
日中の温かさでジャガイモがぐんぐんと育つ山の畑。
これは一週間ほど前の鍬による土寄せが終わったころで今はもう一段階伸びている。

このジャガイモ畑に天敵とも言える害虫が姿を現す。
テントウムシに似ているけれど、背中の星の数が違う「テントウムシダマシ」です。

こいつめ、なかなかの知恵者でいつも感心さえしてしまう。
人の気配を感じるとくるりと丸まって死んだふり。コロリと地面に落ちたりする。

でも、そんな知恵者の中にも間抜けで気付かぬ輩もいる。
ほら、二匹でメークラブ中なんですよ。恋は盲目ってこれかなー(大笑)。

山の畑に行くと欠かせぬ仕事としてこの「テントウムシダマシ」取りがあるのです。
こいつは、ジャガイモの葉を食害するばかりかウイルス病さえ伝染させると言います。
スベルべママの仕事の後について歩くお手伝いカラス。
何か白いものを盛んにくちばしで取るので「コラー」と叱ったけれど取るのはなんと毛虫の蛹。
ジャガイモ畑に隣接する雑木林から侵入する毛虫がジャガイモの葉裏に繭を作る。
その繭、蛹を目ざとく見つけ次々と捉えていたのでした。

朝早くから働いてようやく日暮れです。
昨日、一昨日はシャッターを押す手間も惜しむような忙しさ。
いよいよサツマイモの畝つくりが始まったのです。
二日間で長い畝、サツマイモが50数本植えられる畝を20本作りました。
まだ、目標の半分ほどだけれども何とか無事に畝つくりに着手でき一安堵。
体は疲れ果て、めちゃくちゃな筋肉痛の現在ですが、今日も老骨に一鞭入れましょうか。
こちらではカッコウの声を聴くとジャガイモが掘れるとか言われているようで、まだカッコウは聞かないのですが掘ってみました。少し小さくて味も本格的ではないのですが食べられます。もう買わないぞ。
スベルベさんのようにた~くさんのジャガイモやサツマイモを作ったら私はとても掘れません。見ただけで筋肉痛になりそうです。奥様もどこも痛くないですか。
筋肉痛にはお気をつけてくださいね。あ、もちろんスベルベさんもです。
稲作農家などは機械化が進み、手作業などほとんど必要なし。
それに比べ、零細農家いや農業のスベルべ家はほとんどが手作業ですから。
トラクターも市町村合併前のナンバーが付いた古いもので、
今年は大金を投じて大幅な修繕を行いました。
毎年、新しいトラクターの購入も夢見てきましたが「あと何年出来るの」、
の発言に躊躇しつつ歳月ばかり重ねています。
さて、「芋床」ではサツマイモの苗が伸び、「切ってちょうだいー」なんて声が聞こえそう。
明後日当たりの雨の予報を頼りに植え始めましょうかね。