Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

高橋眞由美氏講演

2011-03-12 | お出かけ
 高橋眞由美氏はブックオフコーポレーション(株)取締役会長である。
一人のパートの主婦が社長になり、取締役会長になったと言うことで
マスコミでは取り上げられている。実弟は「あのねのね」の清水国明氏である。

座間市の男女共同参画事業の一環としての講演会に行ってみた。

彼女は1990年、子供が育ってしまい、「空の巣症候群」となり、何かしたいと
時給600円のパートに出ることになる。

相模原市にブックオフ一号店ができたそうだが翌年、相模原市上溝に2号店を出すときに
責任者とされた。しかし、業績は伸びず、閉店の危機にさらされたと言う。
その時、責任者としての悩みを従業員に吐露したところ全員が一丸となって頑張って
くれて閉店を免れたと言う。

現在は直営店は300店。加盟店は600店もあり、2005年には株式上場を果たしている。

しかし、何度も危機があり、悩みが尽きなかったそうだ。

高価買取・・・と言う上からの姿勢でなく、「お売りください」と言う姿勢にしたそうだ。
一冊でもお売りください、助かりますと言う姿勢がよかったそうだ。

近頃は段ボールに入れてブックオフに連絡をすると宅配業者が引き取りに来て
後から売上料金が振り込まれる制度まである。

架空計上やリベート問題などがからみ社長に就任したものの創業者の退任と共に
社長を退き、取締役会長になられた。
カト吉、ノバ、ブックオフは三大不正企業と言われ、下方修正をし、株価は下がり
辛い大変な日々があったそうだが、
「息継ぎをしないで泳ぐ」を合言葉に苦しみを共有して今日まで来たそうだ。

今後はシニア層に目を向けたり、捨てない人のブックオフを考え、ブックオフ・スーパーバザールを
目指して経営者と全社員と心を一致させて進んでい
きたいとのことであった