味噌汁(その2)
春であれば、散歩の途中で採ってくるフキノトウが、春の香りを食堂に漂わせる。
夏は当然、夏野菜が盛りとなり、旬の味を楽しめる。
秋の楽しみはミョウガなどであるが、藪を覗いて、スギタケ(杉の切り株などに出る)を見つける事もある。
これも独特の秋の香りである。しかし、この楽しみは急性脳症と因果関係が有ると言う疑いから、
御当局により食用が禁じられてしまった。
季節の野菜を刻み、鍋を火にかける。
そして新聞に再び目を通していると、すぐになべの水は煮立つ。それからは目を離せない。
タイミングを見計らって、手の上で切った豆腐(これも同級生が営む地元の豆腐屋の品があれば最高)を入れ、
溶いた味噌を入れ一煮立ちさせて出来上がり。香り付けに最後に醤油を、二・三滴落とすこともある。
(続く)
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