ミズバショウの白い花の咲く早春に、ちょうど同じ時期に金色の花を咲かせます。
もう20年以上前になりますが、水芭蕉シーズンの尾瀬で3人の元気のいいおばちゃんとすれ違ったときのことです。 黒っぽい色のザゼンソウをめざとく見つけた1人が、
「ねぇ あの黒っぽい花なんていうのかしら?」
リーダーっぽい人 「ああ あれはね、ざんげそう・・ っていうのよ」
2人 「へぇ~」
『ち・ちがってるよぉ・・』
「じゃあ黄色い花の方は何ていうの?」
「あれはね、りゅうきんた・・有名よ」
2人 「詳しいのね~」
『リュ・リュウキンカでしょ・・』
3人はそんな会話を楽しそうにしながら、春の尾瀬の木道をスタスタ歩いていってしまいました。
そのときの会話がなんだか楽しく心に残っていて、その後リュウキンカに出会うと「やぁ・・りゅうきんた君」ってまず声が出てしまうんですよ。