よし坊のあっちこっち

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すんでのところでー騙しサイト顛末記

2008年06月06日 | アメリカ通信
すんでのところで騙されるところであった。よし坊はFishingは好きだがPhishingは大嫌いだ。仕事柄、パソコンを多用するので、巷に横行するスパイウエアであったり、Phishingには特に注意はしていたのだが、気を許すと大変なことになり兼ねない。

あるお客さんの依頼で、インターネット上で、アメリカのある制度を調べていたのだが、あるサイトを開こうと思ってクリックした瞬間、真っ黒で言葉の羅列の画面が出た。瞬間的に「オカシイ」と思い、電源を直ぐ切ったのだが、後の祭りだ。再びインターネットを繋いで画面を出すと、「トラブル発生。解決にはこのサイトに行け」と出た。見ると、どうもスパイウエア除去ソフトのようである。何回画面を出してもこのウォーニングサイトが出て、これをクリアしなければ先に進まないようになってしまった。

他に手が無い、と思い込み、一か八か、ひとまずそのサイトに行ってみることにした。するとスパイウエアソフトの紹介が二つ出てきて、どちらも40ドルくらいのダウンロード商品。あまり知らないソフトだが、変なものでもなさそうだ(と思ったのが間違い)。

クリックしたら、申し込みフォームがあり、カードで買うことになっている。申し込んだら、ダウンロードサイトのアドレスを含んでいるメールが来ることになっており、そこからソフトをダウンロードするというものだ。

よし坊はアメックスでこれを購入してしまったのである。
メールを待った。これが来ないのだ。控えていたカストマーサービスに電話をしたら、女性が出てきて、再送すると言う。待った。が、来ない。

そうだ、娘だ。オハイオにいる娘はコンピューターのこういう事を今勉強してるはずだ。ってなことで、娘に電話。娘はその場で直ぐこの怪しげなソフトを調べ、「お父さん、騙されたんじゃないの?」。 ヤバイ!!

二日後、アメックスのオンラインサイトで、どうチャージされているかをチェックしたら、見知らぬショップ名で相当額が既に載っていた。しかも、国はヨーロッパはスペインのマジョルカ。えっ? なんだこりゃ?

直ぐにアメックスのトラブルサービスに電話をしたのだ。事情を説明したら、面白いことを言う。「あなたは引き続き自分で解決をしようとしますか、それともアメックスに調査解決の依頼をしますか?」

自分で解決したくない、出来ないから掛けているわけで、そう言いたかったのをグッと堪えて、「調査おねげーしますだ」。「分かった、ちょっと待ってろ」と言われ、待つこと約5分。「事態は解決したから、お前はもう、何もする必要は無い」、と事も無げに言うではないか。

どうも、このサイトというか、このショップ、よし坊だけでなく被害が出ていた札付きサイトらしい。アメックスでは既にこのリストを持っていたようである。

さて、アメックスからの請求書が来たので念のためチェックしたら、キチンとチャラになっていた。

取り合えずは解決だが、当面アフターケアウォッチをせねばなるまい。

結局変なスパイウエアに取り付かれた我がパソコン、フォーマットし直して、新たにキチンとしたスパイウエアソフトを購入、現在は すこぶる順調。

この手のトラブル解決は、全部やり直しのフォーマット化が一番という貴重なレッスンであった。クワバラ、クワバラ。