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畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

鳥追いだ鳥追いだ~♪

2024-01-15 04:11:02 | 暮らし
 日付の記録は無いけれど、1月か2月ころでしょうか。
昔の我が家ですが、一階部分が屋根から下した雪でほぼ埋まっています。

 降雪量も今よりは多かったし、消雪設備など無かったから出来た遊び。
屋根から下した雪が、溜まったところなどに雪洞を作り鳥追いをしていました。
服装や、人物を見ると今から60年以上も前ですね。写真の中の何人かは、故人になりました。

  「魚沼の鳥追い歌」

鳥追いだ 鳥追いだだんなどんの鳥追いだ
何処から何処まで追ってった信濃の国まで追ってった
何を持って追ってった柴(しば)を振り振り追ってった
じーばん鳥も しーばん鳥も立ち上がりゃ ほーいほい

 懐かしい、鳥追い歌がかすかに聞こえてきました。
昔、子供たちだけで準備をして行った行事「鳥追い」は姿が変わってしまった。
 親、大人と子供のとの関わり合いは、伝統行事にもその変容が伝わる。
消雪設備が発達し、屋根雪を下す家も減り、雪洞作りも無理な時代に。

 ただ、歌を歌いながら各戸を回って、お菓子をもらい受けるだけの行事と化した。
お菓子は準備していたけれど、思ったよりも早い夕食前の時間帯。
 玄関を開けて向かい入れると、顔の分かる可愛い、男児、女児です。
「よく来たね、誰だかわかる?」と問うと一斉に「スベルべさ~ん」ですって。
 中には、おませな一年生も居て、「また、よろしくお願いします」なんて。
大丈夫だよ。今年も美味しいジャガイモとサツマイモ作りは教えてあげるから。

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ミケ)
2024-01-15 22:27:42
スベルべさんこんばんは。
松本平では三九郎と言いますが昔は子供も多かったしお正月の行事でしたね。田んぼの中に円錐に組んだ小屋を藁で囲って地区ごとに作りましたから14日にそれを燃やすときは夜だしなかなかの見ものでした。棒の先にお餅を付けて焼いて食べたりしましたね。今は子供も少ないし、昔子供だった大人が子供に戻って今の子供と一緒にこじんまりとやっているとか、弟の話です。
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Unknown (赤石岳)
2024-01-16 03:05:00
ミケさんより南の地域ではどんど焼き、又はほんやりといいます。こちらは地域の役員と小中学生、その父兄等が中心に行っています
昔は本当に子供たちだけで夜通し番をしていたそうで楽しかったと思います。子供の数が減ってしまいどこも大変です
写真、スベルべさんは?
ちょっと自信がありません

以前は14.15日は小正月でゆっくりできたり、又御餅をついたり、其々の地域で民俗のお祭り、行事も多かったのですが
ハッピーMandyとなってから大きく変わってしまいましたね
 
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ミケ様 (スベルべ)
2024-01-16 06:27:52
 おはようございます。なるほど、こちらとは少し趣が異なるようですね。
でも、三九郎の語源に興味があります。何か、言い伝えがあるのでしょうね。
14日は9時からの開催でしたが、パートの勤務でスベルベママに参加をお願いしました。
昔は藁を持ち寄ったりしていましたが、今は集落の神社の境内一か所になり、
役員が秋のうちにカヤを刈り取って集落セーターのピロティに保存しておき使います。
今は、昼酒(朝酒?)を楽しむ人が増え、それに伴い一升瓶を寄進する人も多くなりました。
今年の様子は、温泉帰りに立ち寄った長女家族の世話にかまけて聞かずしまいでした。
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赤石岳様 (スベルべ)
2024-01-16 06:34:50
 こちらでは、鳥追いの翌日に行われ「賽の神」と呼ばれています。
今年の様子は、パートの勤務でスベルベママにお願いしたので分かりませんでした。
いずれにせよ、コロナが収束したと思われる現状でにぎやかに行われたと思います。
鳥追いは、スベルべが子供の時代は年間で最も楽しみにしていた行事でもありました。
さて、スベルべ少年はどこに。帽子(中学校の制帽)を冠った内の一人です。
一人の親友は、二十歳の時に釣りでの事故で川で亡くなってしまいました。
もう50数年も前の事になり、ご遺族を訪れることも無くなってしまいました。
遠い遠い、昔のことになってしまいました。
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