Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

懐かしい由比ヶ浜通り

2018-08-07 | 旅行


この間、「青天の霹靂」を書いたとき、ポンせん
べいのおじさんの事を書いたら、急に懐かしく
昔の由比ヶ浜通りを思い出した。

鎌倉駅を降りて八幡様を背に海に向かうと
横須賀線のガードがありその先が下馬四つ角の
信号。まっすぐ行くと海に出るがそれを右に
曲がると由比ヶ浜通りだ。

江ノ電の踏切の脇の教会が私が20年近く住んでいた所である。嘘のような話だが、牛車が通り
牛はどのような順序で歩くか観察しなさいという
社会の宿題が出たこともある。

末弟が自家中毒になった時、母は人力車に乗って
病院へ行った。

近くの商店にはよく買い物を行かされた。

ポンせんべいのおじさんが軒を借りていたのは
「松田屋」という佃煮屋だった。後に小町に移転
したので、鎌倉に行くと立ち寄っていたが去年
閉店してしまった。

向かいの八百屋は今もある。隣の乾物屋のおじさ
んは威勢が良かった。


その隣は「ケイト屋」ケイトと言っても毛糸では
なく生地屋だった。今はお洒落な洋装店になって
いる。

その隣は「一新亭」という肉屋。もうなくなっ
だが、隣の古物商「島屋」と、同級生が営む
米屋は健在。

道路反対側、松田屋の隣は時計の「帝国堂」
これだけは残っていてあとは様変わりして洋服屋
やお土産屋になってしまった。

「からこや」という大きなおもちゃ屋が魅力だっ
た。「茶碗屋」という呉服屋があって、不思議な
名前だなぁといつも思っていた。

日曜日の朝、まだお店が開いていなかったり、
人通りがほとんどない、静かな通りである。