畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「あったてんがの」

2017-11-07 06:38:38 | 暮らし

 ハプニングでした。今朝の新聞を見るとなんとスベルべの投稿が載っていたのです。

一週間も前の投稿で、半ば掲載を諦めかけていた時ですから、驚きました。

 

   方言が持つ温かさと力

 

 「あったてんがの」と言う名前の昔話を集めた本が手に入った。

副題に「魚沼の語り部による昔話」とあり、何人ものも語り部の話す昔話を編集した冊子です。


 編集発行に当たった「魚沼昔ばなしの会」会長の巻頭言に、

会として心がけていることに「方言で語る」と言う一節がありました。

載せられたのは、地元魚沼で生まれ育った私でさえ知らなかった昔話もあり、心温まる響きの方言で語られています。


 また、地域によって微妙に異なる方言にも驚きを感じます。

読んでいるうちに方言は、忘れてはならない文化ではないかという気持ちさえ芽生えました。


 方言が失われると同時に、人の持つ優しさとか、思いやりも失われつつある現代ではないでしょうか。

意地悪話もありますが、今の陰湿ないじめとは違うものが感じられ、

今の殺伐とした時代には本当に価値の高い記録と思います。


 語り部である、会員の皆さまの取り組みと熱意に、忘れかけていた大切なものを思い出した気持ちです。

皆さまの活動に対し、心から敬意を表しエールを送らせていただきます。


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2 コメント

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Unknown (あったてんがの?)
2017-11-07 13:52:47
聞いたことがない方言ですね。~あったとさ、みたいな意味でしょうか。TVでお年寄りが方言で話すのを聞くと思わず笑ってしまいます。主人も同じ信州人なので余計に愉快なのです。今はTVなどで誰でも標準語を放すようになってしまいました。かと言って急に方言で、と言われても話せませんよね。一番お好きな方言は?
田舎で「チーダラマッカ」というのがあるのですが怪我をしたりして血がダラダラ出てそれが真っ赤というそのままなのですが同級生が携帯のハンドルネームに「tiidaramakka」と使ってあった時はやられた!と思いました。
目上の人を呼ぶときにおじいちゃんおばあちゃんでも知らない人でも「にいさん」「ねえさん」と言いますがそれって好きですね。
ミケさんかな? (スベルべ)
2017-11-08 06:06:17
 どなたかな、ミケさんかな。
「あったてんがの」は「あったとさ」と言う事ですね。
でも、そこが方言の魅力で、語尾を伸ばしたり、語尾を上げると微妙にニュアンスが違ってきます。
伸ばすと不思議なことだよねーとなり、上げると驚く表現に。
一番好きな方言と言われても、ちょっと迷っちゃいますね。
本当にこの地方の方言での会話は、そりゃ優しさ、思いやりにあふれる暖かなものですから。
こちらでも「ちだらまっか」と言う言葉は使いますよ。
でも、それをハンドルネームにするなんて大胆なお方ですこと(笑)。
スベルべもこの年になっても従姉には「スベルべ君」と呼ばれます。
最近縁遠くなっちゃったけれども、二十歳で逝った友達の母上には、
いくつになっても「スベルべちゃん」とちゃん付で呼ばれていましたよ。
ま、今でも可愛いスベルべちゃんですが(大笑)。

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