ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

高層ビルの水問題

2023年04月12日 | 日記

             白いハナミズキ

 都内ではあちこちに高層ビルが建設中である。商業地域での高さ制限がなくなったこともあって、50階、60階などザラである。
 気になることがいくつかある。まず電気。電気なしで、エレベータなどが動かなくなったらどうするのだろうか。当然自家発電装置を備えているはずだが、地震などでその装置自体が不具合になったらどうするのだろう。非常事態で電気が消え、高層階に閉じ込められても、建物が倒壊しない限りある程度危機を凌げるからいいということなのだろうか。
 水の場合はどうか。水は電気のように自家製造できない。それに一定の容量を持っている。だから電気のように、電線とか無線で届けることができない。その上、水なしでは、命を保持することはできない。もっとも緊急な物資である。
 高層ビルでは、水を一定の高さに汲み上げるには、水管の元に圧力をかけ、上層部に押し上げるわけだが、低層ならいざ知らず、超高層になったら、いざという場合、その原理が保障されるとは限らないのではないか。あるいは、途中で水管が破損し切断したらどうするのか。さらには圧力をかけるエネルギーは電気以外にあるのだろうか、など。
 こんな素人の考える危機は、建築関係の専門家であれば、とっくに片がついていると思うのだが、できることならその安全性を解説して欲しいものだ。というのも、マンションなどで頻繁に問題になるのは、防水や排水など水回りの不具合だからである。
 遠くの夜空に光り輝いて聳え立つビルを見上げると、あのビルの中に大勢の人がいるのだな、事故が起こったらどうするのだろう、などと思う。9.11の、あの飛行機が突っ込んだアメリカのビル崩壊などを思い出すと気持ちが苛立ってくるのである。【彬】

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少し遅れた?桜の花見

2023年04月10日 | 日記

 膝の故障で、ランニングからウオーキングに変えてからかなり経つ。ウオーキングにはランニングにはない楽しみがある。目にするものをじっくり観察、そして、発見がある。

 4月9日(日)は絶好のウオーキング日和。いつもと違うコースをとる。玉川上水を下り、境橋から、武蔵境駅に、そして、JR高架線下の道を通り帰宅とした。

・コース沿、かなり広い畑があり、季節に合わせ様々な野菜を栽培している。いつも眺めながら季節の変化を感じている。道との境は背の丈ほどのお茶の木の垣根があったが、最近、上半分をスッパリ切りとった。これで視界が広がり、畑の景色が楽しめる。地主の歩行者への配慮か?そうならすばらしい。

・「山菜の王様、タラの芽」、に酷似した木あり。スルドイとげ。木の伸び具合。まさか、これはタラではないと思うが、ああ~茨城の頃を思いだす。ランニングコース横に、タラの木の畑があったな~。

・母校、都立武蔵高校の前を通る。目立つところに、大きな掲示あり。「国際数学オリンピック出場 〇〇君。国際物理オリンピック 銀メダル〇〇君」。前日のニュースで、この生徒本人が、「金メダルを目指します」と元気のいい話をしていた。この学校、今は、中高一貫校で理系に強いと聞いている。僕の時代とはだいぶ違うようだ。

 武蔵境駅近くに、昭和の風情を残した、僕のお気に入りの手作り洋菓子屋さんあり。今日は気分がいいので、ショートケーキとシベリアを求める

・武蔵境駅から東小金井駅までの直線道路。かなりの部分、八重桜の並木が伸びる。

 ソメイヨシノの後は、八重桜。今日は、ウオーキングのおかげで、偶然のように、少し遅れた花見を楽しめた。いや、八重桜は今が満開。まさに花見の時期なのだよ。

   2023年4月10日  岩下賢治

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小学校を分割する

2023年04月06日 | 日記

            クロッカス

 戦後の民主主義教育は、制度面、教育内容の改善を整えて、もう80年を経過しようとしている。この間、私たちの生活習慣や生活環境は大きく変わった。そうした変化によってか、現在の義務教育制度に大きな矛盾がきたしている。
 例えば、教師の職務負担増、親のPTA活動の負担、少子化による学級閉鎖、公立校より私立校の人気、などなど。また中核都市への人口流入などによる学級増。問題が山積していなる。
 唐突だが、私は小学校を二つに分割することによって、いくつかの課題が解決するのではないか、と考える。
 低学年(1〜3年生)と高学年(4〜6年)を別々の学校にするのである。もちろんカリキュラムも変える。同時に運動場を含め、美術や音楽、理科など各種技能面の施設も変える。元々1年生と6年生を同じ学校で教育するというのに無理がある。教師だって実質的に低学年対応と高学年対応に分かれていよう。
 学校を分割することによって、学校自体が小規模化する。より機能的になるのだ。
 小学校を二つに分けるという考えは、元々あった。戦前だと小学校に高等小学校というのが併設されていたのである。
 小規模な学校であることによって、生徒に対する対応が行き届き、生徒数の増減などにも対応しやすくなる。
 このアイディア本気で検討する価値があると思うのだが、文部関係の人は動かないだろうな。【彬】

 

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地方選、福祉より都市の人口増問題

2023年04月03日 | 日記

           パンジー

 統一地方選が始まった。選挙戦が騒々しいのだが、一方では候補者の定数割れが各地で発生しているという。議員報酬が少ないなどを理由にしている人もいるが、本当のところはなんなんだろう。地域の行政は報酬の多寡の問題ではないようにも思うのだが。無報酬でも地域に貢献する篤志家はいないわけではあるまい。

 地方から上京した私の実感からすると、行政の課題が、焦点ボケしているからとしか思えない。
 都内で配布される候補者のパンフレットを見ると、どの候補も中身が画一的である。皆、福祉オンリーである。子供支援、高齢者支援、健康増進、医療の充実など。
 昔の地方選では、もっと地域に密着した、道路の整備、改修が中心だった。だから地域のボス達が率先し候補者に名乗り出たものだ。大袈裟に言えば、道路は、地域の死活に関わる課題だったのである。
 今、都心の課題は、高齢者福祉や子育て支援より、私には人口の流動だと思う。巨大なビルができ、マンションが林立し、若手の労働者がどんどん流入する。人口が増える。東京だと世田谷区の場合が顕著で、詳しいデータを示すことはできないが、特に乳幼児の増加が明らかである。少子化どころではない。
 以前、少子化現象で、学校の統廃合が各地で進んだ。今は逆に児童数が増え、保育園やら、学級が満杯。急遽、学級を増やす地域が続発している。新宿の一地域では、1学校29学級あるところもあるそうだ。低学年の方が多いから、1年生は6クラスになる場合もある。マンモス化し、校舎はもとより、教師から運動場、各種施設が追いつかない。
 この問題をどうするか。戦後の団塊世代だとプレハブで授業を受けたものだ。そんな時代であってはならない。これこそ地域行政の先端的課題だと思う。逆に団地などは人口が急減し、若者たちがいなくなってしまう地域もある。都市での人口の流出入は、学校など公共施設の在り方を左右する。こうした課題解決の糸口を見つける選挙でありたいものだ。【彬】

 

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