Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

高校球児の名前

2018-08-13 | 旅行


汗で真っ黒に日焼けした高校球児たちがテレビに
うつる。
今夏は第100回目の大会である。

猛暑の中、給水などに気を配り球児が熱中症にな
らないよう配慮されているが、大丈夫かとハラハ
ラしてみている。

バッターは名前が紹介される。皆、心を込めて
つけられた立派な名前だ。子供が生まれた時両親
が、どのように育って欲しいか望みを託した良い
名前だなぁと楽しんでみている。

私もいつ自分の名前を意識したか覚えていない。

私は名前についてびっくりしたことがある。
友達が「私の名前はごみ ひろえ なの」と言った。
「えっ!ごみ ひろえ?」と聞き返す。
「そう、五味 ひろえ」と言った彼女は悲しそうな
目をしていた。

小学校3年の私は
「ご両親はどんな人だろう?こんな名前をつけ
て!」と憤慨した。

3,4.年の時は無神経な女の先生で
「ほら!ごみが落ちてますよ!五味さん!」
と、平気で言っていて周りが、ハラハラしてい
た。

だが、5,6年になり若い優しい男の先生になり
多分先生が助言されたのだろう、彼女は
「五味ひろ子」と名乗るようになり、すっかり
明るくなった。

その後、彼女は結婚されて苗字が変われば戸籍上
の「ひろえ」さんと名乗っているかもしれない。

今は同窓会でも会えないのだが、昔、昔
幼い時に憤慨したこの件は人の名前を見るたびに
思い出している。