今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

カエル

2011-07-07 | ひとりごと
かえるのうたが
きこえてくるよ。
クヮ クヮ クヮ クヮ、
ケケケケ、ケケケケ、
クヮクヮクヮ。
「かえるの合唱」
日本では水田が多い地方などでは、夜にたくさんのが一斉に鳴き出し、「蛙の大合唱」といって夏から秋の風物詩ともなっている。
小学校時代に「蛙の歌」として輪唱で歌っていたのを思い出すが、蛙の鳴き声の「ケケケケ ケケケケ」のところは、「ゲロゲロゲロゲロ」とか「ケロケロ ケロケロ」とか、いろんな歌い方があるようだね~。
一応文部省唱歌と言われている「かえるの歌」は、もともとはドイツの民謡に、岡本敏明が日本語の詞をつけた翻訳唱歌らしいが、どうも、タイトルが「かえるの合唱」か「蛙の歌」かの違いで歌い方も分かれているようだ。
でも「ケケケケ」のところは、「ケロケロ ケロケロ」の方が日本の蛙らしくて可愛さもあるよね~。ドイツ民謡の歌詞は以下参考の※1で見ることが出来る。
蛙は良く鳴くことで有名。特に配偶行動にかかわって大きな鳴き声を上げるものが多くあり、世界各地で古くから注目された。Wikipedia:のカエルの説明によると、蛙の鳴き声の種類には、繁殖期にオスがメスを呼び、産卵を促すための鳴き声「求愛音」、繁殖期にオスが他のオスに対し、縄張りを宣言する鳴き声「なわばり音 」、繁殖期にオスが他の個体に対し、自分の存在をアピールして、メスを引き付け、オスを排除するための鳴き声「広告音」、他のオスにメスと間違われて抱接されたオスが、間違った抱接を解除させるための鳴き声「解除音」、敵が近づいたときに発する鳴き声「警戒音」、敵に捕まったときに発する鳴き声「危険音」。それに、低気圧が近づいたり、雨が降っているときに発する鳴き声。「雨鳴き 」があるそうで、これはアマガエルが有名。
ニホンアマガエル)の鳴き声は「ゲッゲッゲッゲッ…」「クワックワックワッ…」という表現をされるらしい。カエルの繁殖期はおもに春で、この時期の夜の水田にはたくさんのカエルの声がこだまし、場所によっては集団で大合唱(「広告音」)になることもある。カエルは水辺に住むものと思われがちだが、ニホンアマガエルは樹上での生活に適応していて、水辺の植物の上や森林などに生息する。春から秋まで活動し、冬は温度差の少ない地中で冬眠する。
普通のカエルは繁殖期の夜に鳴くが、ニホンアマガエルは「雨蛙」の和名の通り、雨が降りそうになると繁殖期でなくとも、昼間でも鳴くのが大きな特徴であり、この時の鳴き声は「雨鳴き(あまなき)」「レインコール(Raincall)」などとよばれ、繁殖期の「広告音(advertisement call)」と区別される。
差し詰め「かえるの合唱」は「広告音」と言うことになるから、そうなら、「ケロケロ」といった可愛い泣き声より、「ケケケケ」とか「ゲゲゲゲ」といった声が実態に近いのだろうね。梅雨時の今日のような雨の日には「雨蛙」が「雨鳴き」をしているのだろう・・・。
7月7日(旧暦)の夜の星祭りとして定着している各地の「七夕」(以前にこのブログでも書いた。※2参照)も現在の暦(新暦)の7月7日、旧暦の7月7日また、1月後れの8月7日に行なわれるものと3種類があるが、新暦の7月7日は、梅雨のさなかで、なかなか星も見ることができない。今日も雨だから七夕行事は無理だろう。
「古池やかわず飛び込む水の音」(芭蕉)
日本人で知らない人はいないといわれるこの句は、松尾芭蕉が43歳の時、江戸蕉門の門弟多数 を芭蕉庵に集めて「蛙合(かわずあわせ)」という催しを開き、蛙を題材にした句ばかりを詠み、勝ち負けを競ったらしいが、そのときの最初の句がこれ。
この時までカエルが和歌の題材になるのは、ほとんど鳴き声であったが、この発句において、そこに、飛び込む(音)をとらえたのがとても新鮮な視点であり、革新的な発想であったようだ(歌の解説は、※3:「芭蕉DB」のここ参照)。
ところで、数日前に九州南部が梅雨明けしたというのでもう直ぐ関西も梅雨明けするだろうと、梅雨の晴間の昨日の朝、今年は電力不足が心配されていることから、我が家も少しでも暑さ対策にと、自動車のフロントガラスの遮光用に使うサンシェード(両面アルミ)を利用して、バルコニーの屋根の下に張りつけた。ダイソーで1枚100円のものを4枚買って非常に経済的に出来、しかも効果抜群。出来に満足していたのだが、最近は、このような台に乗り上を向いて足を踏ん張るなど少し体を動かすだけで足に身が入って・・・その後ぐったり・・・。本当に歳を感じるようになった。
”九州は「梅雨明け宣言」が出たはずの南部も含め記録的な大雨が降り、前線の北上に伴い6日から7日にかけて九州北部や中四国、近畿、東海で局地的に雷を伴っ た大雨の恐れがあり、梅雨前線の活動が活発化したと気象庁が引き続き警戒を呼びかけるニュース(※4参照)が・・・あったが、その通り、私の住んでいる神戸も、昨日の昼からは段々と天気が怪しくなったと思っていたら夕方から大雨になった。
気象庁は九州南部は、6月28日ごろ梅雨明けし、これは、平年(7月14日ごろ)より、16日早い、昨年(7月20日ごろ)より、22日も早い梅雨明けだといっていた(※5参照)。近畿は、平年では九州南部より5日ほど遅い7月21日ごろ、昨年では、九州南部より2日も早い7月17日ごろには梅雨明けしていたので、今年は、数日前より暑い真夏日が続いていたので、梅雨も明けたのだろうと皆で話しをしていたのだが、本当に最近の気象庁の梅雨入り、梅雨明けは当てならなくなったものだ。
地球温暖化異常気象、などが問題視されている近年、外れて当たり前、逆に 、梅雨入り、梅雨明け宣言が、当たった方が驚きという感じになったのかもしれない。
1978(昭和53)年に「大規模地震対策特別措置法」を制定し、その中で静岡県下を中心とした東海地震の直前予知(※6)を目的とした「地震防災対策強化地域」を設定していたが、その後20年を経過して、観測データの蓄積や技術の向上によって想定を見直すこととなり、2002(平成14)年には愛知県や長野県下まで「地震防災対策強化地域」が拡大されたが30年以上経過した現在でも東海地震は発生していない。
しかし、1995(平成7)年1月17日(火)に発生した兵庫県南部地震により、戦後最多となる死者を出した阪神・淡路大震災が発生。
又、2011(平成23)年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴って発生した津波、及びその後の余震により引き起こされた大規模地震災害である東日本大震災では、日本の観測史上最大のマグニチュード(Mw)9.0を記録し、震源域は岩手県沖から茨城県沖までの南北約500km、東西約200kmの広範囲に及び、同年6月30日時点で、震災による死者・行方不明者は2万人以上を出し、その上に、地震と津波による被害を受けた東京電力福島第一原子力発電所の、大量の放射性物質の放出を伴う重大な原子力事故に発展したことは、連日マスコミで取り上げられている通りである。
そのほか、2004(平成16)年10月23日、新潟県中越地方を震源として発生した新潟県中越地震など大きな地震がいくつも発生しているが、どれも予知できずに終わっている。
大震災発生以降、地震の予知ではないが、2007(平成19)年10月1日から、一般向け「緊急地震速報」(強い揺れが想定される場合に発表)が導入されテレビ・ラジオなどマスコミを通じておこなわれているが予報の頻度が高い分誤報も多くある。
ところで、最近あちこちで大きな余震が続くなか、ネット上などでは「カエル」が飛び交っており、何かと思って調べると、これはストラテジー株式会社(※7)から出されている「Signal Now Express」(シグナルナウ)という緊急地震速報ソフトのことで、ソフトのアイコンが「カエル」だったために通称として知られるようになっているようだ。
同社ホームページにアクセスすると、ソフトをパソコンに無料でダウンロードできるらしいので、興味があるなら、覗いて見ては・・・。
最後に、京都府乙訓郡大山崎町の「大山崎町ふるさとセンター」(阪急大山崎駅から徒歩約2分)に2匹のカエルの像が設置されているのを知っていますか。この像は、「京の蛙と大阪の蛙」という昔話(※8:「福娘童話集」の日本の昔話の10月 6日の昔話参照)に基づいたものとされているが、これは、江戸後期の石門心学(せきもんしんがく)柴田鳩翁(しばた きゅうおう)の「鳩翁道話」という当時の民衆向けに書かれた書物に収められている寓話によるもののようだ。鳩翁道話は以下参考の※9で読める。
又、カエルの像の写真を見たい人は、以下参考の、カエル好きのカエルに関する知識・情報を共有しようとカエルに特化したホームページ、※8:「かえるの学校」の中の>授業>社会>京都の蛙、大坂の蛙(大山崎ふるさとセンター)(06年8月号)を参照されるとよい。
京都と大坂の境の大山崎の地は古来より交通の要地として栄えてきた。この大山崎には天王山という山がある。
話の内容の粗筋を簡単に書けば、お互いの街を見物しようと出かけた京都と大阪の蛙が天王山の山頂で出会う。精一杯背伸びをして街並みを見たが、どちらも自分の街と変わりは無く大変な思いをして見に行く事はないと、途中で引き返してしまったという事である。そうなったのは、カエルの目玉が頭の上についている為、立ちあがると、後ろしか見えず、2匹のカエルが見たのは、本当は自分たちの住んでいる町だったからだというもの。簡単な話だが、「物事を確かめるには、まず自分自身を知らなければいけない。」という教訓を説いている。
東日本大震災の復興が非常に遅れているのは民主党の首相に"
人を統率する能力も、信頼感も、行動力もない"からだと、野党からだけではなく、民主党内からも、一日も早い菅さんの退陣を要求されているが、肝心の菅さんには何が何でもやめる気はなく、自分にはしたいことがあると、いつまでも政権に居座ろうとしている。何をしようとするにも自分自身が首相の座にいることが障害になっていることなど全くわかっていない。この人も頭の上に目がついていて、前が全然見えないのだろうね~。この人がいつ矢つき、刀が折れて倒れようとそれは一向に構わないが、東北地方の復興どころか、日本の国が倒れてしまったのではどうしてくれるんだ。もう、この人には何を言っても通じず、ゴルゴ13のような人がいれば、そのような人にでも頼んで、静かに、消えていってもらうしか仕方がないのだろうか・・・・。お国のために・・・・。大変なときに大変な人が一国の首相になってしまった。もう何も言う元気が無い。カエルのように。「ガガガガ・・・」と雨の中わめきたい気分だ。
(画像は、梅雨の間と玄関に飾っていたカエルの置物)
参考:
※1:ドイツ 唱歌:かえるの合唱
http://ww4.enjoy.ne.jp/~aqua98/school/ChildSFrn/kaeru.htm
※2:七夕 - 今日のことあれこれと・・・
http://blog.goo.ne.jp/yousan02/e/898f0aae266b94c0c26840f46de4e0f2
※3:芭蕉DB
http://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/basho/basho.htm
※4:九州で記録的大雨=土砂災害に厳戒―気象庁 (時事通信) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110706-00000035-jij-soci
※5:気象庁:平成23年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/sokuhou_baiu.html
※6:気象庁:地震予知について
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq24.html
※7:ストラテジー株式会社のホームページ
http://www.estrat.co.jp/index.html
※8:福娘童話集
http://hukumusume.com/douwa/index.html
※9:鳩翁道話
http://www2s.biglobe.ne.jp/~Taiju/1839_kyuou.htm
※8:かえるの学校
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/Kumiko.Tada/frogschool/index.htm
YAHOO!百科事典ー鳩翁道話
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E9%B3%A9%E7%BF%81%E9%81%93%E8%A9%B1/



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2 コメント

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Unknown (まろ)
2011-07-09 03:43:10
初めてお邪魔します。
最近、同じgooでブログを始めたばかりの新参者です。
たまたま立ち寄ったのですが「凄いブログだなあ!」と感嘆・感心するばかり。
まさに博覧強記!ホンマ、勉強になります。実は私も関西人でして・・
東京では「カエルの合唱」はありませんが、近くの公園の池ではヒキガエルが時折、野太い不気味な声で鳴いております。(ガマガエルかな?)
菅首相に関しては全く同感です!彼の狂気のごときジコチューと理解不能な粘り腰には、ただただ呆れるばかり。
前回の選挙で民主党に投票した自分の不明を恥じるしかありません。
彼の存在そのものの「悪」で、もはや日本の命運は尽きた!と言うべきでしょうか。
迷惑でなかったら、これからもちょくちょく、お邪魔したいと思っております。よろしく・
まろさんへ (よーさん)
2011-07-16 16:23:17
まろさんご訪問有り難うございます。
年寄りが、慰みに気ままに、書いているものであり、お褒めいただき恐縮に思います。
今年は節電に心がけながら暑い夏を乗り越えなければいけません。
熱中症に気をつけて、お過ごしください。
私も明日から8月一杯、このブログを休止し、休養します。
又9月から、はじめようと思いますので、その際は又、訪問してください。
宜しくお願いします。

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