2018年夏のプサン訪問でも、中華街のロシア料理店で、ボルシチと
サムサ(肉を包んだパン)を食べた。
店名は「アバチャ」。やはり、高麗人風の主人が経営していた。
夜の酒場の方に力を入れている店のようで、店内には料理の
メニューが一切なかった。
胸元の谷間を強調する上着を着ていた女性の店員が、スマホの画像を
見せながら、注文を取ってくれた。
店名の「アバチャ」とは、カムチャッカ半島南東部に位置する
地名(湾や山の名)。
アバチャ湾内は不凍港で、ロシア太平洋艦隊の軍港やカムチャッカ
最大の都市を抱えている。
店の主人が、アバチャと何らかの縁のある人なのかもしれない。
なお、食事の代金は「ジェーシチ(10)」、つまり1万ウォンだった。
(終わり)
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