畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

山芋女子会

2023-11-30 04:34:31 | 山菜
 先日、化け物の様な山芋のお話しをしました。
その後日談です。家内の友人たちを招き、食べて頂くことにしました。
 保存していた、山芋を取り出し水道水を吹きかけて土を洗い流します。
そして、一塊になっていた、大きな山芋の株はバラバラに折り分ける。

 キッチンに持ち込み、更に亀の子たわしで丁寧に洗う。
ピーラーで皮を剥いたり、ペティナイフで虫食い部分を削り落としたりします。

 根気よく摩り下ろすのは専ら亭主スベルベの仕事。
下ろし金も細かな目を使えばきれいになるが、それでは時間がかかり過ぎる。

 すり鉢一杯に摩り下ろした山芋は取り分けて種類の違う料理に。
この丸めた山芋は吸い物の種として使う。澄まし汁の具にするとなんとも言えない出汁が出るのです。

 そして、もう一つは海苔巻きに仕立てます。
吸い物種の数でも分かりますが、女子はスベルベママを入れて5人です。

 吸い物用、海苔巻き用と取って、残った山芋は定番のトロロ汁に。
いつもお話ししているように、伸ばす汁は丁寧に煮干しだけで採った出し汁です。

 さすがに山芋だけと言うわけには行かないから、塩サバの焼き魚も。
亭主スベルベは蕎麦猪口にトロロ汁を取り、すすりながらなんと昼酒のワインでした。
 皆さんが美味しさに舌鼓を打ち、司会役のスベルべの話で盛り上がる食事会。
でも、食事を終えてからのお茶会には亭主は遠慮して女性たちのお話し会でした。

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4 コメント

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Unknown (ミケ)
2023-11-30 13:33:23
スベルべさんこんにちは。
まるでエイリアンのような山芋ですね。この形のまま掘り出すのも長年の技術?でしょうか。長いのを折らないように掘るのも大変ですがこの複雑なのも大変ですね。おみごと!
女子会の司会(笑)話がまとまりそうですね。畑のプレハブで話しているときも多勢だとあっちとこっちで話が違っていたりしますもんね。
おいしい山芋の食事会、みなさんに喜ばれたことでしょう。お吸い物の具にするのは粘り気があってまとまればこそ、海苔巻きも、ですね。海苔巻きはご飯の代わり?味はどんな味を付けるのでしょうか。初めて見る山芋料理です。
Unknown (赤石岳)
2023-11-30 16:06:04
なんとマメな御主人様でしょう
奥様、お幸せです
ゴボウ等も複雑に分かれている物ができてしまうことがあり
洗う地点でめげる自分です
高圧の洗浄器があったらと迷っています
お友達もさぞかし喜ばれたと思います
煮干しの出汁の香り、芋をすっていた自分を懐かしく思い出します。私以外息子も主人も食べないのでつまらないです
ミケ様 (スベルべ)
2023-11-30 20:38:55
 今年の異常気象が影響した部分もあったのでしょうかね。
それは何本かに枝分かれする山芋は今までもありましたが、今回はけた外れ。
誰も同じかと(いや、違うかも)思いますが、やはり異性がいると張り切りますよ。
関東圏の都会から昨年移住してきたばかりの女性(風景を見に同行する女性)も出席しました。
「私、トロロって苦手なんです」なんて言葉に心配していましたが、なんと最も強く感激を現わしてくれました。
ま、女子会でしかも行儀のよい人ばかりで、お酒が不要なのは楽と言えば楽。
前夜の残りとはいえ、この時とばかりに白ワインをグラス二杯頂いたスベルべでした。
海苔巻きはおかずですよ。メーンはやはりトロロ汁です。
吸い物の味にも皆さん驚いておられました。初めての人も多かったようでした。
赤石岳様 (スベルべ)
2023-11-30 20:46:00
 うーん、マメと言えばマメとも言える亭主。そして、幸せばかりでもないスベルベママかな。
高圧洗浄機も良いけれど、繊細な山芋はきっと粉々になってしまいます。
スベルべの場合は、ノズルの形を切り替えられるホースの口を使って洗います。
ご主人も息子さんもお酒はお楽しみになられませんか。これにお酒なんて合わせたら最高!
美味しいものには、手間暇を惜しまない部分も確かにありますね。
本物の山芋なんて、掘って楽しく食べて美味しい最高の自然のプレゼントですよ。
そして、基本的にスベルべは女兄妹の中で育ったためか、女性は好きですよ。
いや、女好きとか女たらしではありませんよ、亡くなった伊集院静と同じ硬派ですからね(笑)。

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