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福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

ネンビじゃなくてニンビー!!

2005年11月27日 |  〇語彙と表現

남해군민들은 강당건립을 반대하는 D연립주택 주민들에 대해
'교육을 도외시한 님비현상이 아니냐'는 압박성 여론과 '교육도
중요하지만 개인 재산이 침해 받을 상황에서 누가 가만히
있겠느냐'는 엇갈린 반응을 보이고 있다.
ナムヘ郡の住民たちの反応は、講堂建設に反対するDマンションの
住人たちの動きを「教育を無視した地域エゴ」と見る批判的な
意見と「教育も重要だが、個人の財産が侵害される状況で黙って
いる人はいない」などの同情的な意見に分かれている。

・・・・・・・・・・・・・・・・

この記事の中で出てくる「님비현상」という表現につまづいてしまった。
さっぱり見当がつかなかった。

それもそのはず、一見(?)「냄비(なべ)」に似ているこの「님비」、
ネイバーで検索して調べて見ると、何と外来語だった。

(ハングルは表音文字なので、言葉を知らなければ、それが
漢字語なのか固有語なのか、はたまた外来語なのか、見分けが
つかないのだ・・・。)

この「님비」。

語源は、英語の「nimby syndrome」だ。
「nimby(ニンビー)」とは「Not In My Back Yard」の略語。
つまり、いわゆる迷惑施設を忌避する「住民エゴ、地域エゴ」を表す
アメリカ生まれの表現で、一応、日本でも紹介されている用語だ。

しかし、日本ではそれほど定着している用語ではないので、
少なくとも僕は知らなかった。

空前の健康ブームの中で多用されている「웰빙(well-being)」なる
流行語(?)に見られるように、日本では一般的に広く使われて
いない英語系の外来語が韓国語で使われることも多い。


それにしても、この「님비」。

インターネットがなければ、「なべ」に似た正体不明の言葉として、
僕の中でお蔵入りしていたに違いない。

まあ、そもそもインターネットがなければ、こんな言葉に出会うことも
なかったろうが・・・




インターネットは使っても使われるな。

ふと、こんな言葉が脳裏に浮かんだ「オタク」であった。


(終わり)



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