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よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

日本 VS 韓国

2011年06月07日 | サッカー
このところ国際試合があっちこっちで行われているが、日本と韓国について印象を書いてみたい。

ワールドカップ以降の日本は、目出度くも14位にあり、ライバル韓国はランクを上げたものの31位である。FIFAランキングのシステムは正確に実力を反映していないと言う分析もあるが、一応良しとしよう。

良しとした上で、なお思わざるを得ないのは、やはり、日本の14位はインフレ14位と言うか、過大評価のような気がしてならない。

最近の試合である。韓国は格上のセルビア(16位)、ガーナ〔15位)にいずれも勝ち、日本は、格下のペルー(54位)、チェコ(32位)とNil/Nilのドローに終わった。負けよりはましには違いないが、点が取れない。対戦相手との戦績をベースに日本と韓国を査定すれば、韓国が上となるわけだ。
韓国と日本との直接対決では、日本がやや優勢ではあるが、韓国も日本戦ともなると、異常なくらいの敵愾心に火がつき、知らず知らずのうちに力むのかもしれない。

負けは面白くないが、ゼロゼロのドローもまた面白くない。
ランクは下だが、明らかに韓国は点を取る試合をしている。だから韓国の試合は勝っても負けても面白いから、つい見てしまう。日本と韓国。この違いは何なんだろう。

韓国の試合を観ていると、仮に相手に先行されても、どこかで同点にしよるで、と期待が膨らむから不思議だ。これが日本だと、先行されたら、もうあかんな、で期待は萎み、その状態で後半の中頃までいけば、スイッチを切ることになる。

何が違うのか。何も科学的根拠があって言うわけではないが、韓国には「もぎ取る力」が備わり、日本にはそれが欠けているように思えてならない。そして、この「もぎ取る力」と言うのは、文化的民族的な背景のもっと奥の方から来ている気がするのだ。

竹島は今や捥ぎ取られつつあり、北方領土はロシアの捥ぎ取りに乗っかって、恩恵に被ろうと動いている。こういう芸当は日本人には出来ない。この「捥ぎ取り」の精神は、実は国際標準なのだが、日本人にはなかなか理解出来ない。






リオ ミヤチって誰?

2011年03月01日 | サッカー
久しぶりにサッカーの話。

試合を観ていると、幾度となく「リオ」とか「ミヤチ」の名前をアナウンサーが連呼する。左サイドからドリブルで持ち込みクロスを上げる。スピードがあり、ドリブルテクニックもある日本の逸材だろう。あの名門アーセナルにピックされ、現在On loanでオランダのFeyenoordでフォワードを張る「宮市 亮」である。「亮」はリオと発音され、「宮市」はミヤチとなる。

ちょっと話題が逸れるが、Yの発音は英語圏ではI即ち「イ」の発音となる。例えば、京セラという会社があるが、Kyoceraはキオセラとかキヨセラとか発音し、Tokyoはトーキオとなる。従ってRyoもリオとなるわけだ。

さて、リオだが、デビュー以来全試合を観ているが、動きはいい。コーナーキックも彼の仕事になっている。オランダで力を蓄え、アーセナルでの活躍は楽しみである。メキシコからマンUに行ったチチャリートが、今は所交代要員ではあるが、後半出て、必ず得点に絡んだりゴールを決め、着実にレギュラーへの階段を上っているように、アーセナルに合流した暁には是非とも同じ道を歩んでもらいたいものだ。

この前のワールドカップ以来、確かに日本選手の海外市場への露出度が増えたのは喜ばしいことだ。シャルケの内田、インターミランの長友ともに健闘している。FWやMFだけでなく、DFが海外で注目され始めたのは、大変喜ばしいことだ。一件地味なポジションに見えるが、ディフェンスラインが一端崩れるとFWの不振より惨めである。

そういえば、フェンローでは吉田がDFで頑張っているが、一昨日、熊本から移籍したFWの、名前は横文字だがバリバリの日本人、ボビー・カレンが二試合目で初ゴールした。拍手喝采。

次は宇佐美だ。彼には出来るだけ早い機会に海外に出て武者修行を積んで欲しい選手だ。

実力があっても女神は微笑まないーAFCファイナル

2011年01月29日 | サッカー
今の世の中便利なもので、インターネットで探せば無料で世界中のスポーツがライブで観れる。てなわけで、本日のハイライトであるアジアンカップファイナルの日本対オーストラリア戦を観戦した。

試合内容は、オーストラリアのパワーが遥かに勝っていたが、女神は微笑まなかった。キーパーとの一対一も含め、多くのチャンスを作りながら、ネットを揺らすことが出来なかった。

日本は、前半と後半に一回ずつチャンスが有っただけで、内容はお粗末と言われても仕方が無い。特に中盤で本田と遠藤があまり機能せず、攻撃への形が中々作れない。やはり、中盤の組み立てが出来ないとゴール前まで進めない。パスの連携も良いようには見えなかった。

延長戦になっていなければ、李忠成の出番も無かったであろう。今回のロースターに初めて李が入ったが、ついに出番は無いかと思っていた。ザッカロニが李を呼んだ時、アナウンサーが言った。「This may be a gamble」。

しかし、これ程鮮烈なInternational debutは滅多に無い。初代表の決勝戦、そして唯一のゴール。日本の市民権を得て日本代表入りを果たした彼の長年の夢がかなった瞬間だ。それにしても、前岡田監督だったら、李を代表に入れたか、入れたとしても、この場面で投入したか。恐らくしなかったであろう。

ザッカロニはギャンブルに勝った。今日の立役者は、キーパー川島と走りまくってクロスを上げた長友、そして李、この3人だ。

アナウンサーの言葉を借りれば、ビューティフルセーブ、ビューティフルクロス、ビューティフルボレー、と言うことになる。

2022ワールドカップ

2010年12月02日 | サッカー
今、アメリカ時間の朝9時半。10時から、2022ワールドカップ開催国の発表だ。

昨日の候補国のプレゼンを観て、よし坊の予想は本命アメリカ、大穴カタールで、日本も韓国も無理だろうと思う。順列をつけるとすると、アメリカ、オーストラリア、韓国、日本、カタール。

残念ながら、プレゼンそのものの印象では、日本は最下位と言わざるを得ない。ワールドカップ開催に賭ける各国の気迫は、まず、プレゼンターの顔ぶれに表れるが、一目瞭然の感あり。アメリカはクリントン元大統領を筆頭にオバマのビデオメッセージを入れ、USサッカーの花形プレーヤー、キューピー・ドノバンを投入。オーストラリアもブライス女王陛下代理を筆頭に力を入れている。韓国も首相を立て、マンUの韓国スタープレーヤーである、パク・チ・スンを投入。

日本は、こういうプレゼンは、全く下手だ。ソニーの社長では日本の顔にはならない。アピール力は、5カ国中最下位も頷ける。今や、スポーツと言えども、世界政治そのものであり、W杯誘致は経済効果も抜群なのであるが、日本の政治はそういう事に限りなく疎い。ま、今のような政治のドタバタでは、到底頭が回らないだろうが、世界の政治とはそういうことだとの認識が無い。

日の出の勢いの、かつての経済大国ならいざ知らず、どちらかというと、落ち目の日本がジリ貧のプレゼンでは情けない。やる気と覚悟が見えないのだ。自信喪失している今の日本を象徴するような出来事である。

そろそろ、発表だ。

今発表だ、大穴カタール。初めてのアラブ諸国か、止むを得まい。 ジ・エンド。

Colorado Rapidsの「奇妙な二人」

2010年11月14日 | サッカー
アメリカサッカー、東部地区の決勝コロラド・ラピッツとサンノゼ・アースクウェイクは1-0でラピッツに軍配が上がった。この1点は、右サイドから、木村光佑が切り替えしてゴール前のオマー・カミングスに絶妙なクロスを上げ、オマー・カミングスが放り込んだかに見えたボールは直接ネットを揺らした(写真は、27番の光佑とカミングス)。DF木村の予期せぬゴールだった。

以前木村光佑の事を紹介したが、今年は髭を蓄え、顔も精悍になり、一段とパワーが出てきている。この木村とカミングスはコロラド・ラピッツでは「奇妙な二人」と言われているらしい。「The Odd Couple」。昔の、ジャック・レモンとウォルター・マッソー主演の同名映画を思い出す。

二人とも所謂アメリカ人ではない。木村は英語が全く喋れないレベルでアメリカに来て苦労している。カミングスも貧困のジャマイカからアメリカを目指した。ラピッツで、日の目を見るために、Room Sharingしてお互い助け合い、親友となったとある。

MLSカップの挑戦権も掛かった東部地区優勝で、再三の好守とゴールでMan of The Matchに木村が選ばれ、皆から祝福を受けていたが、多くの日本人サッカープレーヤーがヨーロッパに目を向ける中、貴重な存在である。日本の国際試合やワールドカップがらみでは、ヨーロッパで活躍する選手のコールアップが話題になるが、木村はコールアップされてもおかしくない選手だと思う。公平に見て、アメリカのサッカーの方が日本のJリーグよりレベルは高い。


逸材、岩淵真奈

2010年07月16日 | サッカー
U-20女子W杯がドイツで開かれている。昨日、日本対メキシコを観たが、言われているだけあって、確かに岩淵真奈は十年に一人の逸材だと思う。

試合は前半3-1でリードされたが、後半終了間際に、岩淵が、スペースをこじ開け、ミドルシュートで同点に持ち込んだ。

俊敏にして、ドリブル力あり、相手をかわすテクニックは抜群だし、兎に角ゴール前に持ち込む技量は相当高いものがある。U-17W杯でベストプレーヤーに選ばれただけのことはある。どこか、メッシを彷彿とさせる。そう、女メッシと言ってもよさそうだ。

今17歳。16歳で全日本(なでしこジャパン)入りしたのも頷ける大器だ。

Forlan の Golden Ball Award

2010年07月13日 | サッカー
てっきり、ワールドカップのMVPとも言うべきGolden Ball Awardは、決勝戦のオランドのスナイダーか、スペインのビジャに決まるのかと思ったら、4位ウルグアイのフォーランが獲得したので、いささか驚いたが、大いに納得の受賞だと思う。

優勝チームからの受賞を覆して小気味が良い。それにしても、今年のウルグアイは良く頑張った。準決勝進出をかけての試合で、見事(?)スアレスのゴッド・ハンドで進出したのも含め、南米が総崩れになったところで孤軍奮闘してくれた。

フォーランの受賞に納得する理由がある。今回の様々なシュートを見ていると、皆ボールが浮き上がり、まともなシュートは数えるばかりである。その中で、フォーランのシュートは最初からボールの弾道が押さえられており、これは、彼が意識してテクニックでコントロールしているのではないかと思わせてしまうくらいだ。ホントのところはわからないが、それ程安定していたと思う。そして、3位決定戦で、負けはしたが、ゴール前でクロスされたボールを直接地面に叩きつけたゴール。あのまま定石どおりに打てば、間違いなく場外ホームランシュートだったはずだ。

アトレティコ・マドリッドのストライカーは、30歳を過ぎてなお意気盛んである。

何故 勝てないのか

2010年06月30日 | サッカー
日本・パラグアイ戦。惜しくもPKで負けた、と言いたい所だが、実はそうではない。完全に負けているのである。これは、試合を見ていればよく分かる。

まず、ボールが中盤から前線へ行き着かない。カウンターを恐れて中盤からの押上げが出来ないと言うことだろう。パラグアイはパスとドリブルで中盤から両サイドのウィングにボールを出し、攻め上げるが、日本にはそれが無い。だから、やたらと縦のロングパスを連発する。ドリブルとパスで押し上げる方が確実性が高いのは明らかだが、このレベルを上げない限り、いつまで経ってもアジアの上位チームでしかないだろう。この前のデンマーク戦の3点目が唯一日本が見せたいい例だが、この形が普通に出来ないと、ランクアップは難しい。

スペイン・ポルトガル戦でも似たようなことが言えそうだ。スペインのパスとドリブルでの押し上げに比べ、ポルトガルは形が作れず(とは言っても日本より数段上だが)、ロナルドにボールが渡るチャンスは極めて少なかった。

基本は正確なパスとドリブル力の強化のような気がする。

ともかく、日本の夏が終わった感じである。

祝!祝!!日本 そして予選リーグ

2010年06月26日 | サッカー
祝!韓国 を書いたからには、祝!祝!!日本を書かねばならない。

本田という人間は強運の男だ。その強運は今までの努力の賜物だろう。オランダ・フェンローへ移籍した途端、チームは二部リーグ落ち。こんなはずじゃなかっただろうが、そこを頑張った。結果を出し、チームのキャプテンとして二部リーグ優勝で一部リーグ復帰の立役者になったのだから、並のプレーヤーではない。決して上手な英語ではないが、キャプテンとして英語でインタビューにも答えているから、度胸は相当ついている。モスクワに移っても結果を残している。

第三戦のFK。Swerving shot、俗に言う無回転シュートってやつだ。見事に決まったが、ヨーロッパリーグでモスクワを8強に押し上げたセビリアとの試合のFKを思い出させる。サッカーというやつは、たまに予想外の選手が点を入れるが、基本は、入れるべき奴が入れないと面白さが半減するのだ。だから、ポルトガルではロナルドは入れないと面白くない。アルゼンチンではメッシが入れないとファンとしては、不完全燃焼となる。

本田は日本の3点目を岡崎に入れさせた。アナウンサー曰く「Unselfich play」。そう、キチンと他のことも考えているように見受けられる。伊達にフェンローでキャプテンを張ってたわけではないことが分かる。そこが大久保との差だろうか。大久保もよく動き回ったが、何本かのシュート(いずれも大外れ)の一つ二つを見方にパスしていれば、もっと楽に点が取れたかも知れぬ。

さて、今年の特徴は、南米ワールドカップと言ってもよい。これにアメリカ、メキシコが続く。ヨーロッパは、イングランド、スペイン、ポルトガルが漸く決めたが、楽勝はオランダとドイツのみとは。何か新しいうねりのようなものを感じる。

日本も韓国もここまで来た。決勝ラウンドでは是非とも、サプライズを起こしてもらいたいものだ。

祝!!韓国

2010年06月23日 | サッカー
まずは、韓国が決勝ラウンドに進出決定し、目出度い。先行されて厳しい試合だったが、2-2のドローで進出を決めた。ハラハラ観ながら、これが日本だったら、先行されて挽回するだけのパワーが有るのだろうか、と どうしても我が日本と比較してしまう。そして、結論は、「パワーは無い」に落ち着くのだ。そこのところが残念だ。
韓国は、2002年の、謂わばホームでのワールドカップ4位では世間に認められないとして、海外での決勝ラウンド進出を目標にしてきたので、まずは目標達成である。日本の某監督の暴言”4強目標”とはえらい違いである。

北朝鮮は、ポルトガルに完膚なきまでに叩きのめされた。ワイフが横で、こんなに点を入れられたら可哀相と同情の声。しかし、よし坊には、そんな同情は無い。スポーツマンシップだって?冗談じゃない。電波ジャックでもしたのか、タダで実況中継を見ているらしい、領主様も、タダあ然としたのではなかろうか。誘拐犯の国に同情は禁物だ。国を憎んで人を憎まず?よし坊は、そこまで人間が出来ていない。

強豪パワーと言われたアフリカ勢が、今回は振るわない。しかし、これで懸念されていた出場枠のアフリカ増、アジア減が、恐らく無くなったのではないか。アジア枠が減らされると困るのは日本だ。アジア諸国の台頭で、地盤低下を起こしているからだ。

同じく振るわないヨーロッパ勢は、何をやっているのか。イングランドの監督、カペロが豪語していた。ワールドカップは、ヨーロッパと南米のブラジル、アルゼンチンの為にあるようなもの、と。フランスがコケ、明日のイングランドもどうなることやら、である。

兎に角、今日は「祝、韓国」である。