よし坊のあっちこっち

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パクリの連鎖

2008年01月16日 | アメリカ通信
世界を偽ブランド品が跋扈する。あの中国が堂々と他国のブランド物をせっせとコピーしまくって、売りさばいているのを周囲の人々、国々は苦々しく思っているわけだが、お隣韓国でも有名なコピー品市場がある。しかし、日本でもそういうことを生業にしている人々がちゃんと居られまして警察とイタチゴッコをしておるわけです。

女性用バッグ装身具の業界に詳しい人に聞いた話ですが、日本では、ルイビトンとかシャネルとかの有名ブランドのバッグ用生地を、その筋の業者が荒稼ぎしているとのこと。警察は警察で、ちゃんとマークして、頃合のいいところで捉まえる。捕まりゃ塀の中だが、1~2年喰らうと出てこれるので、又おっぱじめる。何故リピートするのかと言うと、塀の中にいる間でも十分家族が食える以上の稼ぎが出来るから、再度のオツトメもいっこうに苦にならないらしい。

最近、ワイフがある番組を観て、頭に湯気を上らせていた。韓国で売られているお菓子類が殆ど日本品のパクリであるにもかかわらず、インタビューされた韓国の人は殆どが、韓国オリジナルと思っていたからである。日本と韓国の関係は兎に角深い。

今や先進国?となった日本の国民にとっては、捨てては置けないという感情でもっともな事である。

が、である。そんなに日本人はえらそうに言えるのかと言うと、どうもそういうことにはならない。
昔、ロスで遭遇した話。日本からのギャルが二人。ショッピングモールを歩いていると、マガジンスタンドの前で立ち止まり、「ね、ね、見て。これってセブンティーンでしょ。日本のを真似してる~」。そう、Seventeenという雑誌があり、装丁も日本のセブンティーンそっくり。残念ながら、このギャル達は本家がアメリカだとは知らない。数えだせばキリがないくらいの本家アメリカが日本にあるのだ。知らないのはイッパンピーポー(一般ピープル、即ち我々庶民)。テレビのクイズ番組の類は殆どが本家アメリカ。これを聞いてワイフ仰天するのである。

いずれにしても、流れとしては、コピー大国と言われた日本が経済力をつけて足抜けし、続いて韓国が脱皮、今中国に焦点が移るという、パクリの連鎖の様相です。

アジア人は天性のパクリ性なのか、それとも、もともと貧しいゆえのことなのか、よく分からぬが、特徴的プロファイルを言うならば、恥ずかしそうに、照れながらパクル日本人、厚かましくパクル韓国人、堂々とパクル中国人。そんな感じです。

アメリカ人はそんなアジアを見てどう思っていたのだろうか、今どう思っているのだろうか。聞いてみたいものだ。今も昔も、そしてこれからも、情報発信はやはりアメリカということなのだろう。