畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

雪を運び春を呼ぶ

2022-03-30 04:35:10 | 自然

 雪の搬出作業がようやく我が家の近くまで来た。

手前の横断歩道の標識さえ埋めてしまっていた雪の山もほぼ無くなりました。

 

 寒中は毎日のように続いていた除雪機の出動。

いつになったら春が来るのかと思うような日々が続いていました。

 

 この雪が消えるには何年かかるかと聞いた人もいたとか。

雪のない地域で暮らす皆さんから見たら、信じられないような雪でしょうから無理もない。

 

 春らしくなった駅です。

屋根から滑り落ちた雪は、最後は屋根とつながり何回も搬出していました。

 右端に見える公衆電話ボックスも完全に埋まり見えない時期もありました。

でも、三月末ともなればこんな風景に変わるのです。完全に消えるにはもう一月かな。

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津南ポークをシャブシャブで

2022-03-29 06:34:40 | 食べ物

 先日は久しぶりに津南町へ出かけてきました。

「津南ポーク」さんへ、豚肉を仕入れに行くのが目的でした。

 懇意にしていた、スベルベと同年齢の社長さんは残念ながら昨年五月に他界されました。

残された奥さんも体調を崩しておられましたが、連絡をすると快く引き受けてくださいました。

 その後三日間も続けて夕食には津南ポークを楽しんでいました。

昨夜はシャブシャブでいただきました。我が家流のシャブシャブで野菜たっぷりです。

 

 カセットコンロに小さい土鍋を掛けます。

ふつふつと沸きあがってきましたよ。そろそろ材料を入れるタイミングかな。

 

 先に野菜をたっぷりと入れます。

次いで津南ポークの薄切りを入れましょう。熱の加え方はお好みで。

 

 美味しい、美味しい。つい、ワインも追加になりました。

津南ポークは社長さんが亡くなられても、味はしっかりと守られていました。

 

残念なことに津南町の中心部、町役場近くにあった直売所は閉鎖されました。

そちらで売られていた、トンカツやメンチカツ、コロッケは幻の味となってしまいました。

我が家は長年のお付き合いと、図々しさで自宅隣の加工場で直接仕入れてきたのでした。

 

 何回も説明していますが、「津南ポーク」と「妻有ポーク」は全く違います。

「津南ポーク」さんは単体の会社組織での生産。最近では年間七千頭の出荷があったとか。

 一方「妻有ポーク」さんは生産組織名で、何人もの生産者が出荷していて全く違います。

「生産者の性質が肉の味に出る」とさえ言われる微妙な豚肉なのです。たかが豚肉されど豚肉です。

今は通販はされているのかは、聞きそびれてしまいました。幻の豚肉になってしまったのかなー。

 

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連載268「湯治」(その2終わり)

2022-03-28 05:29:06 | 暮らし

 「下の湯」へ降りる、長い廊下と階段。

 

 夜遅く一人で「下の湯」へ。誰もいなくて気持ち悪くなりそそくさと帰りました。

 

 こちらは新しくできた「上の湯」で明るく広々としている。

 

 マックスに留守番をさせるわけにも行かず、軽トラで連れて行き車中泊でした。

       湯治(その2終わり)

そして、栃尾又と言えば源泉の温度の低さでも知られ、その流れから長時間の入浴になる。長い時間の退屈しのぎに、風呂の中ではのど自慢になることも多かったと言うからのどかな光景だったに違いない。

 長期間の湯治は、食事なども自炊で食べていたようだ。父の湯治も自炊だったように思うのだが、どうして賄っていたのだったか私の記憶にはない。ただ、上の湯に行く際に通る廊下と言うか、雁木の通り道の横には昔の湯治場、自炊で使ったであろう部屋が並んでいた。使われずに障子戸が開いているところは一度も見たことは無かったが。

 今はさすがに湯治とは言え食事は宿で準備される。昼食は節約のためか宿が対応しなかったのか、パンとかレトルト食品で済ませる人も多かったのではないか。そして、入浴上の入り口や、ドアには「静かに湯治したい人もいます。会話は慎むように」なんて張り紙さえある。のど自慢で歌い交わされたなんて夢のような話。 時代の変化とともに湯治のスタイルもずいぶんと変わってしまったようだ。

        (終わり)

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連載268「湯治」(その1)

2022-03-27 05:04:09 | 暮らし

 秘湯とも呼ばれることもある「栃尾又」温泉。

 

 栃尾又温泉は「上の湯」と「下の湯」の二か所。外に内湯もあります。

これは冬期間、「上の湯」に行く際雪を避けていく廊下。

 

 この廊下の横は、番号札の付いた部屋が続く。自炊客の名残です。

 

 味のある「下の湯」長い廊下、階段を通り「佐梨川」のほとりにあります。

 

     湯治(その1)

 日曜、祭日休日も無く働き続ける無雪期の雪国魚沼。そんな繰り返しの年月の中、財布にも時間にも少しの余裕のある人の楽しみが、冬の湯治だったようだ。

 もっとも、無雪期の疲れをいやす目的ばかりではなく、まさに痛めた体を癒す治療としての意味合いもあったようだが。

 この辺り、魚沼で使われた湯治場は有名な栃尾又、そして石打の上野の湯が交通の便も比較的によくて使われることが多かったようだ。

栃尾又には義母とその妹である滝沢種苗のご夫妻の湯治にお邪魔して、何年か冬に同行した。御存じでしょうが栃尾又温泉の源泉は上の湯と下の湯がある。昔は混浴だったが、時代を反映し二つの源泉の湯は時間で男女別に割り当てられている。(昭和56年に湯治中の父を訪れた際は混浴だった)

 男女混浴などと言うと、今の若い人たちは驚くかもしれない。でも、色気も枯れたような年配者は誰に気兼ねすることもなく、平気で栃尾又と言えばそんなものだと思っていたようだ。

      (続く)

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小型ロータリーで道を割る

2022-03-26 05:34:44 | 暮らし

 昨日は一日快晴でした。

昨年秋に脱穀し終えなかった大豆を干していると、近所のオジサンから提案。

 「とーちゃん、畑までの道を割らないか」春の除雪を、「雪割」とも言います。

大豆はほっといても乾きます。除雪、雪割を優先することにしました。

 

 今シーズン最後の出番になるでしょう。

ガソリンを満タンにしていざ出陣。快調なエンジン音です。

 

 午前中にほぼ開通。

昼からはもう少し先まで割り、そしては幅ももう少し広げましょう。

 

 この道は細いながらもアスファルト舗装されています。

舗装面が出たら、太陽光を反射して雪はどんどんと解け始めます。

 

 仕事を終えて帰るころには真っ黒なアスファルト舗装が出ていました。

雪は多いところで1.5メートル、少ないところで1.2メートル。場所で違います。

 合計4時間ほどの作業で30メートルほどの道路除雪を終えました。

夕方、鏡を見ると顔の半分が日焼けして真っ赤になっていました。ま、皮は剥けないでしょうが。

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