ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

動き出した「石油流通ビジネス」

2010年04月30日 09時20分32秒 | Weblog
月末締め切りの原稿を朝の3時に上げて、
次は某元売り販社の軽油税納税に関するフローチャート作成作業。

ゴールデンウィークも何もあったものではありません。
それでも朝から会社で通常業務、これからしばらく徹夜で夜中の作業が続きます。

今回は、禁煙外来としての治療中ですから、タバコは厳禁。
辛いですね。

会社では昼寝をしています。
既に、ゴールデンウィーク明けのスケジュールも入りまして
仕事も今が一番つらいところです。

いよいよ、大手では基幹系システムのリプレイスが増加しています。
やはり、「新仕切り体系」への対応や「油種別数量枠管理」、「与信限度額管理」
など、業務が煩雑化しており今迄のシステムでは対応も限界のようです。

サブ店や中小業者の領域とは別にやはり、
特約店大手の石油流通ビジネスは大きな過渡期を迎えています。
今後の対応には業界の専門的な知識とキャリアも必要となっています。

ゴールデンウィーク明けには、大手企業のプロジェクトが目白押しになりそうです。
いよいよ、「動き出した石油業界」といったところです。

これからは、社内管理オペレーションの改善により、
石油ビジネスも大きく変わる予感です。





元売の合理化と需給キャップ

2010年04月26日 16時40分42秒 | Weblog
需給ギャップの拡大で業転マーケットの厳しさが伝わってくるこの頃です。
それぞれの企業で異なる仕入れポジションだとは思いますが、
業界としての大局的な流れは見えてきました。

今後の元売の施策としては、系列色が薄まる傾向にあるような気もします。
資金力を有して決済条件が合致する販売先であれば、
系列を超えたボーダレスな取引も増えてきそうです。

石油業界の有力メディアの方からの情報では

JXホールディングス(5月10日予定)、出光興産(昨日/4月22日)、さらにコスモ石油が続き、「中期経営計画」(事業計画)を策定し、公表しています。
記者発表の場に足を運ぶと、需給ギャップの広がりに、元売各社の合理化策が追いつかない状況が鮮明に浮き上がっています。
生販(メーカー、小売り)ともに厳しいのは同じ。
経営資源を成長分野にどう振り向けるか。
それがカギを握るという方向に、元売の目は向いています。

という事です。
元売でさえも今後は経営資源の活用を工夫する時代です。
もうすぐ「次の時代」に向けての動きが鮮明になるはずです。

企業としての財務体質がポイントとなる事は当たり前の事ですが、
一般業者にとっては、むしろ「財務体質強化」の前提となる具体的な経営強化策がポイントです。

客観的で冷静な分析として、頭の中に入れておく必要がありそうです。

桜が散っても、灯油ビジネス

2010年04月23日 10時19分01秒 | Weblog
不思議な陽気ですね、桜が散っても雪が降ったり冷え込んでいます。
おかげで灯油ビジネスは4月に入っても活況を呈しています。

しっかり儲けて、お客様を囲い込みましょう。

「灯油」は税金がありませんから、運転資金も少なくて済みますしキャッシュフローにも貢献します。
改めて、石油ビジネスの孝行息子なのです。

「灯油の」現金顧客の囲い込みをどうするかが今後のポイントとなります。
「雪ん子」による顧客管理データベースマーケティングが生きてきます。

今日は金曜日なんですね、一週間が早すぎて曜日感覚がなくなりそうです。
全国各地から「軽油税納税管理システム」に関する問い合わせが多くて嬉しい悲鳴です。

最近は運動不足気味ですから、肥満に注意。

ところで、せっかく一年以上禁煙してたのに最近タバコを吸い始めましたら
定期健診のときに主治医に注意され「禁煙外来」というところに送られまして、
禁煙用の錠剤を5週間飲むことになりました。
タバコが嫌いになる「張り薬」もあるようですが、「飲み薬」のほうがよく聞くのだそうです。

冷え込んでいますから、風邪などひかないように注意しましょう。

石油流通ビジネス・勝ち組企業の方程式

2010年04月22日 06時06分43秒 | Weblog
昨日は関西から関東まで車で移動しました。
ガソリン価格もだいぶ上がってきたようです。
レギュラーで137円/㍑から131円/㍑までの幅があります。
地域差とでもいうのでしょうか、それとも対応が遅れているのかだいぶ差がありますね

群馬に入って、一社だけレギュラー141円/㍑というのがありましたが、
あれは、間違いかもしれません。それとも看板書き換え中だったのでしょう。

高速道路のガソリンの看板もそれぞれ異なる価格が提示されてきたようです。
昨日は、長野県と群馬県で価格が異なっていました。
群馬の価格のほうが若干安かったように思います。
今後は高速道路のガソリン価格も統一では無くなるようです。

今回の価格上昇がどこまでいくのか、まだ判りませんが、
原油価格はまだ上昇するという見解が多いようです。
しばらくは値取りに専念の時期が続きそうです。

中には、他社より値上げを遅らせて拡販を・・・、
などと、旧泰然とした考え方の方がいるかもしれませんが、
今回は、まだ先がありそうですから、まずは値上げ市況にのる事が大切です。
「損は自分持ち」といったところですから

昨日は、30店舗近いSSを運営していながら、
本社管理部門スタッフが社長や営業スタッフを含めて10名以内という企業へ伺いました。

色々、勉強になる事があります。
一般的な石油流通企業と比較すると、管理部門コストはかなり合理化が進んでいるようですが、
軽油税申告業務の完全省力化など、さらなる業務省力化に挑む事になるわけです。

正確性と業務処理のスピードアップ、リアルタイムな流通管理体制構築が石油ビジネスのさらなる可能性を拡大します。

全国には、まだまだ優秀な石油流通企業がたくさんあります。
スケールメリットと業務合理化がキーになってくるような気がします。

ガソリンスタンド過疎地帯

2010年04月20日 05時30分46秒 | Weblog
私の生まれた地域は全国有数の高齢化が進む過疎地帯。
先日、幼馴染のお寺の住職が遊びに来まして、嘆いていました。
JAのSSまでが閉鎖して地域住民が困っているとのことです。

無くなってみれば、ガソリンスタンドの存在価値が判ります。
安値看板を競っている都市部もあれば、SSが閉鎖して困っている地域もあるわけです。
全国各地でこのような状況が多発しているようです。

このような状況が多発してくると、
やがて、国としても何か手を打たなくてはならない状況が発生してくるのかもしれません。
特に地方の高齢者世帯では「灯油」に関する依存率と需要も多いわけですから灯油の配送体制の問題が浮き彫りになってきます。

ニーズがあっても採算に合わなければ販売業者が居なくなるわけですから、
よく考えれば石油ビジネスは皮肉な商売です。
やはり、公共的なビジネスだと思うわけです。

今迄、地域に対する石油の『安定供給』というお題目を唱えながら
採算に合わなければ淘汰や閉鎖が進み地域に大変な影響を及ぼすことになるわけですから消費者から見たら無責任に感ずることにもなるわけです。
友人の言葉を聞いていて、何か後ろめたさも感じます。

難しい問題ですね、

やはり、志のある石油販売業者による過疎地域まで対応できる広域配送体制の整備が必要ですね、
今こそ、灯油配送システムの普及が必要だと感じています。
このような状況ですから、決して我田引水ではなくて
今こそ「補助事業」としての促進が純粋に大切だと思うわけです。

こうなったら、石油業界人のはしくれとして、私もひと肌脱ぎたいものです。
全国の過疎地帯に対する、優先価格販売なども検討してみましょう。

朝から採算に合う導入価格と運用方法について考えています。

やはり、基本的な消費者ニーズに応えなくては石油ビジネスに未来はありません。

「燃転、燃転」と早とちりな業者が騒いでみても、
石油の時代はこれから30年以上も続くはずです。

これだけSSが減少すれば「生き残り・残存者収益」も見込める時代になっています。
実際、ここにきて売上が伸びている企業も増えているわけですから、
落ち着いて、「次の手」を考えましょう。

全国各地で、SSを起点とする「配送ビジネス」の模索が開始されています。
九州ではあの新出光さんも「宅配ビジネス」に参入のようです。

全国の過疎地域のSSの皆さん、何か課題があったら声をかけてください。
ご要望に応えられるよう努力いたします。

石油ビジネスの可能性と難しさを知る事が大切です。

2010年04月19日 11時40分36秒 | Weblog
数か月前まで「独立系だPBだ!」
と息巻いていた某社長さん、最近あの頃の元気はどうしたのでしょう・・・

昨年あたり、掲示板情報などに惑わされ
「燃転で灯油は売れなくなる」と言い張って灯油配送を辞めてしまった若手SS運営者もいます。
今年の灯油ビジネスは延長戦。
久し振りに「確率変動」が掛った海物語のようです。(パチンコファン)

最近、石油商売の難しさを感じて嘆いている石油業界経営者が実に多いですね、
こんな時代ですからジタバタしないで落ち着いて考えましょう。

必要な情報と安易な安手情報の区別がつかないと大変なことになるわけです。
ビジネスチャンスもピンチも区別がつかないようでは「負け組」です。

ブログを書いていて思うのですが、
情報発信に関する責任を感じます。
その場限りの情報ではなくて、長期的視野に立った論理の展開が必要です。

ブログに書き込んだものは残ります。ですから、一生懸命考えます。

このブログを御覧のそれぞれの方がブログ情報をフィードバックしながら少しでもビジネスのお役にたてれば幸いです。

『雪ん子』ユーザー様の一社当たりの販売ボリュームも増加しており
灯油ビジネスは、まだまだ可能性が拡大しています。

政党乱立・

2010年04月19日 05時23分55秒 | Weblog
新党が乱立気味ですね、政党名を覚えるだけでも大変です。
まして、政策の違いまで知ろうとしたら何が何だかよくわからない
五人集まって「政党助成金」をせしめようという国会議員が多すぎます。

民主党の支持率も低下傾向、鳩山総理も窮地のようです。
政治は一層混迷の度を深めています。

これでは景気が良くなるはずもありません。
まるで、新興団体が乱立するプロレス団体のような状況ですね

これを「乱世」と呼ぶのでしょう。
地方都市なども含めて政治が「職業化」しているような気がします。
いまさらながら「議員」と呼ばれる人たちの歳費も高すぎますね、

地方の疲弊感が増しているように感じているのは私だけではないでしょう。
首都圏といわれる北関東の地方都市でもかなり不景気感が出てきたようです

ところでガソリン価格は、
セルフで131円、フルで133円程度の看板が増えてきました。
昔は、過激な乱売で知られた高崎マーケットも最近では元売販社や大手広域ディラーによる価格協調が感じられます。
淘汰が進み石油業界も少しずつ変化しているように感じています。
良い傾向です。

さあ、この一週間も頑張りましょう!

景気の谷間です

2010年04月16日 10時39分25秒 | Weblog
桜が散っても、冬に逆戻りしたような「花冷え」ですね。
先週は半袖で過ごしたのに、今週はセーターを着込んでいます。

今週は社内で提案書類作成と原稿書き、業務整理で終わりそうです。

ゴルフ場運営ソリューションの細部の見直し作業も実行中。

来週からは関西方面を中心に出張が増えそうです。
社内でディスクワークをしていると、マインドが落ちてくるので要注意。
やはり、私は全国を飛び回っているほうが性に合っています。

時節柄、石油業界人から色々な話題が飛び込んできます。
ゴールデンウィークを控えて少しばかり暇な時期なんでしょう、
話題は、「仕切り体系」の変更と軽油税の申告帳票変更に伴う対応策が多いですね、

元売による「仕切り体系」の見直しについては、
特約店レベルでは仕入管理システム自主対応が原則のようですから、経営規模や業態によって様々な課題が噴出してきました。

SS店頭運営オペレーションに関するPOSシステムなどまでは従来、元売りが系列対応していたわけですが、
「卸売・直売部門」などの業務処理が煩雑化してどこでも頭が痛い問題となっているようです。

まあ、石油流通ビジネスは大きな転換期を迎えているわけですから、
課題の本質を改めて見直しながら、冷静かつスピーディーな対応がポイントとなっています。

経営者の意思決定能力も問われる時代です。

景気も谷間ですから、どんなビジネスでも、経営者は頭が痛い時代です。
色々な人達と情報や意見を交換することで、「次」に備えて、
モチベーションを落とさないようにする事も大切だと思います。

こんな時には「着眼大局、着手小局」で行きましょう。

激動の石油流通ビジネス、そして変わるシステム

2010年04月14日 06時09分03秒 | Weblog
原油価格が高騰しています。
日本では、減販傾向ですが、米国などではまだガソリン消費が増加傾向のようですね。
石油価格の動向は当然のことながら世界の需給も考慮しなくてはなりません。

国内の需給動向とも相まって、石油ビジネスはまだまだ流動的で複雑な動きです。

ところで、
元売各社の「仕切り体系」見直しにより、市況価格との「タイムラグ」がなくなり
特約店企業では、リアルタイムな仕入価格と仕入調達平均単価の把握が必須となりました。

自社の仕入れポジションがリアルタイムに正確に把握できなくては、
販売店向けの卸価格や直売(業転)部門などの「売価」も決められませんから大変です。
従来通りの単価マスタリストの設定変更作業では対応が煩雑で設定ミスの発生に注意が必要です。
元売、特約店間における「仕切り体系」の変更は、やはり、仕組みの問題よりも直近、現実の業務課題として急浮上しています。

そんな理由から、流通管理を中心とする「基幹系システム」や「直売システム」の見直しが急速に進むことになりそうです。

SS運営だけの中小業者の業務オペレーションと異なり、
販売店向け卸売、直売流通(業転卸売)を伴う中堅以上の販売業者にとっては、
石油ビジネスについて根底からの見直しの必要性が発生しています。

今月末からは、軽油税特別徴収義務者に課せられた「納税申告帳票」も変更されます。
一部元売ではすでに、系列販社などのシステムに関する見直しに着手しています。

石油リテール販売では、元売販社から、三ちゃん経営まで同一レベルでビジネスを展開しているわけですが、
ビジネスの内容と実態は、かなりかい離したものになってきたようです。

中小業者にとっては管理経費削減などは既に限界に達しているところが多いわけですが、

中堅以上の企業ではシステムを駆使した運営オペレーション改善による経営収益効果は
販売ボリュームが大きくなるほどに相乗的に効果を発揮できる余地があります。
基礎的な販売ボリュームがあれば、コスト削減効果や経営効率改善の余地が大きいというわけですから
企業としての管理コストダウンによる経営格差はさらに拡大する傾向にあります。

従って、企業統合などによるパイの拡大はさらに有利になります。

元売による、販社統合や地域特約店併合はさらに進むはずです。
石油ビジネスの大きな変化が既に動き出しているわけです。

石油ビジネス「水滸伝」のはじまり、はじまり

2010年04月13日 09時15分48秒 | Weblog
これまで、私自身が日本全国各地を巡回しながら、まさに戦国の石油ビジネスに生きる多くの「志」ある経営者の皆様と接してきました。

英雄もいます。迷える人もいます。そして多くの「志」ある人もいます。
まさに、石油ビジネスはドラマのようです。

『SS梁山泊』ともいえるような組織を創り上げたいものです。
自分の経験と知識と交友関係をフルにいかして、
みんなで協力しながら戦国の時代を勝ち抜くための研鑽を積み重ねる事で「次の時代」を作りあげましょう。

石油業界はまさに「替天行道」の時代です。
大きな意味で天下が変わる、そしてそれぞれの企業が生き残るための最後の戦いが始まろうとしています。
どうしたら、勝てるか・・・ 、勝ち抜くための具体的な道筋を私が示してみせましょう。

現在、当社システムユーザを中心とする、そんなセミナー開講を企画中です。
時期は、本年7月から9月に掛けてスタート予定です。

月刊ガソリンスタンド誌の昨年度の原稿テーマである「変わるビジネス、変わるシステム」、
そして本年度のテーマである「お客様のよろこびが、我がよろこび」をしっかりと心に刻みながら

石油業界に「替天行道」の旗印を掲げます。

我と思わん者は、集え「SS梁山泊」!!

最近、仕事に気合が入っています。