畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

行こか戻ろかあの崖に(その3)

2024-05-02 04:00:40 | 山菜
 生食には適さない長く伸びた独活も、塩漬け用には最適。
いえ、これだって根元に近い赤い皮の部分は生でも美味しく食べられますが。

 この付近は、砂質土が主ですが急斜面で落ち葉などの堆積は無い。
したがって、モヤシ状態になって伸びるようなことはありません。

 独活の林のような状態の斜面から、隣の沢が見える。
この沢をたどって登ったところが、我が家の山の畑になります。

 しかし、この沢も捕まる雑木さえなくて、登るも下るもできない。
毎年、雪が降っては雪崩て落ち小さな沢の両側は木も生えない、生えられないのです。

 頼りにしている、スパイク地下足袋も土が湿っていると威力半減。
土がスパイク部分に入り込んだら、ただの地下足袋になっちゃいますから。
 昔から、ゼンマイ採りのプロは「金かんじき」を足につけていた。
十文字型の金具が先端が、長く鋭く伸びています。完全にプロ仕様ですね。
 他には登山用アイゼンを付けて足元を固める人も居るようです。
今年の山菜は、雪が無いために全山一斉に発生し、そして終わりつつあります。
でも仕方ないです。独活にもゼンマイにも一年休み、根を太らせてもらいたい。
            (終わり)
コメント (2)
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