喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

余白は作っておきましょう

2007-09-27 13:01:11 | 日々のこと
「余裕のないところからは何も生まれないからね」

という台詞を旗揚げ公演の時に書いた。
アウトロー的なスナフキン的なヤツが言う台詞はそのままそっくり私に向けての台詞だった。
あの時の初めての公演で余裕のなかった私へ向けての言葉。
そう、とどのつまり余裕である。もっと言うと、余白である。
余白を活かしたデザインは美しい。それは余白がなにかを物語るからである。
それなのに、安売りスーパーのニンジン詰め放題のように、余白をギシギシ埋めていく。
だから息苦しく、息苦しいと息が続かない。なにも進まない、なにも手に入れられない。
やはり原点なのである。なんでもそう、原点である。初心である。
最近は、仕事で色んな方に出会うようになった。
その度に思うのは、第一線で活躍されている方は常に初心であるということ。
チャレンジ精神を忘れないということ、自分を言い訳にしないということ。
そしてなにより、とにかく楽しんでいるということ。苦しさも含めて。
そういう方と話すと、自然と背筋が伸びる心地がする。
それから、ダメな自分を叩きのめしたい気持ちになる。
余白を作っておこう。心に体に、すべてにおいて。
仕事だろうが私事だろうが、それはそれはすべてにおいて。

ところで『漂流裁判』。
これまでで、一番手こずるホンです。
その分、面白くなれば良いのだけど。
今日はぴあに行って、あおきりみかん会議であります。

写真は以前伝えた、山中画伯のハットリくん。あり得ない。
テキヤのハットリさんと行った、コワモテぶりである。
目に染みているのは、タコ焼きの煙に違いありません。
ハチマキをしていると言い張った山中画伯。してねぇよ、絶対。