相原言の『日々是好日』

日々の生活での出来事や鉄道模型工作、写真撮影等を日記と備忘録を兼ねて綴っていきたいと思います。

乗務員室扉製作その1

2015年01月18日 19時54分21秒 | 鉄道模型:ED70
カツミED70のキット組立を続けます。

先日、車体扉を切除した後、扉をどうするか考えていました。
手持ちのひかり模型のEF58のキットから拝借することも考えたのですが、取られたキットのことを考えると・・・
結局、作ることにしました。

まず使用する真鍮板ですがt=0.4mmを使用しました。
0.3mmがちょうど良いと思うのですが、切削や加工等を考えると、少し厚みが欲しいと思い0.4mmにしました。

そこで近所のホームセンターに真鍮板を調達に行くと・・・0.4mmだけ無いんですよ。
在庫しているのは0.1→0.2→0.3→0.5mmの順だとか。
ま、近所で真鍮板が買える事に感謝しましょう。

仕方ないので、部屋を探してみると・・・ありました!

いったい何十年前のものでしょうか?

裏を見ると

どうみても181系(電車の方)の運転台のひらきですね。

CAD(JWW)で作成したケガキ寸法図を印画紙に印刷して

どうせ失敗するので各向き1枚多めの6枚を印刷しています。

これを真鍮板にテープでとめて


ケガキ線の交点をポンチで突いて、ケガキをして


キリで休み穴兼窓アール穴をあけて


糸鋸で窓と取っ手部を開けて、やすりで仕上げます。

窓部は、まぁ、何とかなったのですが、取っ手部を仕上げるのは難儀しました。

乗務員室扉の寸法は、雑誌に掲載されていたEF65-1000の1/45の図面から採寸しましたが、実際に車体にあててみると、窓幅が大きく、取っ手が若干外側に向いてしまいました。
今回は共同で作っているので、ちゃんと報告します。

ここまで仕上げたところで「ドクターストップ」が掛りました。
ドクターストップの意味ですか?
嫁が「そろそろ止めなさい。今週一週間、忙しいんでしょ?」との一声です。

気持ち的にはもう少し作業をしたかったのですが、キリも良かったので、久しぶりに工房の机の上を整理して、今日の作業を終了しました。

今月中には「普通のキット」状態にして、組立に入りたいと思います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

車体-乗務員室扉切除

2015年01月11日 20時49分22秒 | 鉄道模型:ED70
久しぶりのお休み・・・かと思うくらい、正月休みの怠けた体には長かったこの1週間。
あ~、辛かった。

で、この3連休。
初日はダラダラ。

そして2日目の今日、久しぶりにED70の工作をしました。
今日は、車体側乗務員室扉の切除です。

長浜の保存機(ED70-1)を見るまでもなく、最晩年は各号機とも、乗務員室扉が他の電気機関車と同形の扉に交換されています。

こんな感じです。

これを再現するため、車体本体の扉部分を切除し、新たな乗務員室扉を取り付ける事にします。

まず、車体だけでは強度が有りませんので、t=1.0mm、幅33mmの床板材を切り出して・・・・


これを車体下部に半田で仮止めします。
切除する乗務員室扉部は、糸鋸が入るように、開口した状態で取り付けます。

これで切除と仕上げに耐えられる強度が確保できました。

このブログを見ながらカツミED70のキットを組んでいる人はいないと思いますが、この補強材を取り付ける前に、プレス表現の雨樋裏側からφ0.3mm程度の真鍮線を半田付けしておくと、扉切除後、雨樋をやすり取ることが出来ます。
私は、しっかりこれを忘れたので、箱にしてからやすることにします。

後は難しい工作はありません。

休み穴を開けて


糸鋸で切除して


やすりで適当に仕上げる。

この際、乗務員室扉上部に返りが出ていますので、軽く修正を加えておきます。

さて、肝心の扉をどうするか。
(1)時間が無いので手持ちのキットから拝借してくる。
(2)お金が無いので自作する。
(3)ダメモトでメーカ(カツミさん)に頼んで見る。

どうしようかなぁ。

3連休最終日の明日は、地元クラブの新年会が有ります。
この数年間、新年会しか参加していないので、明日は絶対に出席です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

前面加工3

2015年01月04日 21時10分24秒 | 鉄道模型:ED70
引き続きED70の工作を進めます。

実は前面加工の方法は、随分長く考えていたので実行の際は、サクサクと工作を進められたのですが、それが終わると「あれやこれや」と、いつもの考え癖が出てきて、手の動きがパッタリと止まってしまいました。

まず、前面の裏側の半田を処理しておきます。

これをさぼると、後で窓ガラスが密着せず、泣くことになります。

追加する手摺の穴位置、検討中。

実機は飾り帯の下端に手すりの下端がぴったり合うようになっていますが、これをすると飾り帯の位置がずれた時、悲惨なことになりますので、少し余裕を持たせます。

穴あけ完了。

穴位置は前面下端から3.2mm、手すり長さ5.0mm、尾灯ケースからの離れが1.0mmでφ4.0mmの開口としました。

今回、難しいことを承知の上で、ナンバーに「切り抜き文字の半田付け」をやってみようと思っており、前面部についてはこの段階で半田付けした方が良いことに気が付きました。
で、肝心の切り抜き文字が無いんですよ。

ということで前面の工作は暫く保留して、次の難工事である乗務員室扉の切除及び交換をしようと思います。
車体はこんな感じです。

工作台が汚いのは、見なかったことにしてください<(_ _)>

実機のED70の乗務員室扉は、前面貫通扉と同じようにプラグ式になっていて、面一になっています。
このキットはそれも、ちゃんと表現されており表から乗務員室扉を嵌め込むようになっています。
今回は車体の乗務員室扉を切除して、新たに標準型の扉を取り付けます。

で、具体的な工作は次回のお楽しみ~。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

前面加工2

2015年01月03日 23時35分36秒 | 鉄道模型:ED70
今日も引き続きカツミED70の組立を行います。

今日は昨日と同じ作業をもう1枚の前面に行いましたので写真は有りません。

で、この工法で最大の問題点である「貫通扉の埋め込み」をやってみました。
出来は御覧の通り。


当初から、この工法(扉入れ替え)で埋め込み跡を完全に仕上げるのは難しい気がしていましたが、予想通りです。
あまり深追いしても、折角の前面形状が崩れたり(事実、やすりでこすったので崩れかかっています)、半田を盛っても良いことになりそうにないので、この辺であきらめます。
実機でも写真を見ると埋め込み跡が残っているように見える機もいるようです。

と言うことで、こちら側の貫通扉の加工はOKとします。
明日、もう1枚の前面の貫通扉を処理して、残りの前面の加工を行いたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

前面加工1

2015年01月02日 23時57分43秒 | 鉄道模型:ED70
いよいよカツミ製ED70キットの組立を始めます。


当初はお手軽に「パッパッパッ」と組んで、プシューと塗って(塗り分けなしで簡単だ!)、いつもにもまして適当に終わらせる予定でしたが、実機調査に長浜に出向くと「保存機と同じ最晩年にしたい」という気持ちが湧き起こり、いばらの道に嵌りこむことになりました。

さて、年代毎のキットとの相違点はこちらに記載しましたが、その中でポイントとなる工作は
(1) 前面貫通扉の埋め込みと窓の移設
(2) 乗務員室扉の交換
(3) 重連総括制御ジャンパーの撤去と電暖の設置だと思います。

特に(1)と(2)はかなり大がかりな修正が必要となります。

どうやってするのか。
結構悩んでいたのですが、面倒くさくなったので(オイオイ)、ま、適当にはじめて見る事にしました。

これがキットに付属している前面です。

結構、手が込んでいると思います。
ちゃんと貫通扉のHゴムは実機と同じく沈みになっていますし。

貫通扉窓の移設が無ければ、プレスで表現されている貫通扉の表現を半田で埋めれば終わりですが、窓の移設が有りますので、簡単にはいきません。

さんざん考えましたが、結局、キットの前面から貫通扉部を切り抜き、新たに窓位置を修正した貫通扉を作成し、それを前面にはめ込んで、半田で仕上げるという方法にしました。

まず貫通扉を切り抜くため、ステップをφ0.5mm線で埋め込みます。

これは貫通扉下端とステップ取付穴位置が極めて近いので、貫通扉を切り抜く際に、一緒に切ってしまう恐れが有るためです。もちろん、貫通扉を切り抜いた後は撤去します。

貫通扉を切り抜くために為に、φ0.8mmで休み穴を開けます。


貫通扉を切り抜く際、前面が変形しないように、6mmのアングルに半田付けして固定します。

この写真で見えない裏側は、貫通扉を切り抜く際に、アングルが邪魔にならないように、あらかじめカットしてあります。
写真の前面には、休み穴が開いていませんねぇ。<(_ _)>

この難しい作業の為に、バローベの4/0と6/0を用意しました。

以前、花月園での糸鋸教室で教えて頂いた刃です。
ちなみに貫通扉は4/0で切り抜きました。

切り抜きます。

当然ですが、どんな優秀な刃を使っても私の糸鋸操舵技術は全く稚拙ですので、糸鋸で切ってからやすりで仕上げます。

次に貫通扉を作ります。
適当です。
まずHゴムの表現ですが、t=0.2mmを使用します。
0.2mmの板を直接切るのは難しいので、0.2mmの板を2枚重ねて半田付けし、Hゴム形状に整形します。
整形が完了したら、こてを当てて1枚づつに分離します。
(写真ありません)

次にt=0.3mmの板に先ほど整形したt=0.2mmを半田付けします。


さっきと同じように、休み穴をあけて


窓部を開口します。


これを先ほど切り抜いた前面に合わせて切り出します。
窓部の強度が低いので、気を付けてください。

で、前面にはめ込んで見るとこんな感じ。

ま、いっかぁ!

で、今日の工作はここまでとなりました。

久しぶりの工作で楽しめましたが・・・結構疲れました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする