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記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

(続) 後醍醐天皇が徳政令を発布

2008-05-03 | 歴史
現代の日本経済を振り返ると、バブル経済は1992年中頃をピークに崩壊した。バブル経済時代に土地を担保に行なわれた融資は、地価の下落によって担保価値が融資額を下回る担保割れの状態に陥った。また、各事業会社の収益は未曾有の不景気で大きく低下。銀行が大量に抱え込むことになった不良債権は銀行の経営を悪化させ、北海道拓殖銀行(拓銀)ほか大手金融機関が破綻。その他の銀行を破綻させないために公的資金を投入した。
ところで、この公的資金て、何なんだ?・・・それは、我々国民の税金である。要するに、金儲けのために担保を取り、融資していた銀行が、バブルがはじけ、担保価値が下がり、破綻しそうになったから、我々の税金を投入して助けたのである。そして、その銀行が、今どうしているか。今の時代大手の優良企業は、銀行などからお金を借りる様なことはしない。資金は市場(しじょう)より調達している。銀行から借り入れするところは、市場から資金を調達できない中小の企業や業績の余り良くない企業である。庶民から、預金された金を貸すところはそのような企業しかないのであり、だから、銀行はお金を貸し渋る。正直、預かった金を運用できないのである。そのような資金をどうしているか・・・國際を買っているのである。・・・これって、変な話だと思わないですか。我々の税金を国は、公的資金として銀行に投入し、その銀行が、国の借金である国債を買い込んでいるのである。そして、国債の利率と我々が預けた預金に対するただのような金利との差額で儲けているのである。
先ずは以下の数値を見てください。
リアルタイム財政赤字カウンター 8
http://www.kh-web.org/fin/
2008年度予算案および「国債及び借入金並びに政府保証債務現在高」をもとに計算された額は国の借金(国債及び借入金残高)は1083兆円で、これは、国民1人当たり848万円になる。そのうち普通国債の残は547兆円あり、平成19年度一般会計予算の国債費は、209,988億円歳出の25,3%、このうちの11,5%の95,143億円が利払い費である。以下参照。
日本の財政を考える 平成19年5月:財務省
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/sy014.htm
我が国の公債残高は年々増加の一途をたどっており、これは税収約10年分に相当。以下参照。
公債残高の累増
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/sy014.htm
結局、税収で国債の返還ができないため、国債費償還のために国債を発行するいわば、世間で言うところのサラ金地獄に入っているのである。それほど、日本の国の財政赤字は深刻な状況にある。これ以上財政状況が悪化すると、庶民のための徳政令ではなく、国が借金を帳消しにする行動を起こすかもしれない。
つまり、国民1人当たり848万円の借金を帳消にする方法は、増税しかない。
かって、世界一の借金国であったブラジルが財政破産に陥った時、IMF(国際通貨基金)の借款や債務国への返済を棒引きしたり、延長する措置がとられた。今、ブラジルの経済が立ち直り、すこぶる良いという。
しかし、日本国は、外国からの借金ではなく、、国債乱発により、我々国民から借金をしているのである。銀行が多額の国債を買っているといっても、その原始は国民の預金である。日本の国が、再生するには、もう、国債をチャラにするするための平成の徳政令(大増税)しかないところまできているようだ。次の衆議院選挙の後に来るものは・・・。ゾ!。大間のマグロだの宮崎の1個15千円もするマンゴウが美味いだのどうだのといっておれるのも今のうちかもしれないね~。
まあ、興味があるなら、以下参考に記載の頭に※1~※6のあるものなど呼んでみると良いね。
(画像は、正長の徳政一揆。正長元年9月 日、天下土民蜂起す。徳政と号し、酒屋、土倉、寺院等を破却せしめ雑物等恣〔ほしいまま〕にこれを取り、借金等ことごとくこれを破る。管〔官〕領これを成敗す。凡そ亡国の基〔基〕いこれに過ぐべからず。日本開白〔開闢=かいびゃく〕以来、土民蜂起これ初めなり。〔大乗院日記目録、原漢文〕国立公文書館蔵。週刊朝日百貨「日本の歴史」より)
参考:
徳政令 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E6%94%BF%E4%BB%A4
鎌倉幕府滅亡の日
http://blog.goo.ne.jp/yousan02/s/%C6%C1%C0%AF%CE%E1
※弘安の徳政
http://jparchives.sakura.ne.jp/incident/medieval/db/1284_kouantokusei.html
日本法制史
http://www.digistats.net/6L/
御成敗式目 貞永式目 現代語訳全文
http://www.tamagawa.ac.jp/sisetu/kyouken/kamakura/goseibaishikimoku/index.html
※徳政・徳政令
http://www015.upp.so-net.ne.jp/gofukakusa/daijiten-tokusei.htm
※後醍醐天皇
http://kyoto.cool.ne.jp/rekiken/data/2001/010706.html
職の体系 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%B7%E3%81%AE%E4%BD%93%E7%B3%BB
今日は何の日~毎日が記念日~5月3日
http://www.nnh.to/05/03.html
網野善彦.後醍醐『中世的世界とは何だろうか』朝日選書
http://www015.upp.so-net.ne.jp/gofukakusa/just-amino-godaigo.htm
天人の辯
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E4%BA%BA%E3%81%AE%E8%BE%A8
神領興行 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E9%A0%98%E8%88%88%E8%A1%8C
宋学・朱子学における〈意味〉の転回 /三、「天」観の転換・変容が意味するもの(武蔵大学/人文学会雑誌)
http://e-lib.lib.musashi.ac.jp/2006/Elib/H32-2/003/004.html
鎌倉幕府滅亡の日
http://blog.goo.ne.jp/yousan02/e/83071df3ff69cde711f784b862d8dedd
読書日誌([網野史学(3)非農業民と天皇][太平記 粗筋を読む]ほか)
http://ww2.tiki.ne.jp/~h-hidaka/newpage7.htm#g#a
※雑訴決断所 ざっそけつだんしょ
※Wiki: 家業
http://wapedia.mobi/ja/%E5%AE%B6%E6%A5%AD
御恩と奉公 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E6%81%A9%E3%81%A8%E5%A5%89%E5%85%AC
※鎌倉後期の知行国制 
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/personal/endo/chigyo/kamakura-koki-chigyokoku.htm
http://www.tabiken.com/history/doc/H/H089R100.HTM
王朝国家 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%8B%E6%9C%9D%E5%9B%BD%E5%AE%B6
律令法 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8B%E4%BB%A4%E6%B3%95
※コウゾ〔楮〕
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/kouzo.html
室町時代の頃の、日本で初めての落書きとされる『此比(此頃)都ニハヤル物 夜討強盗偽綸旨』
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q124909342
日本の財政を考える 平成19年5月:財務省
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/sy014.htm
日本銀行金融研究所貨幣博物館:貨幣の散歩道「第13話徳政令の意味 」
http://www.imes.boj.or.jp/cm/htmls/feature_13.htm
バブル景気 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%96%E3%83%AB%E6%99%AF%E6%B0%97
※1、借金棒引き」の経済学―現代の徳政令(集英社新書)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087200485/kainachikara-22/ref=nosim
※2日経:国の借金、過去最大の703兆円・国民1人当たり550万円……このまま行けばどうなる!
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C939037033/E1656044821/index.html
※3、あの金で何が買えたか—バブル・ファンタジー村上 龍 (著), はまの ゆか (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093793921/kainachikara-22/ref=nosim
※4、大前研一:サブプライムには「徳政令」しかない
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/98/
※5、借金棒引き」の経済学―現代の徳政令(集英社新書)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087200485/kainachikara-22/ref=nosim
※6公的資金って、何? ゲゼル研究会
http://www.grsj.org/information/log/koutekishikinte_nani.htm

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