畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

野沢菜を漬ける

2018-11-16 04:25:44 | 食べ物

 

 先日、野沢菜を採りました。

昔は雪国のどの家も冬の食べ物として、かならず大きな桶に漬け込んでいた野沢菜です。

 食習慣の変化により、今は漬ける家庭はほとんど無くなったようです。

我が家の場合は、量的には少ないのですが毎年漬け続けています。食べ方は煮菜としての方が多いのですが。

 

  亡母が沢山つけていた頃は文化の日、11月3日ころ漬けていたような記憶が。

さて、我が家の野沢菜はスベルべ自慢の方法で、マルチ栽培で根元に土がほとんど入り込まない。

 

  この根元、株の間に雨で撥ねた土が入り込み、洗い落としに苦労していたのでした。

折れやすい野沢菜の土を、折らずに洗い落とすのは至難の業。マルチ栽培はその苦労を無くしました。

 

  折らずに洗うために、一晩塩水に漬けて柔らかくして洗うなんて方法さえ有りました。

でも、スベルべの場合は水でゆすぐ程度で、わずかについた土もきれいに流し落とされます。

 

 昔は各家庭では大きな野沢菜漬け専用の木製の大樽を使っていたものでした。

我が家にも二つ大きな樽が残っていますが、今は越冬用大根の収納庫代わりになっています。

 今は、量的にも少ないので、こんな四角のプラスチック漬物樽?容器を使用。

今回はスベルべが担当し、にがり入りの塩を使い、10キロほど漬け込んでいます。

 塩分濃度は3パーセントで、野沢菜を計量し塩の量を加減しました。

昔は日にちを経過し、乳酸菌発酵で酸味が出てきたものも好まれたものです。

 漬けたばかり、一夜漬け程度でもサラダ感覚で美味しく食べられる。

その昔、京都の聖護院蕪が長野に入り、そこで蕪では無く茎を主として食べる野菜として発達。

そして、長野の野沢から越後に入り、冬の食べ物として親しまれてきたのですが、ほとんど食べる習慣は消えました。


コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 山の畑に来客 | トップ | 怪しげな空模様 »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (熊取のおっちゃん)
2018-11-16 21:03:10
独身の頃栂池にスキーに行き 民宿で食べた野沢菜の
シャキシャキした美味しさにびっくりしました
数年前ネットで美味しいめはりすしの作り方を見て昨日
からまた作りました これは本当に美味しくて山歩きの
弁当にもっていっていますよ
返信する
Unknown (ミケ)
2018-11-17 00:07:38
野沢菜を漬ける季節になりましたね。実家に帰ると昔ほどでは無いのですが(今は他に食べるものがたくさんあるし)ずっと漬け続けていますね。私も毎年畑に種蒔きして少し作って切り漬けにしていますが、畑友にも評判いいですよ。野沢菜の他に稲扱き菜というのもあります。私は葉のほうもいいのですが蕪の部分を漬けて食べるのが好きです。今年は年内で返す畑のほうにこぼれ種から生えた野沢菜がありますがすごく元気で使えそうです。
返信する
熊取のおっちゃん様 (スベルべ)
2018-11-17 04:27:25
 そうですね、お話で妙高のスキー場の民宿で出た漬物を思い出しました。
漬物はある程度の寒さが無いと上手く漬かりませんよね。
変な話ですが、隙間だらけの家を壊し、高床式の家にしたら、地階が暖かすぎ上手く漬からなくなってしまいました。
昔からの食べ物も作り方、保存も生活様式の変化で難しくなっているようです。
返信する
ミケ様 (スベルべ)
2018-11-17 04:33:14
 やはり、郷土食と言うか懐かしい食べ物ではありますよね。
周辺では栽培いる人もほとんど居なくなってしまいました。
我が家は野沢菜のほかにも「高菜」を作り続けていましたが今年は全滅。
例のダイコンサルハムシにやられてしまい一株も残りませんでした。
野沢菜、高菜は伝統種ですから種も自分で採れるものかもしれませんね。
野沢菜を収穫せずに残すと翌年の春にトウ立ちし美味しい漬物の材料になりますよ。
返信する
Unknown (大門)
2018-11-17 21:18:12
先日はありがとうございました。
カブはさっとまるごと蒸したら、とても甘くて喜んでたべてました。大根のはも柔らかくて漬け物にしました!
野沢菜は譲ってもらえないですか?
漬けたいです(^^)
返信する
大門様 (スベルべ)
2018-11-18 05:06:19
 若いお母さんたちと元気なお子さんたちの来宅はスベルべには至福の時間です。
そして、昨年は負んぶだけだった大門ちゃんが歩きながらスベルべに寄ってきてなついてくれるなんて嬉しいかぎりです。
 無農薬の健康野菜を食べて、健やかに育ってもらいたいと言うのがスベルべの願いです。
野沢菜は、大きなものから順次採ったので、まだ小さい物が残っています。
天候で、まだ成長するでしょうから、今度お出でいただく際には採って置きましょう。
返信する
Unknown (大門)
2018-11-19 15:20:06
嬉しいです(^^)
ぜひお願いします!
昨年は高菜を譲っていただき、初めて漬けましたが、スベルベママのようにうまくは行きませんでした!笑
今年は野沢菜で再チャレンジ(^^)
返信する
大門様 (スベルべ)
2018-11-20 04:47:35
 連絡を頂いたら準備をしておきましょう。
今年の高菜はダイコンサルハムシにやられて収穫ゼロでした。
スベルべだって簡単な漬物くらいはしますから、誰にでもできますよ(笑)。
返信する

コメントを投稿

食べ物」カテゴリの最新記事