はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

園児、バス置き去り事故に思う

2022年09月15日 | 雑感
2022/09/15


静岡県牧之原市の認定こども園で
通園バスの車内に取り残された
3歳の園児が死亡した事件。

痛ましいことです。
もし自分の子どもだったらと思うと
胸が痛くなります。

冥福を祈らずにはいられません。


牧之原市といえば
私の父親の出身地・菊川市の隣り町です。
茶畑の多い、のんびりした田舎。

どのあたりかしらと調べてみると
こども園は静波という所でした。

静波海岸という砂浜の海水浴場があって
サーファーなどでにぎわう場所です。


こども園のずさんな管理や
理事長を非難するコメントが
たくさん見られました。

記者会見を見ていると
うまく応答できない様子から
確かに責任感や自覚は乏しかったのでしょう。

バスには70代の契約社員の女性も
乗っていたということです。

この人は保育士だったのでしょうか。
70代といえば60歳で定年退職した後の
契約社員だったのかしら。

もちろん元気な70代もたくさんいますが
70代以上の高齢者が2人で
園児の送迎をしていたとは
やはり大丈夫かしらと
ちょっと気になりますね。


実は私は保育士免許も持っていて
公立保育園の産休代替保育士として
1年だけ勤めたことがあります。

子どもは何をしでかすかわからないので
一瞬も目を離せない、気を抜けない存在。
肉体的にもかなりの労働です。

たった6人しか乗っていないのに
確認しなかったのか
といわれれば、まったくそのとおりです。
私も最初そう思いました。

肩を持つつもりも全くありませんが
園に着いて、ふっと気が抜けたり
他の5人がわぁっと走って行ったりして
そちらに気を取られていると
確認を忘れてしまうことがあるやも
しれません。


今回の事故から
通園バスの置き去り防止改善案が
いろいろ考えられているようです。


「三洋貿易が車内に取り残された乗員の
微細な動きを
天井に設置したミリ波レーダーで検知し
危険を外部に知らせるセンサーについて
来年度中の国内導入を目指している」そうです。


園児置き去り防止アプリ「QRだれドコ」
というのもあるそうです。

 「QRだれドコ」は、
園児の名札の裏などに入れたQRコードを、
保育者のスマートフォンや保育園・幼稚園に
設置されたタブレット端末で読み取ることで、
保育園・幼稚園の管理者や保護者が
園児の入園や園での活動を
共有できるようにするアプリです。

 

また、園児がバスの運転席の
クラクションを鳴らして知らせる
という試みもありました。

ニュースでやっているところを見ましたが
5歳児でもクラクションを鳴らすのは
思った以上に大変。

力が足りなかったり、躊躇する子もいて
すぐにはうまくいかなかったようです。

5歳児でさえ、こうだから
3歳児ではもっと難しいかもしれないと
園の方は言っていました。

避難訓練のように
ときどき練習しておいたら
いいのではないかと思います。


また、運転手がエンジンを止めたとき
車の最後部に設置したボタンの所まで行って
ボタンを押さないとエンジンが止まらない
という仕組みを作っている
というのもテレビで見ました。

こういうボタンがあれば
車の最後部まで行くことになるので
残っている園児を確認できますね。


また、バスの中に緊急ボタンを設置して
(路線バスの降車ボタンのような?)
それを押すと園に通報が行くような
システムもいいかもしれませんね。


ヒューマンエラーは
どんなに気をつけていても
起こるかもしれないものです。

そうならないための仕組みを
バスのほうに備えておくほうが
確実かもしれません。



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