ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

ヤクルト・村上選手が美しい

2022年09月01日 | 日記

                  彼岸花

 野球ファンに限らず、プロ野球ヤクルト球団の村上選手の活躍に注目しない人はいないと思う。アメリカに渡った大谷選手に劣らずにあらず、である。
 村上宗隆・22歳、身長188cm、体重97キロ、内野手(サードベース)である。本塁打が現在、49本、長打力ばかりではなく、打率も3割をこして、首位打者のトップにいる。
 公表されている身長体重は、多少、サバを読んでいる節があり、188cmよりは低いはず。
 私は専門家ではないので、何が優れているのか、よくは解らないが、テレビなどの映像を見ると、大谷選手とは異なったタイプのように思う。
 大谷選手は大きな体を振り絞って、大きな動きする。特にランニングに特徴的だ。長い脚を生かし、大きなストライドで駆け抜ける。ホームランを打った後のベースランに特徴的である。バッテングも同じように見える。スイングが大きい。が、ピッチングはわざと小さくしているように見える。
 一方、村上選手は大谷選手と対照的で、動きがコンパクトである。
 48号ホームランを打った時のベースランを見た時、感動した。膝がスムースに畳められ、前足にキチンを乗っていく。肩の動きに無駄なものはない。ベースを踏む時、足を合わせるために、小刻みになるが、このことを含め、なんと見事なことか。美しい。
 バッテングは大谷選手のような、大きなスイングではない。コースに関係なく、体幹の動かないスイングをしている。
 私は35歳を過ぎた頃から、ランニングを初めて、今でも続けている。長距離である。ランニングといえども、肝心なのはフォームである。速さや持久性も大事だが、元々競技性を目的としたランニングではないので、目的はいかにスムースに走れるかということ。走りながら、理想的なフォームはどんなものかを追求してきた。そして、いろいろな欠点を発見した。その都度、矯正してきたが、まだ満足できない。むしろ年取るにつれ一層欠点が見えてきた、の感。
 それでスポーツ報道を見ていると、感じることが多いものだが、ヤクルトの村上選手を見て、そのランニングに驚愕した次第。ランニングを勉強したわけではないのだろうが、さすがプロである。見事である。
 私は路上ランをしながら、美しく走ろうと思っている。道ゆく人が綺麗だな、と思ってくれるような動きをしたい。速さや強さではない。スポーツは健康だけでなく、美でもあるのだ。【彬】
 

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