gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

仏心によって使われ、動かされるのが発菩提心である

2014-11-28 17:33:57 | 日記
発菩提心というのは、
仏心によって動かされ、
仏道に入っていくものであることが、
ここに書かれている。
仏道を勉強することと
発菩提するのとは、
はるかに異なるのである。

(参考 正法眼蔵を読む 発無上心の巻 谷口清超著)
1<造塔造仏は甚難なり>
 それ故、深山に入って仏道を思惟することは容易かもしれぬが、造塔造仏ははなはだ難しい。ともに精進努力して怠らないことが必要であり、かくてはじめて成就するとはいうものの、心をもって仏道をとらえんとするのと、仏心によって自己の身心が捉えられるのとは、はるかに異なっているのである。こちらが仏道を捉えんとするのではまだ不十分だ。仏心によってとらえられ、仏心によって使われ、動かされる。これこそが発菩提心であるから、この心が積り来たって、仏祖が現成するのである。

塾らしくなりつつある

2014-11-27 16:47:29 | 日記
次第次第に
私は
自宅で
本当に
「個人指導塾」を開いているという状態に
なりつつある。
最初
たしかに一人教え
二人教えはしてきた。
でも
最近は
向こうの方から
私にアクセスしてきた、
教えることになってしまった。
こんな様子だと、
私は
人に
「塾をやっています」と
普通の会話でいえるような形態に
ますますなっていくのかもしれない。
また、これこそが、
自己神性のおもむくところと
言えるのかもしれない。

見たい劇が二つある。

2014-11-27 16:28:46 | 日記
来年の2月に
本当に面白そうな舞台がある。
チェホフの「三人姉妹」を
ケラリーノ・サンドロヴィッチの
台本・演出でやるものである。
三人姉妹を演じるのが
余喜美子、宮沢りえ、蒼井優というのだから
これだけでも
ぞくぞくするような内容だ。
この演出家は
どんな演出をするんだろう。

もう一つ見たいのは
そう有名な舞台ではないかもしれないが、
劇団Spacが
宮城聰演出で
宮沢賢冶の
「グスコ―ブドリの伝記」を上演する。
脚本を書いたのが
宮崎ナオコ―ラという若い女性作家である。

どっちをより見たいかと言えば
後者である。
宮崎ナオコ―ラさんという作家が
どんなことを考えている人なのか知りたいし、
宮城さんの
美しいであろう舞台づくりに
わくわくするものがある。

多分また静岡に行くと思う。

学習指導で手一杯の毎日

2014-11-26 20:45:00 | 日記
私の自宅での個人指導のチラシを
置いてくださっている知人がいて、
その知人自身が信望のある人だからだと思うが、
チラシを見て
子どもの指導を
問い合わせてきた人がいる。
今日その母親が
4年生の坊やを連れてきたので
体験レッスンをした。
多分今後
指導することになると思う。
もう自宅で教える子は
4人目になるので、
これ以上は無理である。
それ以外に
私は自宅ではない学習塾に
週2で行っているから、
私の一週間の午後は
学習指導三昧であって、
けっこういそがしいのである。
加えて午前中は
マンション清掃のバイトみたいな仕事もしているので、
一日中
体を動かしているわけだ。
でも考えてみると
これだけやっていること自体が
私が健康でいられることを
生み出しているような
気がしている。

演劇の目的と使命

2014-11-26 10:29:09 | 日記
静岡県舞台芸術センター「Spac」が
中高生向きに
「ドン・キホーテ」を上演した。
この時の中高生向き解説資料に劇団「Spac」の芸術総監督の宮城聰さんは
次のような文章を書いている。
私はこれを読み、
これこそが演劇の使命であり目的であると思ったので、
これは紹介する必要があると思ったので、
転載させていただいた。
【中高生の皆さんへ 
 みなさんは、いま自分がどういう時代に生きていると感じていますか?
そう、地域社会が崩壊し、価値観が流動化し、自殺者は増え続け、そして若者は「ひとり遊び」ばかりしていて孤独のなかに閉じ込められている。そういう「精神的危機」の時代に生きている…と感じる人が多いかもしれません。
でも演劇をやっている僕からみると、すこし違って感じます。なぜなら、演劇は何百年間も、孤独にさいなまれる精神や、なにが正しいかの基準をなくして迷子になっている精神をえがいてきたからです。
 つまりどうやら、世界が人間にとって生き易かったことなど一度もなかったらしいのです。
 でもそのなかでがむしゃらにあがく人間が、演劇には登場します。がむしゃらにあがく彼らは、しばしば悲しい終末を迎えるし、人間とかこの世というものについてのはっきりした解答を出してもくれません。ですが、それでも演劇を見るとなんだか励まされる気がします。
 どうしてでしょう?
 きっとそれは彼らが“「わからない」ことに耐える力”を、すこし観客に手渡してくれるからだと、僕は思っています。
“「わからない」ことに耐える力”。
それは“孤独と向き合う力”でもあります。
人間はいまも昔も孤独です。だから少しでも人とつながれるように、一生懸命ことばとからだを砥ぎすましてきました。
 それが演劇です。  
宮城聰(演出家・静岡県舞台芸術センター芸術総監督)】
この宮城さんの演劇観は
実にすばらしいと私は思い、
目が覚めるような気持ちである。
静岡県の劇団といってもよい劇団「Spac」の指導者に
こんな素晴らしい人を仰いでいることは、
静岡県民は
誇りとすべきではなかろうか。
さすが世界的な演出家の言である。