ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

外は雨、雨、仕事は進む

2010年05月29日 10時57分03秒 | Weblog
土曜日ですが、外は雨、ゴルフはできないけれど、
現在、腰痛で苦しむ私には絶好の仕事日和です。

よい天気の日に部屋に籠って原稿などを書いていると、
禁煙しているのにタバコが増えてしまいます。

今月から、
本格的に「灯油」に焦点を絞っての原稿書きが始まります。

灯油配送ビジネスに関する、現在のポイント
そして、各元売りによるソーラーなどの次世代エネルギーへの過渡期の課題

石油業界は
考え出したら、きりがないほどの課題を突き付けられているわけです。

JXグループ発足に伴うコメントなども書くことになっています。

「講釈師、観てきたような嘘を云い・・」と申しますが、

このようなブログの読者はほとんどが「その道」のプロばかりですから、
私が講釈師になるわけにはいきません。
プロが書く、プロのためのブログです。

最近、
みずから、進んでPBの道を選択した経営者の方から、
元売による差別対価や「新仕切り体系」に関しての不満を聞かされました。
系列を批判して、みずからPBになっても、どこへ行っても不満なら
石油ビジネスは辞めるべだと助言しましたら、
「?????、・・・・・・・・・・・・・・・」

石油業界人はどこまでも、不平と不満で生きているようです。

「男はロマン、女は不満」

うちのカアチャンもぎっくり腰で寝込んでます、
更年期障害も併発のようで、機嫌も悪くて困ります。

おかげさまで、静かなので私の仕事は、進みます。

人生なんて、意外と泥臭いものなのです。

「占い」が当たります。

2010年05月28日 05時28分23秒 | Weblog
腰痛もかなり良くなりました。
少しずつ、体調管理に向けて動きまわるようにしましょう。
腰痛のせいで低迷していたモチベーションも少しばかり回復してきました。

仕事は「気合」です。

身の回りには仕事が自然発生してきました。
なかには、昔取った杵柄でシステムとは関係ない話までありますが、
あまり手を広げて現在の仕事に影響が出るようでは困ります。
時間と体力と能力を考えながら、慎重に行動しましょう。

仕事のオファーが増えているという事はまだまだ自分が世に求められているという事ですからありがたい。

不思議なもので、若いころから仕事が集中する運命なのです。
上がったり下がったりする運命の中で、
みずから追いかけなくても、不思議と仕事が追いかけてくる、
自分でもわかるほど波が大きいのが私の人生のようです。

これから始まる、ビジネスドラマ。
もう「ひと花」咲かせてみたいものです。

次世代エネルギーに関する「元売の取り組み」と石油ビジネスの未来

2010年05月27日 03時38分55秒 | Weblog
数日前の一般紙の記事に「元売による次世代エネルギーの取り組み」の記事が掲載されていました。

概要は
石油元売り各社による太陽電池部材等の生産強化の進捗と計画についてはかなりの速度で進行している。
新日石は太陽電池の主要部材であるシリコンウエハーの本年度の生産量を対前年比17%増産し年24万㌔㍗分を見込んでおり国内外のメーカーに販売する。
出光興産については太陽電池を電線でつなぐ新素材の樹脂を開発し中継装置の保護用部材の開発と太陽電池での太陽光の浸透率を高める電極保護材も手掛けており液晶パネル向けと合わせ2015年度には全世界で50億円の売上高を目指している。
コスモ石油は2012年度の事業化に向けて太陽電池向け多結晶シリコンを開発中。
さらに、昭和シェル石油は約1000億円を投じて宮崎県で年間90万㌔㍗の太陽電池の新工場を建設中。

といったところで、石油元売りによる太陽電池を中心とする市場は大きく拡大する傾向にあり、
一方国内における燃料油販売数量は今後かなりのスピートで減少することが予想されているという内容です。

そんなわけですから、これから石油業界経営者の視点は「ガソリンスタンドの店頭販売オペレーション」から次世代エネルギーへの時代の流れに沿った展望と経営計画も視野に入れる必要に迫られています。

元売による中長期経営計画をみると、その重要性をさらに感じます。

「仕切り体系」の変更や目先の仕入情報ばかりに振り回されている業者が多いのが現状のように見えるのですが、
実際には、現状の流れの中でPB是非論や経営スタンスを論ずる前に、
まず、大きな流れに沿った視野でのエネルギービジネスの今後を考える必要があると思います。

「ガソリンスタンド」というビジネスフォームの「タライ(枠)」の中でうごめくアメンボのような視点で情報や目先の仕入単価を追いかけまわしているだけでは今後の変化についていく事は不可能だと考えます。

タライは既に大きな流れの中で彷徨っているわけです。
流れは速度を増して激流となりやがて大きな瀑布に至るはずです。
これから暫くは、一般業者にとっては設備投資に関するタイミングなども大きな問題になりそうです。

時代の流れを先取りするための潮目を冷静に分析できる立場にあり、赤字であっても資金が豊富な元売は当然有利です。
元売販社は既存マーケットの中でさらに巨大化して大きな流れを泳ぎきる力を持つはずです。
何より、自ら波を起こし、流れを作る当事者なのですから一般業者との力の差は歴然としています。

これからは当然「ガソリンスタンド」という石油店頭販売オペレーションから、潮目が変わる時代に入ります。
次世代エネルギーとしてはEVであったりソーラーであったりするはずですが、
エネルギー転換には時間もかかりますから一般業者としては設備投資を含むタイミングが難しくなりそうです。

中小を中心とする一般業者にとって一番の課題は、
変化するエネルギーの時代の流れの中で、
次世代に向けて「それまでの時間」をどのようなビジネスとタイミングで繋いでいくのかという事にもなるはずです。

最近、私が論じてきた「SSの灯油配送を起点とする宅配ビジネス」に関する方向性が見直されてきたようです。
これは単なる「灯油配送ビジネス」ではなく、次世代のエネルギービジネスまでを視野に入れ。さらにガソリンスタンドを起点とする異業種展開に向けたビジネスフォームです。

すでに各地で、色々な工夫が開始されていますが、
興味があるのは、FCやビジネスフォームの真似が大好きで得意な今迄のガソリンスタンド業界のイメージではなく、
地域性など考慮しながら企業としての独自性を重視した動きが見えてきた事です。
ガソリンスタンドビジネスに創造性を発揮すべきビジネスチャンスの時代が到来しているわけです。

灯油配送管理システム「雪ん子」に関する、広範な運用機能についての前向きな問い合わせも増えています。
「宅配」を基軸に多機能な使用用途が認知されてきたわけですが

この事は、少し視点を変えると、
ガソリンスタンドビジネスの未来や可能性が見えてきたともいえるわけです。
とにかく、今年の灯油配送ビジネスに関するそれぞれの会社の収益貢献度を再度ご確認ください。
それぞれの企業の実績が何よりの自信につながるはずです。
ここで、商人としてのバイタリティーを充分に発揮しましょう。

当面の仕入調達価格は重要な事ですが、もう少し大きな流れを見据え、
時代の潮目を読み切る事も次の時代に向けた重要なポイントであると考えています。

私も、その事を考えながら、お客様のために朝早くから頑張っています。
「お客様のよろこびが、我がよろこび」です。

怒りと不満が鬱積する日本列島

2010年05月26日 04時56分22秒 | Weblog
今年もワールドサッカーに参加する日本チームですが、話題も熱気も盛り上がりも今一歩といった感じです。
壮行試合で韓国に完敗のようでは一段と面白くないですね。

鳩山首相の稚拙さと無神経を怒ってみても、呆れて何もいう気がおこりません。
何より、庶民の声が届かない。

昨日は株価も暴落。
今朝のニュースでは、アメリカのダウも一万ドルの大台を割ったようです。
今日の日本マーケットも連動して下げでしよう。
ヨーロッパではギリシャ以外の国もおかしくなっているようです。

朝鮮半島もキナ臭い。一触即発。

沖縄の辺野古の基地問題。
社民党の福島党首は連立内閣にいながら、全く不一致の行動をとっているように感じます。
閣議で反対すると明言するなら、速やかに連立を離れてから行動すべきです。
沖縄知事と握手しても知事の表情がこわばって、対応が判らず憂慮しているようにも見えてきます。
まあ、こんな状況では「社民党」という政党は次の選挙で消滅するのでしよう。
選挙の前に連立離脱することになるのでしよう。

国民の立場で冷静に考えるとどう考えてもおかしな政治状況です。

宮崎の「口蹄疫問題」、赤松大臣が陳謝してみても、
所詮は元社会党の「労働貴族」が体制側に立って舞い上がり、
急を迫られる口蹄疫問題で質問を受けてもニヤニヤしているようでは大臣失格。
油断して怠慢に見えるのは私だけではないでしよう。

事業仕訳をみていて
「宝くじ」問題、どこかの県知事に天下っている元官僚と理事長の態度。
根本的な考え方が間違っているようです。
公益法人といわれる団体の存在意義は一体何なのか??

競輪の自転車振興会などの報道を見ていても
日本の官僚はいまだに「バブル」の時代です。腐りきっていますね、
天下りの「渡り」で三億円も懐に入れた官僚はお金を返還すべきです。

日本列島に怒りが鬱積しています。
本日は、石油ビジネスとはあまり関係ない話題でした。

夏風邪に注意

2010年05月25日 13時43分05秒 | Weblog
真夏のような温度の関東平野です。
最近の気候はおかしいですね。

石油業界の景気も灯油シーズンが一段落してあまりパッとしないように感じます。
他人ごとではなくて石油ビジネスが冷え込めば、我々のビジネスは風邪をひいて肺炎になってしまいます。

なんとか、先の見える明るい話題を見つけましょう。

月刊ガソリンスタンドの原稿も書かなくてはなりませんが、集中力が足りなくて困っています。

それでも、大手企業は基幹システムの見直しなどに着手しているようです。
ss店頭のposシステムとは違い、石油流通の上流では基幹系システムの開発などが盛んです。
不景気とは言いつつも、リテール部門とは異なる石油の中間流通ビジネスはまだまだ活発な動きもあるようです。

石油製品は減販の時代に入ると言われながら、
まだ、底堅い需要もありますからしばらくこんな状況が続くのでしょう。

「次の時代」に向けてガソリンスタンドビジネスをソフトランディングさせながら

さらに次の時代のエネルギービジネスにむけた動きも活発になってきたようです。

少し勉強しましょう。

それにしても、夏風邪と金欠病が流行っているようですから、体を大切に、

灯油ビジネスを起点とする新しい流れ

2010年05月20日 04時13分57秒 | Weblog
「雪ん子」ユーザー様を巡回して、今後の課題やシステムに関するご要望を承ってきました。
「今年は灯油で決算が組めましたよ」

確かに今年の灯油ビジネスは価値がありました。

特に、「雪ん子」に対する評価を頂いたときは嬉しいですね。
これからも頑張ります。

SS店頭で販売するガソリンと比較しても「配送灯油」の収益性は高いはずです。
配送SS過疎地帯多発などの問題もあり、社会的ニーズも高まってきましたね。
配送は経費がかかるといいますが、セルフSSのほうが設備コストはもっと高いはずです。

SSを廃業しても「灯油ビジネス」だけで充分利益が出せる時代です。
あとは、ホームエネルギーを起点とする「次」に向けたビジネスの拡張性ですね、
時間をかけて構築した顧客管理データベースは「次の時代」に向けたあなたの会社の宝物です。

「車のナンバー」をデータベース化しても、車を買い換えたらナンバーが変わってしまいますが、「灯油」を切り口とするホームエネルギーデータベースはいつまでも有効に使えます。

ホームタンクを所有する消費者の「灯油」に関するデータベースは、
今後、予想を上回る可能性を秘めているわけです。
その中身について、賢明な方は既にご承知の通りです。

これから始まる、ソーラーなどの分野に対する展開にたいしては、
ホームタンクを所有する戸建住宅の「灯油データベース」がかなり効果的だという予測です。
次世代ソーラービジネスやエコフィールの「有力な見込み客」であるというわけです。

最近は、SS業者による独自性のある色々な企画が出てきました。
簡単なリフォームビジネスなども活発になってきました。

これから、元売各社が競って参入し、しのぎを削る「ソーラーパネル」を中心とするビジネスの時代には、
必ず新ホームエネルギーの見込み客データベースとして活用されるはずです。

次の時代には「雪ん子」のホームエネルギーデータベースを構築している販売業者に脚光があたります。

「雪ん子」によるホームエネルギーデータベースを構築は「導入見込み客」の有力データベースを構築している事になるわけですから
ソーラーエネルギーの時代に向けて、元売にとっても可能性と魅力ある特約店、サブ店ディラーとなりそうです。

リテール業者が経営資産として見込み客データを囲い込んでいるわけですから、
現在の「元売カード」などとは逆の現象が発生します。


次の時代に向けて、
「灯油」を売るのではなくて「ホームエネルギービジネス」だと考えましょう。
「雪ん子」は今後も次の時代を見据えた、バージョンアップを積極的に重ねてまいります。

「自動車」を切り口とするガソリンスタンドを媒体とする石油ビジネスから、
次世代向けの本格的な「ホームエネルギービジネス」へ
これからのエネルギービジネスは確実に方向性が変化してきます。

しかし、変化には時間がかります。
当面は、まず灯油で売り勝つ事が大切です。

あまり単純に短期的に考える必要はありませんが、
石油元売り各社は既にソーラーの分野に資本を投下し人的資産もシフトしています。

エネルギービジネスは変化のスピードをうまくとらえながら、業態をシフトする事がポイントです。

焦らずに
「着眼大局、着手小局」でいきましよう。

酒でも飲みながら、勉強会でもしましょう・・
ご要望の方はメールでもください

最新の石油流通ソリューションをご覧いただけます。

2010年05月18日 10時01分05秒 | Weblog
今年も石油ビジネス見本市に出展する予定で、資料を作成しています。
当社は今年も一番小さいブースで「軽油税申告」を中心としたものになります。

コンテンツとしては時代のニーズに応じたものなのですが、
ハード機器類と比較すると地味なものです。

当社の『D‐TAX』は
ほとんどの元売の後方計算センターとの連動が可能となりましたので、
計算センターに保存されている流通データを「データインポート」するだけで帳票作成を完全省力化する事が出来ます。

さらに、
サブ店や直売部門データなどは、SS・POSではなくて直接「D‐TAX」へ直接データ入力して後方システムへそのまま「データ・エクスポート」する事も可能です。
すなわち、重複作業も不要となりますからミスのない流通管理が可能となるわけです。

仕入計上、売上計上、在庫管理、のデータ一元処理が可能となります。
さらに、新機能として
複雑な「仕切り体系」についても同時に処理してしまいますから、リアルタイムな商品別の仕入原価把握も可能な機能も搭載しています。

主な機能だけでも
①.日決め、週決め、などをはじめとする「期間設定」
②.「出荷基地別」
③.ボリュームインセンティブによる価格変動
④.CODや「前払い金」の管理
⑤.油種別・仕入先別の「仕入枠管理」
⑥.油種別・販売先別の「販売枠管理」
⑦.リアルタイムな「与信限度額管理」
などなど、
石油流通ビジネスの「本流」となる流通機能管理を搭載。

追加機能としては、
現在、元売が特約店からの受注業務に使用しているEDI(電子商取引)システムまで準備されています。

これらのシステムは、既に大手特約店において稼働を開始しており、非常に高い評価を頂いております。

現在、元売系の主な計算センターから、特約店向けにご提案がなされています。

灯油配送システム「雪ん子」から、石油ビジネスに特化した基幹業務統合系ERP構築まで
当社の石油流通ビジネスソリューションはかなり専門的な分野まで開発が進んでいるわけです。

特に、直近の「仕切り体系」への対応について、絶対の自信を持って提案をさせていただきます。

是非、一度、最新の石油流通ソリューションをご覧いただければと思います。
実際の稼働をご覧頂ける「システムプレゼンテーション」を全国で実行中です。

お気軽にお問い合わせください。

景気はどうですか?

2010年05月18日 05時32分45秒 | Weblog
先日の出張の際にチョットしたことから腰を痛めました。
久し振りに持病の「ギックリ腰」です。
なんとか歩けますので、安静にしながら仕事をしています。

期末が過ぎて、4月に入ってから消費動向の雰囲気が変わってきたという経営者の方が多いようです。
政府や日銀などのあいまいな言葉の使い方をさらに分析するような景気動向分析よりも
市場最前線の経営者が現場で肌で感じる景気のほうが絶対に正しいと思います。
日銀短観の景気動向の言葉の表現はある意味「無責任」に感じます。

関東でしたら「景気はどう??」関西でしたら「儲かりまっか?」、
なんて挨拶代わりにも使いますが、景気が良い時でしたら「まあまあですね・・」、「ボチボチですわ・・」といったところでしょうが
本当に儲からなくて景気が悪くなったら、挨拶の言葉にも気を遣いそうです。

石油業界はまだら模様が浮き上がってきました。
良い企業は明るいですが、いつ廃業しようか・・、という企業も増えているようです。
本当に立場が明確に分かれてきました。

爽やかな、朝です。

明暗を分ける経営スタンス

2010年05月17日 04時01分22秒 | Weblog
最近、私の石油ビジネスにおけるキャリアをご存知の方から、
需給条件や仕入調達価格などについて、系列か独立系PBか、
どちらが有利か、という意見を求められる事が増えています。
難しい質問です。

一部の方は
①.先入れや現金仕入が可能な資金力
②.SS施設が自己所有
③.販売ボリューム
④.財務体質強化
などの条件がそろえば独立系が有利だという説を唱える方もいらっしゃいます。

一方では、それだけの条件がそろえば、なにもPBではなくても、
しっかりとした系列のほうが絶対有利だという見解の方も多くいらっしゃいます。

この問題は石油リテール業界の永遠の課題ですね。

結論からいえば、経営者の力量次第と言えそうです。
系列かPBかをいつでも選択できる経営スタンスにある方はまだ有利な展開が可能です。

特に、SS専業者と直売部門や販売店卸部門を持つ規模の特約店業者とでは考え方もスタンスも大きく異なると思います。

一番強いのは、SS店頭販売玉は系列で調達しながら
「直売流通玉」は仕入チャンネルを複数保持しながら、
状況に応じてコントロールしていくというのが有力業者の実態です。
別会社を作って、複数系列と特約契約している有力企業もあります。

特に中間三品に関しては、その傾向が強いようです。
仕入ソースが数十社もあるわけです。
問題は系列元売や仕入先との「力関係」といったところでしょう。

この場合、SS運営が中心の販売業者と、「直売・外販」に強い流通系業者では考え方が異なります。
SS専業者は「商標権」などもありますから、どうしても、店頭販売という制約では仕入が限定されてしまう傾向にあるわけです。
堂々とマークをあげたSSで「系列外」玉だけで商売する事は原則的に不可能なはずですから、非系列玉仕入での商売でしたらPB化もやむなしという事になりますが、

灯油やA重油などの直儒向けの直送商品については、SS店頭以外ですから系列にこだわる必要もないわけです。
しかし需給が安定しないという傾向があります。

この辺が一番難しいわけです。

ポイントは、中間三品などは「貯蔵施設」などを装備しての自主流通体制が有利だと思います。

事実、有力業者は中間溜分について貯蔵施設と自社ローリーを装備しているケースが多いわけです。
大型ローリーによる蔵取り、インタンク対応。
2~4㌔程度の小口配送ローリーなども販売機動力を発揮します。
灯油の宅配体制などもこれらの直需体制の一環であるともいえます。

結論からいえば、
とにかく、現在財務体質が強くて、可能であれば流通に対する機動力を強化する事で石油ビジネスを有利に導く事が可能となっているわけです。

中古ローリーでも良いでしょう。極力設備投資金額を抑えながら充実に努める事が有効です。

現に、SS所有せずにローリーなどによる中間溜分の配送販売だけで安定経営を実現している特約店業者も存在しています。

逆に、PBとしての立場で経営しているにもかかわらず、SS店頭販売オペレーションだけに依存している業者のケースもあるわけですが、
それだけでは石油ビジネスとしての「幅」が狭いように感じます。

経営者の考え方と経営スタンスを問われる時代です。

「一生懸命」の石油ビジネス

2010年05月13日 11時38分31秒 | Weblog
SSを30店舗運営、車検、中古車販売で年商350億円!

それでも本社事務スタッフ2名だけという管理業務オペレーション!

信じられますか?

すごい石油流通企業もあるものです。
それでもさらに、合理化と省力化を推進する努力。
頭が下がります。

若手経営者が勉強して、日夜努力しながら時間を大切に本気で仕事に取り組めば、
どんな仕事でも儲かります。

ポイントは妥協と限界を許さぬビジネスに対する意欲ですね。

「儲かる商売、儲からない商売」なんて業種の区別はないと思わざるをえません。

「一生懸命」
まさに、一度だけの人生、仕事に命懸け。
その「志」を良しとしましょう。


一方では、
面接してみると「私は、営業ができません・・・、それでも仕事が欲しいです・・・・」
なんて、軟弱なご都合主義の人間に仕事が出来るはずがありません。
人間、やってみなければ、出来るのかできないのかわかるバスもないわけです。
最初から自分で「出来ない・・」なんて、仕事をする意思がないという事です。
どん底から立ち上がった自分からみると、ふざけた野郎です。

全国を行脚していると、実にいろいろな人種と遭遇するわけです。
人間は
「立って半畳、寝て一畳、天下取っても二合半」
こんなちっぽけな自分だけれど、人との「出会い」を大切に命懸けで仕事をしています。

ここ数日だけでも、色々な人間と遭遇しているわけですが、
人間の種類は実に多様だと感じます。

石油ソリューションビジネス一直線。
「一生懸命」生きていきましょう!!

志の高い、梁山泊の英雄達のような人間と出会うと、自分の心も洗われます。