畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり・・・」

2022-03-01 21:04:59 | 暮らし

 「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)を共にして国家の大業は成し得られぬなり。」

 予感はあったが、その日は突然やってきた。十五日火曜日のことです。

次姉を訪れ、義兄の話をしているところに携帯に着信。一瞬胸をよぎる予感。

 話をしていた義兄の連れ合い、長姉からの電話で、一瞬戸惑いながらも出る。

「今朝、とーちゃんが亡くなりました。二回の洗面所で倒れていました」と・・・。

 十五日の午前中のことです。出かけ先、次姉の家を辞して帰宅し、昼食もそこそこに急行。

まだ、搬送先の病院から帰宅していず、家の片づけをしながら待つうちに葬儀社の車で帰宅。

 葬儀社の二人と力を合わせて、仏様となった義兄を自宅に迎え入れました。

次々と帰宅、来宅する子供たちに後事を依頼して帰宅。葬儀は十九日になりました。

 姉が納棺の際に花と一緒に入れたのは一枚の感謝状。

ある団体からのもので、市町村合併を巡って住民間に諍いが起きた際に、一方に肩入れした際のものでした。

 その感謝状にあった言葉が冒頭の言葉。西郷隆盛の言葉だといいます。

本当にその通りだと思います。けっして権力にはおもねらず、間違ったことにはきっぱりと反対する。

 命もいらず、官位もいらず・・。の生き方を貫いたと思っています。

私自身の生き方にも思わず重ねてしまう言葉でもあります。常に権力権威に逆らって生きてきました。

 義兄御自身も自分の生き方には納得されていたと思う。官位にもそして卑近ですがお金にさえ拘らなかった。

 私とは十歳の違いで、常に十年後の自分の姿と重ねて、励みにそして参考にさせていただいていた。

さようなら、男の生き方を貫いた一生だと思います。十年後の私自身の生き方に重ねます。

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寒波が去り、晴れたらこんなもの

2022-03-01 04:02:31 | 自然

 さて、晴れましたよ。寒波襲来時とは嘘のような違い。

右側、上りホームは初電の時間までに間に合わず途中でやめていたが、この日は開通。

 

 駅名標の周りも、雪がぐんと沈みました。

氷点下が続いて、ふわふわと柔らかく積もった雪も一気に締まり、沈み込むのです。

 

 ホームの陰から、旧国鉄官舎を見ます。

一度も雪を下ろしていないにしては少ない。屋根が平らな事と屋根周り、端はどうしても低くなる。

 

 晴れたとはいえ、のんびりとしている訳にもいかない。

除雪し残した上りホームの除雪を終えて、次は待合室の屋根雪です。

 

 もう少し下げたい雪の山ですが、こんなものにしておきましょうか。

除雪機の能力がもう少し高かったら、吹き飛ばしたいところですが、玩具のような機械では無理。

 これで、今年の雪は終わったかなー。終わりにしてもらいたいなー。

でも、三月、お彼岸あたりには必ず降るというジンクスもあり、まだ油断はできないかな。

     (一昨日の写真です。昨日は一日曇りでしたが、気温は上がっています。)

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