特に、今年の灯油配送ビジネスは、販売業界にとっても今後の「適正値取り」体制の確立にも大きな影響を与えることになりそうです。
SS過疎地帯の多発もあります。業界における勝ち組と負け組の明暗を分ける大きな年になります。

今年こそは、決して「のど元過ぎても、」この現実を忘れずに、灯油対策を立てておく必要があります。

SS店頭ビジネスだけでは、勝ち残りは難しくなりそうです。

今年も、「巡回灯油販売」における不正販売が発生しており、
販売業界としては、抜本的な業態改革も求められています。

早くも、今後のビジネスを想定した灯油販売計画をスタートさせている企業もあります。
豪雪の中の出張です。


頭で汗をかくということ

2016年01月20日 08時40分52秒 | Weblog

今朝のニュースではWTI26ドル台に下落で・・・、
一体どうなる原油価格といったところですが、株価下落との関連がイマイチよく理解できません。
アナリストは原油価格下落と株価の下落について、投資マネーの動きによる影響を指摘しています。
中国の消費低迷の影響などもあるのでしょうが、よくわかりません。

しかし、よくわからないのが当たり前で、
全てが理解出来て予測できたら、今頃、私だって世界有数の投資家になっているはずです。

ガソリンなどの販売市況は自分が安く売れば地域市況を低下させることはできるはずですが、
事が「相場」ということになれば、変動要因は多様ですから
どんな商品でも人為的な操作はほぼ不可能だといえます。

今年の灯油のリテール市況が比較的堅調なのは、
冬の寒さの中、苦労して配達しても利益が出ないこれまでの馬鹿げた商売を業界人が見直してきたということでしょう。

消費者も寒い中、ポリ缶をぶら下げて自分の車の燃料を無駄に消費して、
雪道走行の危険リスクを冒してまで買いに行くバカバカしさを感じているわけです。
売り手と買い手の感覚が適正になれば、価格も適正になるはずです。

商売ですから、ハイリスクや他に類例のない商品が高額で売れて高収益なのは当たり前です。
人の真似をする二番煎じの商品アイテムをより低額で販売して儲けようという手もあります。
中国や韓国のコピー商品のようなものですね。

体で汗をかくのと「頭」を使って汗をかくことは同じ労働でも全く異なります。
SS業界人も、もう少し頭で汗を流すことを考える必要がありそうです。
農業にも「豊作貧乏」という言葉があるわけで、
ただモノが大量に生産されたり売れれば儲かるというわけでもありません。

灯油もこの寒さの中で苦労して汗をかいて貧乏していたるではバカバカしくて商売やってられませんね。

当社は、本日も雪かきで汗を流しています。


灯油配送ビジネス、後半戦、 安全運転で行きましょう。

2016年01月19日 05時38分47秒 | Weblog

軽井沢で発生したスキーバスの事故現場を見てきました。
群馬県から長野県に入ったところで、旧碓氷バイパスの料金所の手前です。
碓氷峠の急坂を登り切っての下り坂ですから、それまでブレーキを多用していたとは思えませんから、
ブレーキのペーパーロックの可能性も低いように思うのですが・・・
道幅の広い下り坂の大きなカーブですし、積雪や道路の凍結もなかったはずです。
早朝のニュースで死亡された方が1名増えて15名になったようです。

お亡くなりになった方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

車の事故は予測不能な場所で発生します。
事故原因について軽率なことは言えませんが、
灯油配送では寒冷地や地方の狭い道路を走らなくてはなりません。

全国各地の雪の中、灯油配送をしているスタッフの皆様の安全運転をお願いします。

灯油が届かなければ困る地域の高齢者世帯への安定供給は本当に大変な作業です。

灯油販売は消費者と販売業者の信頼関係により成り立っていると感じます。
暖冬から一変して冷え込んできました。
ようやく販売量も増えてくるはずです。
前半の灯油商戦を取り返すべく、安全運転と安定供給を前提に作業を進めましょう。


灯油不正販売の再発

2016年01月18日 08時09分37秒 | Weblog

本日は大雪でようやく冬らしい景色になっています。
こんな時にはしょうがないからスタッフは新幹線通勤となります。

ようやく冷え込んできたので灯油ビジネスも活況を呈することになりそうです。
幸いなことに価格面も堅調のようですから何とかこれまでの暖冬による収益減をカバーできればと願っています。

ところで、昨年灯油の不正販売で問題となった企業が再び問題を起こしたようで、
某元売りと当該企業のホームページにお詫びの報告が出ています。
全く。困った企業です。
https://touyu-takuhai.net/topics/topics.php

昨年、当該企業から相談を受けた際に、販売方法に問題があるので、
売り方を工夫する必要がある。特に顧客管理データベースの必要性を指摘したのですが、
いかに、ハンディPOSを駆使しても顧客管理データがなくて、すべて領収書が「上様」では、
販売先も特定できません。『焼き芋』売りのように拡声器を付けた巡回販売は業態として問題なのです。

元売り販社ということで、前回の不祥事から第三者委員会を設けて再発防止に努めてきたということですが、
抜本的な対策を考えるべきですね。

噂によりますと、
今回は、配送員が18㍑のポリ缶を別に用意しておいて、そこに灯油を貯めこんで販売していたということのようです。
消費者から領収書の発行を求められて発覚したということのようですが、詳細については不明です。
悪いことを考える人間はその方の知恵が発達していて驚かされます。

ハンディPOSとのローリー連動などでも抜け道があるわけですから、
対応をさらに考える必要があります。

当社では、データロガーによる不正防止対策システムを開発中です。
あえて、ローリー連動をせずに流量データを残し、ハンディPOSへの数量入力は人間がおこない、
システム的に両方のデータを自動照合することで、確実に不正が防止できればと考えていますが、
このシステムですと、ローリーやハンディPOSに関する型式認証などの煩わしい申請業務が不要となります。

しかし、どんな手法を考えても悪いことをする人間は、
また、また裏を考えるわけでイタチごっこになりそうです。

ちなみに、当該企業では当社システムを使用しておりません。
同系列の別の販社では当社システムがクラウドにより非常に円滑に稼働しております。

やはり、企業風土と人間の問題だと思います。 


荒れる、サル年です。

2016年01月14日 11時00分19秒 | Weblog

原油価格と株価の暴落で大騒ぎですが、
「山高ければ、谷深し」といいます。
やはり、サル年は年初から荒れる年になっています。

しかし、よく考えてみれば、リテールのSS業界にどんな影響があるのか・・・
マクロ経済よりも自分の企業の頭のハエを払う方が大事ですから、
まずは、用心、用心。

今年は、元売りの統合や原油価格の動向などをはじめ、大きな話題が出てくる気配ですが、
そんな事を末端の中小SS業者が論じてみても、目線が違うような気がします。
大切なことは、まず「御身の用心」だと思います。
株の格言では「遠くのものは避けよ」という言葉があります。
まずは、みずからの企業に直結する足元の課題解決や情報取得がポイントです。
足元を見ないヘッドアップ経営ではナイスショットもできません。

こんな時代ですから、
株を買う余計なお金を持たない庶民としては身の丈に合った話題や情報を見ながら原点回帰で行きましょう。
持っていなければ、株で損をしようにも損もできないわけで気が楽ですね。

相場というものは本当に難しい。


石油業界の「油外収益」

2016年01月13日 10時14分05秒 | Weblog

そもそも、石油業界の経営課題が「油外」収益とは情けない話だと嘆いていらっしゃるSS経営者が多いわけで、
それほど「油外」に固執するならいっそ「油販売」の商売をやめて、
「油外」だけの商売にした方がよいのではないかとおっしゃる方までいらっしゃいます。

確かに、主要燃料油販売の収益だけでガソリンスタンド経営を健全に成立させることは難しい時代になっています。
「油外収益」という言葉自体、SS業界用語だと思いますからよく考えてみればおかしな話です。

油屋が油で利益が出せないから「油以外」で商売を継続しようということになるわけですが、
そもそも、モノの考え方の原点が違うような気がしています。

これだけエコカーの普及が進み、ビジネスフィールドの変化が激しい時代なのに
ガソリンスタンドという「業態」がこれまでと同じ手法で成立するはずもありません。
自動車用燃料油は品質格差もありませんから価格競争になるのは当然です。

もっと消費者ニーズを深耕し、「求められる業態」に変えていく努力が必要な時代なのですが、
相も変わらず、業転市況とにらめっこしながら薄利を追いかけているようでは、すでに負け組なんでしょうね。

今年は暖冬で、石油業界だけでなくいろいろな業種に影響が出ているようです。
しかし、こんな時ほど原点回帰で本業を見直すことが大切なのだと思います。


石油業界の「油外収益」

2016年01月13日 10時14分05秒 | Weblog

そもそも、石油業界の経営課題が「油外」収益とは情けない話だと嘆いていらっしゃるSS経営者が多いわけで、
それほど「油外」に固執するならいっそ「油販売」の商売をやめて、
「油外」だけの商売にした方がよいのではないかとおっしゃる方までいらっしゃいます。

確かに、主要燃料油販売の収益だけでガソリンスタンド経営を健全に成立させることは難しい時代になっています。
「油外収益」という言葉自体、SS業界用語だと思いますからよく考えてみればおかしな話です。

油屋が油で利益が出せないから「油以外」で商売を継続しようということになるわけですが、
そもそも、モノの考え方の原点が違うような気がしています。

これだけエコカーの普及が進み、ビジネスフィールドの変化が激しい時代なのに
ガソリンスタンドという「業態」がこれまでと同じ手法で成立するはずもありません。
自動車用燃料油は品質格差もありませんから価格競争になるのは当然です。

もっと消費者ニーズを深耕し、「求められる業態」に変えていく努力が必要な時代なのですが、
相も変わらず、業転市況とにらめっこしながら薄利を追いかけているようでは、すでに負け組なんでしょうね。

今年は暖冬で、石油業界だけでなくいろいろな業種に影響が出ているようです。
しかし、こんな時ほど原点回帰で本業を見直すことが大切なのだと思います。