Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

孫の浴衣

2012-08-03 | 日記
今年は気のせいか夏祭りのお囃子や太鼓のお稽古が風にに乗って聞こえてこない。
町内会の年齢が高くなって地域のお祭りをやめたのかど思うほどだ。
それともお祭りは8月の末にあるのだろうか?

近くではなくても、土日ではなくてもあちこちでお祭りがあるらしい。
友達に誘われてお年頃の孫たちは浴衣を着て出かける。

当然着つけはおばあさん。

娘はひとりだったからあまりおおげさではなく着つけをしていたが
二人を相手にするとなんとなく大仕事という気がして責任重大である。

置屋のお母さんのような気分で次々と着せる。

ふと、懐かしい昔を思い出す。

遠い昔、母が着せてくれた着もの。

お人形のようにまっすぐに立っている私に裾をそろえて着せてくれ
一本目のひもでしっかり結び半ば顔を私のからだにくっつけるようにして
後ろに紐をまわして結んでくれた。母の匂いがぷ~んと感じられ母と一体に
なったような気がして嬉しかった。動くと「じっとして」と怒られた。

それと同じことを私はした。着せ終わって両方の腕の付け根のきものを
ツンツンと引っ張って「こうすると手が動きやすいのよ」と母と同じことを
言っていた私。母をなぞっていたのだった。

孫の写真なんて出したら怒られる。この写真は普通のL版。
小さくてわかりにくいのをよしとして・・・。