珍しく日が当たった日の午後でした。
「暖かな堤防を散歩したい」と誘われ、二人で雪の中を歩いて堤防へと急ぐ。
陽を浴びた越後三山が雪で白く輝いています。
早くも日陰が迫ってきました。山裾に近い我が家は五個2時を過ぎると日陰に入るのです。
雪国の人間は地面が恋しいものなのです。
我が家から離れた堤防は、日当たりも良くて雪が溶け舗装が出ている。
向こうの橋は宇賀地橋です。昭和30年代に初めて橋が架かり、それまでは渡し舟でした。
最初の木橋は伊勢湾台風で、落ちて復旧までに渡し舟が再登場していましたね。
日影がみるみる広がります。
水田はまだ雪に覆われていますが、積雪は20センチ程度でしょうか。
宇賀地橋のたもとにある老健施設まで歩きました。
ここには昔、スベルべが第二回の卒業生になった小学校がありました。
それが、数100m離れた場所に新築移転し、跡地に出来たのがこの施設。
亡父も利用しましたが、スベルべが利用するのも、そう遠くはないでしょう。
色々な思いが去来します。木造の新築校舎は二校が統合してできた。
小学校5年生から2年間だけ通った木造の小学校。その場所にやがてまた入るなんて複雑な思いが去来します。