畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

歴史に刻まれた、大雪小雪の雪の話(その1)

2020-03-25 07:00:43 | 自然

      歴史に刻まれた、大雪小雪の雪の話(その1)

 今年は我々世代では経験したことのない少雪、小雪の年になっている。

後年伝え継ぐには「令和1年から2年にかけての少雪」と言うのであろうか。

さて、毎年雪に追いかけられるような暮らしをしている市民にとっては楽なことこの上なし。


 スキー場関係者、除雪仕事関係者の苦労を思いつつも、日帰り温泉に出掛けたり、

古い本を引っ張り出して読み返すという至福の日々。


 終活とやらも意識して部屋の片づけにも手を付けたがなかなか進まない。つい、古い本や資料に目を奪われてしまう。

夢中にさせられたのが18年前に亡くなった父が残していた堀之内町老人会連合会と言う組織が毎年発行していた、

『年輪』と言う題名の会報。第2号から25号まで揃えて縛ってあった。


 父がその、ほぼ毎号に俳句を載せていただいていた。それを集めて少し遅れてしまったけれど、

父の供養とも思い編集してみようと思い立った。

ところが、つい当時の会員の皆様が書かれた随筆に目が行ってしまい仕事が進まないことになってしまう。

             (続く)

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自然破壊が起こす災害(新聞投稿から)

2020-03-25 04:40:48 | 自然

 我が家の近く、線路を越えた向こうの山はJRの鉄道防雪林。

昭和56年に左側の山から大規模な雪崩が発生。その後杉が植林されています。

 

 鉄道防雪林越しに我が家を見ます。

鉄道防雪林としての植林は、林野庁の植林とは意味が違うが、手入れが全くなされない事情は同じです。

 

   自然破壊が起こす災害
 (人工林が土砂崩壊招く?と改題され掲載)

 大分県で信じられないような土砂崩壊が発生し、犠牲者が出たことに哀悼の意を表します。

しかし、同様の災害が発生している地域に特有な事情があるように思えます。


門外漢である私が論ずるべきことでは有りませんが、

私自身が経験した昭和50年の群馬県水上町の国有林の大規模土砂崩壊。

そして、最近では平成24年に発生した上越市板倉区での長期間にわたった地滑り。


 そればかりでは無く、豪雨による土砂崩壊、地震に伴う土砂崩壊の発生地域に共通する特徴があります。

それは、広葉樹を伐採し針葉樹の植栽を行った人工林に見られる災害だと言う事です。


 針葉樹、杉の木などは広葉樹よりも広く、浅く根を張り水を貯える性質が強いとされます。

その結果、長雨などにより水が地中に蓄えられることになり、結果として土砂崩壊の誘因になっている可能性が強い。


 かつては国の施策で、資源として杉やヒノキの造林作業が実施された。

しかし、安価な外材が入るにつれ、採算が取れなくなり、結果として手入れもされず、荒廃している。

花粉症の原因でもある杉の木の存在を見直す時期になっているのではないでしょうか。

 

(近年問題になっている、野生動物による被害、特に熊の動態と林野の開発、そして荒廃が動物たちの、

 生態に及ぼしている影響は計り知れない。長編アニメ『もののけ姫』と思いを重ねてしまいます。)

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