畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

草の元気をもらいたい

2021-06-25 04:40:26 | 

 雨が少ない梅雨ですが、それでも草だけは元気。

昨年、畑に力を入れられない事情から、繁った草の種が落ちた影響も強い。

 

 未だ植え付けがなされていない畑もご覧の通り。

生命力逞しい草の種は、少ない雨でも元気に発芽するのです。

 

 そこで、再度か再度かのトラクターによる耕耘。

これで、一気に除草です。でも、草の種って掘り返されるとまた発芽します。

 

 甲斐伸枝さんの「種が飛ぶ」にありましたが、種って土の中で休眠します。

何年たっても、その種は耕耘などで、土の表面に浮き出ると発芽してくるのです。

 

 この二か所の畑は今のところ作付けの予定はありません。

奥のマックスの眠る柿の木の下に近い部分は、耕作放棄地にしようとも考えました。

 でも、気を取り直して耕すだけは耕してみました。

一枚目の写真は、枝豆「湯上り娘」を植えたところで、小型耕運機で除草。

 畑も田も農業は草との戦いでもあります。それも勝ち目のない(笑)。

この草の逞しさ、しぶとさを我が身にも欲しいと、時々思うスベルベです。

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さようなら叔母さん

2021-06-24 04:37:30 | 暮らし

 去る17日の午後に叔母が亡くなりました。

これで、母の兄弟七人は全員が、この世を去り誰も居なくなってしまった。

 最初に亡くなったのは太平洋戦争初期の上海事変で19歳だった叔父。

95歳でしたが、男勝りと言う性格で、叔父さん亡きあとも一人で30年も暮らしていました。

 

 お斎での献杯の発声を急きょ依頼され、一言を付け加えました。

亡くなった当日は、久しぶりに訪れて顔を拝見し、枕もとで従弟と会話。

 看護婦さんを交え、豪傑だった話をしていると目を開き口も少し開かれた。

きっと、私たちの会話が聞こえたのだったと思います。その後まもなく息を引き取られた。

 そんなお話を付け加えたのでした。食べ物を口にしなくなってから10日目の事です。

 こんな時世ですから、葬儀への参列者は最低限で寂しい式ではありました。

でも、最後は野辺送りにたくさんの参列者がお見えになりお送りくださいました。

叔母さんの人柄が偲ばれる野辺送りでした。幸せなお別れだったと思います。

 

 葬祭場の受付の窓の外です。

二羽のスズメに、人、夫婦の生き方を思ってしまう。感傷的な気持ちなのでしょうか。

 叔母さんも、我が亡父も、そして家内の義母も一人になってからが長い。

寂しくも一人だけ置いて行かれる場合が多いのが実情。寂しいことですが・・・。

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山の畑に野菜苗を植える

2021-06-23 04:57:30 | 野菜

 今年はなぜか自前の野菜苗の育ちが悪い。失敗の理由は不明。

ズッキーニの苗など、全滅し二度目の種蒔きをせざるを得なかった。

 

 遅ればせながら、出来た苗を山の畑に植えます。

苗作りが遅れたので、畝作りもゆっくりしたペースで出来ましたが。

 さて、出来上がったナスの苗から植えましょうか。

昨年、大量に作った苗の植え付けに活躍した道具を今年も使います。

 

 おっと、これはナスではなくてズッキーニでしたね。

実際はナスから植えて、次がこのズッキーニでした。例年だったら収穫期ですが。

 

 最初はこのナスでした。

例の大きくて、一個500グラムにもなろうかと言う美味しいナスです。

 

 メジャーで間隔を図り、穴あけ器でマルチに穴をあける。

そして、先ほどの植え付け器を使ってせっせと植え付けます。

 一人でせっせと植えていると、ウグイスが鳴き声で応援。

誰もいない一人ぼっちの仕事でも、小鳥たちやカラスが応援してくれるのです。

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連載248「ルバーブ」(その2終わり)

2021-06-21 05:48:41 | 野菜

 夏になると太く、長く成長し収穫の時期になる。

 

     ルバーブ(その2終わり)

 ルバーブのジャムを作るのは難しくはない。葉を除いた太い茎を短く切り、鍋に入れて応分の砂糖を掛ける。しばらくすると、砂糖の浸透圧で水分がにじみ出てくる。火にかけるタイミンクだ。どんな種類のジャムつくりにも共通するが、火に掛けたらガスコンロの前を離れてはならない。煮詰まって水分が少なくなると、焦げ付きやすくなる。せっかくのジャムが焦げ臭くなっては元も子もないというやつ。

 焦がさないことだけを考えたら、短い時間で材料のルバーブからは考えられないような、程よい酸味の美味しいジャムが完成する。どんな味かとあえていうと、梅ジャムに似ているかな。

 ジャムをお湯に溶かして飲むという楽しみ方もあるのだが、これはルバーブの場合、少し落胆するかも知れない。ねっとりとした、ジャム特有の姿は消え、繊維質だけがお湯の中に漂うようになるのだから。

         (終わり)

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連載248「ルバーブ」(その1)

2021-06-20 04:28:59 | 野菜

    

 春です。枯れ果てた古い葉の根元から芽生えてきたルバーブです。

 

    ルバーブ(その1)

 ルバーブなんて、どこで何から知ったのだろうか。健康特集をする週刊誌か何かの記事だったかな。作ってみようとしたが、何しろ種がどこで売られているのか皆目分からない。調べると、長野の野尻湖畔で別荘、避暑地として過ごしていた駐留米軍の家族が持ち込んだのが、日本でも栽培の起源とされていた。

 タデ科ダイオウ属とされている植物で、大きなスイバ・「すっかし」のようで、直径が30㎝にもなる大きな葉と、3㎝を超えるほどの太さの茎になるのが特徴。さて、変わったこのルバーブは何に使うのか、どんな料理に使うのか。

 実は、その太い茎は美味しいジャムの材料になるのだ。繊維質たっぷりのルバーブは肉食が多いアメリカ人が必要ともする食材らしい。整腸作用に富む、食物繊維の塊のような食べ物でもあるようだ。その後見た資料によると、大きな葉は「シュウ酸」が多く含まれて、食用にしてはいけないとあった。そして、茎が鮮やかな赤色の種類もあり、仕上げ方によっては赤いジャムもできるようだ。

       (続く)

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