一日孫の子守を引き受けた。どうして知ったのか、孫はザリガニがいることを知っていてせがむ。
初夏に共同作業で草刈りをした、鉄道と道路の間のザリガニ生息地の水路は藪になっていた。いるかなー。
草をかき分けて水路にスコップを入れて泥を上げる。
なんと、半ばあきらめ気味の作業だったが、なんと二回目には早くも泥の中からザリガニの姿。
それも小ぶりで、孫は挟まれるのも苦にせず摘まみ上げる。
なんと、短時間で5匹ものザリガニを捕まえることができたのでした。
泥だらけのザリガニは帰宅して、例の地蔵清水の水を入れてあげる。
水道水で殺菌用の塩素でも入っていたら、ザリガニも元気を失くすでしょうから。
そして、そこもプラスチックで水漏れの心配のない虫籠の中へ。
一匹2センチ余りの赤ちゃんザリガニもいて、孫は大喜びしていました。
これはザリガニの手ではありません。テーブル上のアケビにそっと手を伸ばすのは孫の手(笑)。
午前中は山の畑に行き、サツマイモ掘りをしたが、サツマイモよりもコオロギやトカゲに夢中でした。
そこで、休憩替わりにアケビを採りに行きました。初めての味が気に入りなかなか手が止まらない。
ご飯の前だからダメよ、と言うスベルベママの目を盗み、そっと手を出し立ったわけ。
そして、夕食前にはなんと「ザリガニが食べたい!」なんて言うじゃないですか。
そういえば、前に「ザリガニも食べられるんだぞ」なんて教えたことがあったと思い出しましたがね。
ザリガニがどうしてこの地で繁殖を始めたのか不思議でたまりません。
しかも、ドジョウくらいしか居なかった側溝の中ですから驚きです。
驚きと言えば、興味深そうにいじったり眺めていた孫が「食べたい」と言い出したのには驚きました。
きっと何かの際にスベルベじーさんが食べられるってことを教えたのでしょう。
午前中は山の畑で小さなトカゲを捕まえてきて、ザリガニの入れ物にしたポリバケツに入れていました。
そっと逃がそうと思っていたら、いつの間にか居なくなっていました。
まだ、生き物が可哀そうだなんて思わない、好奇心の方が強い孫です。
上の娘は夏休みの自由研究にアゲハ蝶を幼虫から育て、脱皮して成虫になるまでの観察をしました。
ザリガニが穫れてお孫さんは大喜びだったでしょうね。水鳥の脚に掴まって来た、空を飛ぶザリガニ!
こちらでは昔は田圃や沼にいくらでも居ましたね。引っ越して来た当初は子供より私の方が夢中になってすぐ側の用水路にザリガニ捕りに行きました。田舎では見たこともなかったのでー。バケツにいっぱい!網で掬っていくらでも穫れました。50近いおばさんがザリガニ捕りなんて近所の人が見ていたかも(笑)庭にそのまま置いたら翌朝は全逃げ出して一匹も残って居ませんでした。どこに行ったのでしょう。近くの館林ではザリガニ(海老と同じだとか)を食べるとか言いますからザリガニが「食べられるー!」と危険を感じて逃げたのでしょうね。畑の側の家の小学生の兄弟が虫が大好きで畑友が畑の青虫やら里芋に付く大きいイモムシなど持って行ってあげるとちゃんと育ててチョウチョになったり蛾になったり報告してくれるそうです。夏休みの自由研究などにいいかも。子供って虫が好きですよね。
孫には「サギさんが連れてきたのかなー、それともサギさんの足に掴まって来たのかなー」
なんて話して聞かせました(笑)。