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花*花・Flora

野の花・山の花・外来植物・果実や種子などなど、観察したことを気ままに綴るBlogです。 

ハナハマセンブリ 大群落

2006年07月05日 | ベニバナセンブリ・ハナハマセンブリ

探していた花が見つかる時って、時々こんなことがおこります。 
『ハナハマセンブリが一斉に咲く頃だなぁ・・、このあたりはハナハマセンブリが咲いていてもおかしくない環境なんだけどなぁ・・』とつぶやきながら、7月1日(土)の午後 空き地のところを歩いていると、たった1株咲いているのを見つけました。 『やったぁ~かわいいのを見つけたぞ!』と思いながら、デジカメで5~6枚撮しました。 

撮し終わって顔を上げた瞬間、前方やや遠くになんとハナハマセンブリの大群落が広がっているではありませんか・・・『すごい すごすぎる!!』 

今まではピンクのかわいい花と感じていましたが、数千株はあろうかという大群落に帰化植物の繁殖力のすさまじさを感じてしまいました。


ポリネーター

2006年06月26日 | ベニバナセンブリ・ハナハマセンブリ
 
ベニバナセンブリの花が開いて花粉が出てくると、ヒラタアブの仲間?でしょうか、ときどき花粉をなめに訪れます。 

それ以外にもコハナバチの仲間?も花を訪れています。 どうもこれらが花粉を運ぶポリネーターではないかと思っています。 これらの昆虫の名前をご存じの方がおられましたら教えてください。)


このように花を開いている晴れた日の昼間には、昆虫が訪れて他家受粉を行っています。  1度だけ、ヤマトシジミが花にとまりましたが、すぐに飛び立って2度と訪れませんでした。 おそらく花には蜜が無いようです。

 **関連の記事を「ベニバナセンブリの受粉」に載せています。

シマセンブリ属

2006年06月24日 | ベニバナセンブリ・ハナハマセンブリ

ベニバナセンブリやハナハマセンブリは、「センブリ」と名が付いていますが、
センブリやムラサキセンブリなどと同じセンブリ属ではなくて、シマセンブリ属になります。 大きな違いの1つは「雄しべの葯がよじれる」点です(上の画像)。


センブリの花・・葯はよじれていません

開花してすぐの朝方では、まだ葯はよじれていませんが、1時間もしないうちに葯がよじれて花粉を出し始めます。 さらに「花柱が糸状で脱落する」ところも違う部分です。
 
 
開花してすぐのベニバナセンブリ・・まだ葯はよじれていません
 
このように属がまったく違う花なのですが、同じ「センブリ」の名がつけられていますので、もしかしたら似たような苦みがあるかも・・と2種の葉を咬んでみました。 
するとベニバナセンブリにもハナハマセンブリにも、センブリと同じような苦みがちゃんとあり ちょっと驚きました。 やはり健胃薬になりそうな感じの苦さでした。 

ハナハマセンブリ 開花

2006年06月17日 | ベニバナセンブリ・ハナハマセンブリ

もうそろそろハナハマセンブリが咲き始める頃だな・・と思ってフィールドに行ってみました。 予想通り2株が花を咲かせていました。 
ベニバナセンブリの方はどうかなと思って見に行くと、もう20株ほど1番目の花をつけています。 


ベニバナセンブリの花

この場所では、ハナハマセンブリの方が1週間ほど早く咲くようです。 この2種の花は、とてもよく似ていますが、並べてみるとやはり違いがわかります。


ハナハマセンブリ

ハナハマセンブリは花の色が濃くて、花冠裂片が細く、中心の白がよく目立ちます。


ベニバナセンブリ

ベニバナセンブリの花は色がやさしいピンクで、花冠裂片がふっくらしています、中心の白はあまり目立ちません。

でも、一方しかないときには、花だけを見てもそうとう迷ってしまうと思います。 


ベニバナセンブリ 萼

2006年06月12日 | ベニバナセンブリ・ハナハマセンブリ

昨日の11日(日)、ベニバナセンブリが咲き始めたかどうかの確認に行ってきました。 予想通り 3株ほど、第1番目の花を咲かせていました。

ハナハマセンブリの方も確認に行きました。 こちらの方はまだつぼみがようやくピンク色になってきたところで、あと1週間後くらいから花が見られそうでした。

さて、「帰化植物写真図鑑」(全農協)の図鑑を見ると、「・・ハナハマセンブリでは、ガク裂片が花筒のほぼ1/2の長さで、ベニバナセンブリでは、ガク裂片が花筒のほぼ1/3の長さ・・」とガク裂片の長さが一定で2つの種の区別点のように書かれています。

でも、実際には花の咲き始めでは、ガク裂片は花筒のほぼ8~9/10の長さがあるようです。


ベニバナセンブリ開花

2006年06月09日 | ベニバナセンブリ・ハナハマセンブリ

昨年の夏に根生葉を植えたベニバナセンブリが、冬を越してついに1番目の花を咲かせました。 フィールドの方もまもなく花が咲くと思われます。 
種子から育ったハナハマセンブリの方は、まだまだ小さなつぼみの状態です。

ベニバナセンブリ・ハナハマセンブリはどちらも帰化植物です。 この2種はとてもよく似ていて区別が難しいとされています。 
また、2種ともよくわかっていない点が多くありますので、いよいよ花が咲き始めてきたベニバナセンブリ・ハナハマセンブリをこれから時々とりあげていこうと思っています。 

もしお近くにこのような花が咲いていましたら、ご一報下さると嬉しいです。

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