よし坊のあっちこっち

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石の鷲形墳墓塚

2008年06月02日 | アメリカ通信
歴史の浅いアメリカでも、探せばいろいろ見所があるものだ。もちろん、その多くは先住民族のものだったり、世界遺産にも登録されているマンモス・ケーブという巨大洞窟に代表されるような自然が造り出したものだったりする。

墳墓塚もそのひとつだろう。ミシシッピ川流域に様々な動物を象ったものが発見されているが、最も有名なのが、オハイオにあるグレート・サーペント(へび)・マウンドという巨大な蛇を象った墳墓塚である。5千年から1千年位前の先住民が造ったものらしい。今年こそは是非行ってみたいものだ。

ジョージアにも、その流れを汲む有名な墳墓塚がある。巨大な鷲の形をしたもので、傍の塔に登って見ないと全体が見えない。今から千年から5千年前、石を用いて造られたものだ。それが、Rock Eagle Effigy Moundである。この遺跡はなんの変哲も無い森の中にあるという感じで、およそ日本で言うような観光地の雰囲気は微塵もない。訪れた時も我々だけで、他には誰も居なかった。

割合近くに鷹を象った塚もあるらしく、鷲と鷹は全米でもここ以外に無いそうである。