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仏心によって使われ、動かされるのが発菩提心である

2014-11-28 17:33:57 | 日記
発菩提心というのは、
仏心によって動かされ、
仏道に入っていくものであることが、
ここに書かれている。
仏道を勉強することと
発菩提するのとは、
はるかに異なるのである。

(参考 正法眼蔵を読む 発無上心の巻 谷口清超著)
1<造塔造仏は甚難なり>
 それ故、深山に入って仏道を思惟することは容易かもしれぬが、造塔造仏ははなはだ難しい。ともに精進努力して怠らないことが必要であり、かくてはじめて成就するとはいうものの、心をもって仏道をとらえんとするのと、仏心によって自己の身心が捉えられるのとは、はるかに異なっているのである。こちらが仏道を捉えんとするのではまだ不十分だ。仏心によってとらえられ、仏心によって使われ、動かされる。これこそが発菩提心であるから、この心が積り来たって、仏祖が現成するのである。

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